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発達と言葉の工夫

 3歳に近づく息子は自我の発達も目覚ましく、イヤイヤ期を経ながら興味の向き不向きが強まり、危険を伴う行動も増えてきました。2歳児に事故が多いのも頷けます。なぜ危険に突撃していくのか。
 基本的に怒らない・叱らないを徹底し、対話を試みる育児を行う渡邊家ですが、自傷他害の恐れの高い行動は叱ります。

 注意の仕方について、我が家の軍曹には秘策があります。

禁止系の助言は「禁止する内容」に意識が向く。
それに「しちゃいけない」はしたくなるだろう。
指示は肯定的内容を、簡潔に。
いいな?

妻語録『わたしの育児論』より引用
この「指示」自体も簡潔な肯定文です。

 例えば、
「車の方にいかないよ」
→「ママと手をつないで塀の近くを歩こうね」

「こぼさないようにね」
→「コップを両手に持って座って飲もうね」

 このように具体的内容で、かつ否定文を用いない言葉が有効です。そうして危険回避の行動が実行できたら褒めます。褒めちぎります。すると行動が強化されて、自然と危険行動が減ってくるという戦略です。これは成人教育にも有効かもしれない、と密かに思います。

 たかが言葉掛け、されど言葉掛け。

 遠い幼少期に想いを馳せて…、
 うわ…と思いながら忘却の彼方に追いやります。

 子育ては自分育て。
 私の過去を解毒する道でもあります。


 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方の言葉から否定が減って、肯定的な気持ちに包まれますように。



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