2021年の受験(区域経済学)_①中国政府奨学金について
どうも!
セイタです!!
この記事では、中国政府奨学金って何なんだということについてお話していきます!!!
中国政府奨学金はただお金を出すだけでなく、候補者の中国留学を全面的にサポートしてくれます。なので、あくまで奨学金なのですが、大学に候補者を推薦してくれたりもします。
上記の特殊な事情を鑑みて、受験記事の1発目が奨学金の内容についてというかなり変わった構成となっております。
この一連のマガジンの概略は下記記事をご参照ください。
自分が受験しようと思った理由については下記記事をご参照ください
2021年の受験概略については下記記事をご参照ください。
そもそも中国政府奨学金とは?
中国政府奨学金は以下のようなポリシーで運営されています。
その名の通り、中国政府が実施している奨学金で「知中」人材を増やし、中国のソフトパワーの増大が目的といったところでしょうか?
また、中国政府奨学金はJASSO経由と日中友好協会経由の2パターンあります。募集人数は、JASSO経由が110人、日中友好協会経由が20人です。自分は学生時代からJASSOにお世話になっていたので、JASSO経由にしました。
この章では、詳細に中国政府奨学金の特徴について述べさせていただきます。
応募資格
まず、応募資格なのですが、ざっくり以下の通りです。
JASSOのページから引用しています。
※かなり省略
年齢要件も学歴要件も修士ならばかなり緩いです!また、求められる中国語力も修士でHSK4級とかなり低いです。(自分は0からでも半年くらいで取れました)
健康状態も基本的に引っかかることはあまりありません。
ですので、大多数の方にとって応募資格はハードルにはなりません。
選考フロー
次に選考フローについて簡単にお話しさせていただきます。
フローはざっくりいって
・書類選考
↓
・面接選考
↓
各大学院への推薦
となっております。後述しますが、書類選考は結構いろいろな書類が要求されるので、意外と大変です。早めの準備が必要です。
一方、面接選考はやや圧迫感のある面接ですが、そこまで難易度が高いわけではありません。
書類と面接試験を突破すると、中国政府奨学金が候補者を各大学に推薦してくれます。候補者は出願時に第一希望から第三希望までの大学を選んでいます。希望度が高い大学から順に推薦してくれます。また、3校すべてに落ち場合は別途中国政府奨学金が大学を見繕って推薦もしてくれます。
※2022年の募集からはこの制度がなくなり、志望校に落ちたらそれっきりとなりました。
中国政府奨学金に出した書類を見て、大学が先にジャッジをしてくれるので、候補者からするとかなり楽だと思います。その分、大学からは「この大学に入学して勉強したいという意思が弱い!!」とみなされると思いますが、、
大学から興味を持ってもらえれば、個別に連絡が来ます。
興味のある方は以下の記事をご覧ください。
倍率
倍率に関して、JASSO経由の倍率は出ていませんが、日中友好協会の倍率はでています。
ざっくりですが、二人に一人は受かる計算です。
奨学金の内容
肝心の奨学金の内容は、以下の通りです。なかなかに手厚い内容です笑
※かなり省略
生活費以外は金額が大学ごとによって違うので、自分なりに調べました。
※すべて1年計算です。
・北京大学修士の学費:29,000元
・大学の寮(中関新園):30,000元
・総合医療保険:800元
・生活費:36,000元
となっております。足し合わせるとなんと103,000元です!!
2022年7月現在は異例の円安です。なので、1元20円で計算してみると2,060,000円となります。
200万円という金額は個人的にはかなり手厚いと思います。中国は食事代が安い国なので、1食200円あればそこそこのものが食べれます。特に北京大学の食堂は政府からの補助があるらしく、安くておいしいです。
余談ですが、自分は学生の時に中国のいろいろな大学の食堂でご飯を食べたのですが、圧倒的に北京大学がおいしくて安かったです笑
なので、よっぽど贅沢しない限り生活はなんとかなります。
今回の記事はここまでとさせていただきます。
次回以降の記事で書類選考に必要な書類をどのように準備したかについて書いていきたいと思います。
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