2021年の受験(区域経済学)_②中国政府奨学金の書類選考概略
どうも!
セイタです!!
この記事では、中国政府奨学金(JASSO経由)に必要な書類選考の概略について説明していきたいと思います。
書類選考は大きく分けて、二点実施しないといけないことがあります。
一つ目がCSC電子申請です。これは、中国政府奨学金への直接の申請となります。ネット上でのアップロードで済みます。
二つ目がJASSOへの書類提出です。JASSOがまずは一次審査を行うため、書類を郵送する必要があります。
上記二つのタスクですが、申請内容はほとんど同じです。言語が中国語か日本語かだけの違いなので、日本語で完了するJASSO用の書類から作ったほうが良いかと思います。また、ともに納期が2021年2月15日です。郵送の必要があるJASSOの書類のほうがネットでアップロードできるCSC電子申請より実質納期が短いです。
この一連のマガジンの概略は下記記事をご参照ください。
自分が受験しようと思った理由については下記記事をご参照ください
2021年の受験概略については下記記事をご参照ください。
JASSOへの書類提出に関して
JASSOへの書類提出に関しては、下記の書類が必要になってきます。
以下の節では、一つ一つ説明していきます。
和文出願書
和文出願書はいわば、履歴書のようなものです。氏名年齢や今までの経歴を記入していきます。
ただ、気を付けないことが1点だけあります。和文出願書内で出願する大学を3校選ぶ必要があるということです。また、ここで選んだ大学はCSC電子申請とも一致している必要があります。なので、慎重に選びましょう。
2021年の受験の時には、選んだ3校に落ちた場合は中国政府奨学金側で大学を見繕ってくれる制度があったのですが、2022年の受験の時にはなくなってました。
下記和文出願書のサンプルになります。
学習計画書
ここが一番重要かつ一番時間がかかるのではないでしょうか?
規定として、
・志望理由
・留学中の学習・研究計画
・帰国後の計画
の3点が必須となってきます。
また、修士の学生は800文字以上の記載が必要です。
ちなみに、自分は2021年の受験の時は4,000字、2022年の時でさえ2,400字の学習計画書を提出しました。ともに書類選考は受かっているので、多い分には問題ないかと思います。
自分の場合は
・経歴
・志望理由
・研究テーマと選定理由
・卒業後の進路
という小項目で書いていきました。
ここは非常に重要なところなので、別途記事を作成しようと思います。
ただ、最低限中国政府奨学金の下記募集要項に準ずる学生であることは示す必要があります。
卒業証明書と成績証明書
学生ならば、学生センターに行けばすぐに発行できるのですが、自分のような社会人から学生になる人間にはこれも一つのハードルとなり得ます。
大学のHPから調べてみると、自分の大学の場合は7日から10日くらいで卒業証書も成績証明書も発行できました。大学によってはもっと時間がかかる場合も十分あり得ますので、しっかりと前もって準備しましょう。
ちなみに自分はそこそこ単位取得が厳しい大学だったのですが、GPAが3強あります。ですので、ここで落とされることはないのかなと思ってました。
語学能力証明書
これはHSKのことですね~~
自分が受験した北京大学の修士はHSK6級210以上が受験資格でした。あくまで受験資格にすぎないので、点数は高いほどいいかと思います。
ちなみに、自分は社会人になってからも2年に1回はHSKを受けていたので、HSKの受験であわてるということはありませんでした。
語学能力の証明になるのが直近2年以内に受けたHSKだけなのでご注意ください。
ちなみに、
2021年度の受験の時に出したHSKは6級228でした。(2020年8月受験)
2022年度の受験の時に出したHSKは6級240でした。(2021年8月受験)
あくまで主観ですが、8割はとっていた方がいいと思ってました。
ですので、2022年度の受験にも2020年8月に受けたHSK6級228を使えたのですが、再度受験しておきました。なんどちょうど8割でした笑
※余談ですが、留学から帰ってきて1年後に受けたHSKは258でした。
やはり、言語は使わないと落ちますね
推薦状
大学の教授および准教授2名の推薦状が必須となります。
これも社会人から大学院を目指す人にとっては少し高いハードルになりますね。
卒業後は先生と連絡を取ることなんてあまりないはずなので、、
なので、しっかりとご無沙汰のお詫びや大学院進学を志望する経緯をお話ししましょう
自分は以下のようなメールを送りました。
ご参考までに~
推薦状の規定として以下の内容が必要です。こちらもしっかりと先生にお願いしましょう。
また、上記以外にも推薦状に書いてもらいたい自身のセールスポイントもメールで送っておきましょう。先生方も何を書いていいのかわからないので、、
推薦状を依頼した先生についてなのですが、自分は卒論を担当してくれた先生と学生の時に一緒にフィールドワークをした先生に1通ずつ依頼しました。それぞれ専門が「経済地理学」と「開発経済学」だったので、区域経済学を受験予定の自分にはちょうどよかったです。
以上の書類をすべて揃えたら後はJASSOに送付するだけです。最後まで気を抜かないようにしましょう。
CSC電子申請
JASSOに書類を送った後にはCSC電子申請があります。(もちろん同時進行でも構いません)
下記の画面からログインして、JASSOの申請書類と同内容をどんどん記入していけばいいだけです。
JASSOからかなり丁寧な説明書もでているので、参考にしつつ進めていけば事故もないかと思います。
ただ、「来华学习计划 Study Plan」だけはかなり厄介だと思います。これは学習計画書を中国語で書くだけなのですが、分量が多く、結構時間がかかります。自分は知り合いの中国人にお願いして翻訳してもらったので、かなり工数削減できました。
書類選考に関しては以上となります。
次の記事では、学習計画書の書き方について詳細に述べていきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします!!
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