演説原稿⑥<最後のスピーチ 「この夏、私は変えたい」>―2019年7月20日@元町駅東口

7月20日、兵庫で行われた、立憲民主党 FINAL街宣0720「この夏わたしは変えたい」
<映像は、以下より>
https://www.youtube.com/watch?v=sgMMc2ECbs4
※私の演説は19:30頃からです。
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みなさん、比例で立候補している、今泉真緒です。
私は、2年前の立憲民主党が出来た時、東京の街頭演説に参加しました。
枝野代表に、「あなたです」「あなたです」と言われた、群衆の一人でした。
そして、今年の3月、公募に手をあげて、いま、ここにたっています。

この夏、私が変えたいこと。
私は、みんなの好奇心を開放したい。
もっと自由に、一人ひとりが好奇心を開放して、人々が自然な繋がりを持てる、それを支える社会にしたい、そう思っています。

私の子どもは4歳ですが、これなに? どうして? と、世界の全て、問いかけます。
私は、ミュージアムで、科学や文化の分野で、展覧会を作る仕事をしてきました。

私は、科学が大好きです。
どうやってこの世に生命が生まれたのか。宇宙は何でできているのか。人間は、どこからきて、いったいどこまで行けるのか。

あなたは、何に関心がありますか?
アニメが好きな人、美術が好きな人、映画が、ゲームが、音楽が、ダンスが好きな人。

好奇心は、私の毎日を豊かにします。
救ってくれます。
異なる意見でも、他の人と、つないでくれます。
それはやがて、文化を生み、私たちの未来を豊かにする原動力になる。
これからの日本にとっては、この好奇心を原動力として、一人ひとりが生きやすい、のびのびとできる環境をつくることが、経済や暮らしを充実していくためにも、本当に重要なことです。

でも、私たちの好奇心、大人になるまでの間につぶされていませんか?
日本には、貧困や格差が進み、今日を生き延びられるか、苦しんでいる方々がいます。
皆さんも感じているかもしれません。
社会が段々と委縮して、みんなが同じ意見や生活をすることを気にするあまり、心が、生活が縮んではいませんか。生きづらさが、私たちの可能性を閉じ込めていると思いませんか。
私の周囲でも、研究者は、来年の雇用契約が不安定。
学芸員や図書館司書さんは、賃金が低い。
学生は、借金の重みを抱えながら、学ばなくてはいけない。
こんな不安定な環境では、自由な研究や教育は縮んでいきます。
おかしいです。

一人ひとりが、好奇心を発揮して、知的な活動が存分にできる環境をつくりたい。
そのためにも、政治を、嘘やごまかしをなくし、きちんと未来を議論できる場所にしたい。
この社会に生きる様々な代表が選ばれて、一人ひとりの声が届き、異なる意見がぶつかりあい、社会の現実に向き合って、私たちの未来がどこへ向かうのか、ともに考える場にしたい。
そのことが、文化をつくるうえでも、大事なことだと気が付きました。

好奇心を開放しましょう。
それが、あなたが考えていることが、役に立つとか、役に立たないとかはいいんですよ。
誰もがただ、自然に生きられて、自分の知りたいことを問いかける。
その心の余裕をもつ。
それは、人間として生きるのなら、当たり前のことなんです。
その環境をつくるのが、政治なんです。
みなさん、どうでしょうか?

2年前、私は、なぜ、こんなことが起きているのか、この国はおかしいじゃないか?
そういう疑問をもって、枝野代表の演説を聞きにいきました。

あなたが気になっていること、ありますか? 知りたいこと、ありませんか?
そのことを少しでも解決するためには、一歩前に進むことです。この夏、私たちが変えたいと思っている、一つひとつを大事にして、変えるための選択をしましょう。そのための一歩は、政治を変える一票を使うことだと思います。
投票しましょう。変えましょう。

兵庫選挙区では、安田真理さんに、全国比例区では今泉真緒に、そして立憲民主党に力を貸してください。有難うございました。