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まるでホークスの工藤監督。スーパーボウルを2チームで制覇。ブレイディに「優勝請負人」の称号を!アメフトの話

ソフトバンクの工藤公康監督は、現役時代、西武ライオンズ、福岡ダイエーホークス、読売ジャイアンツの3球団に所属した際に、それぞれで日本一を経験。その数は計11度に及んだ。

そんな工藤さんは「優勝請負人」と呼ばれたが、海の向こう、アメリカのアメフト界でも、その称号にふさわしい選手が偉業を成し遂げた。プロリーグNFLの最高峰「スーパーボウル」で、移籍1年目にして優勝を成し遂げた。

その名は、トム・ブレイディ。司令塔のクォーターバック(QB)だ。タンパニア・バッカニアーズを18年ぶりに頂点に立たせた。

彼はかつてニューイングランド・ペイトリオッツで6度頂点に立った。これで2チーム目での優勝。まさに「優勝請負人」だ。

スーパーボウルの舞台に立つこと、今回で10回目。そして前人未到の7度目の優勝を達成した。

ブレイディ個人で7回。一方、NFLのチーム別優勝回数のトップは、ピッツバーグ・スティーラーズとペイトリオッツの6度。個人の方がチームを上回るユニークな記録となってしまった。

そして、今回、ブレイディは5回目のスーパーボウルMVPに輝いた。この記録も史上最多。まさに「ブレイディ劇場」だ。

43歳のブレイディは、これまでペイトリオッツで栄光を築き上げてきた。そう、先ほど書いたペイトリオッツの6回優勝は、すべてブレイディと共に成し遂げられたのです。

でも高齢ということもあり、高給を払うのは見合わないと、ペイトリオッツは、この英雄と再契約しなかった。

それで、ブレイディはバッカニアーズと契約したのだが、移籍1年目で、スーパーボウル制覇。彼はそれだけすごいんだ。まだまだプレーできそうだ。

ブレイディは、この日、満面の笑みを浮かべて、優勝トロフィーを高々と掲げた。

そして、ペイトリオッツの首脳陣は、ブレイディと再契約しなかったことを心の底から悔やんでいることだろう。

43歳は、まだまだ老け込む歳じゃない。多くの人たちが勇気づけられたはずだ。

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