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傷つくから幸せになれる

今回は、Ted Talksからブレネー・ブラウンさんの「The Power of Vulnerability (傷つく心の力)」の内容をシェアしていきます。

日本語字幕もあるので興味のある方はぜひ見てみてください。

(動画は役20分です)

では始めていきましょう。


「関係性」と「恥」

スピーカーのブレネー・ブラウンさんは、「関係性」についての研究を行なってきました。


「関係性」とはつまり「繋がっていると感じる能力」です。


ソーシャルワーカーや、メンタルヘルス、虐待や育児怠慢に関わる人なら誰でも知っている事実だけど、多くの人にはまだ理解されていないこと。


それは「繋がっていると感じることは人間の生きる理由」であるということです。


これは神経生理学的にも証明されているそうです。


あなたはもし、愛や仕事などにおける関係性や所属感について質問をされたらどう答えるでしょうか?


多くの人は、愛についての関係を聞かれると失恋話、所属感に関して聞かれるとうまくいかなかった時の話しばかりをします。


理由は簡単です。


自分をさらけ出して「恥」をかくことで、関係性を喪失することに怯えているからです。


「関係性」と「恥」は切っても切れない関係にあります。


恥というのは誰でも持っている普遍的なもので、誰でも持っているものなんです。


「完璧じゃない」
「スリムじゃない」
「金持ちじゃない」
「美しくない」
「偉くない」


など「自分は十分じゃない...」という感情。


恥について話したい人なんていません。


でも関係性を持ちたいと思うのなら、僕たちは自分自身をさらけ出す必要があります。


恥を経験しない人は繋がりや共感(生きる理由)を得ることは一生できないんです。


愛・所属感を持つ人とそうでない人の違い

愛情や所属感(関係性)を持つ人がいる一方で、それに苦しんだり悩んだりする人もいます。


何がこの違いをつくっているのでしょうか。


それは「自分は愛されるに値する」と信じているかどうかです。


また、愛や所属感を持っている人たちは「不完全でもいいんだ」ということを受け入れる勇気を持っています。


そして、自分自身に対して思いやりの気持ちがあるので、他者への思いやりの気持ちも持っている。


当たり前のことですが、自分のことを思いやれないのなら、他者に思いやりを持つこともできません。


そしてさらに重要(であり少し複雑)なのが、彼らは関係性を得るために自分のあるべき姿(理想の姿)を手放しているということです。


これは関係性を得るために絶対に必要なことです。


あまりにも多くの人が完璧を求めています。


そして危険なほど、子供たちにも完璧を求めます。


「見て、この子は完璧よ。私はこの子を完璧に育てて、一流のクラブチームへ所属させて、一流の大学へ入れるの」


こんなことを言うべきではありません。


親が子に伝えるべきことは「あなたは完璧じゃない。苦しみも背負っている。でもあなたは愛情や帰属に値する人間なんだよ」ということなんです。


それが子供の本当の幸せに繋がるんです。


心を脆くするものこそ、人生を美しくする

他にも愛や関係性を持つ人に共通していることがあります。


彼らはみな、自身の心の脆さを受け入れているということです。


彼らは「自分たちの心を脆くするものこそ、自分たちを美しくする」と信じています。


彼らは「心の脆さ(悲しみ、恥、恐れ、失望など)があるからこそ、喜びや感謝、幸福な気持ちを得ることができる」と信じているんです。


僕たち人間は、選択的に感情を麻痺させたり、避けたりすることはできません。


辛い気持ちなどを麻痺させようとするとき、同時に喜びや幸せを麻痺させているんです。


苦しい感情から遠ざかろうとすればするほど、喜びや感謝といった感情からも遠ざかっていく。


自分自身の心の脆さと真摯に向き合い会話をして、それを受け入れる勇気を持った人だけが愛や関係性を実現させているのだということを覚えておいてください。


勇気を持って、自分自信を心の底からさらけだす。


心の脆さをさらけだす。


たとえ成功への保証がなくても、それが辛いものだとしても、あるがままを愛する。


もちろんこれは難しいことです。


でも「心の脆さを感じることが生きることだ」「この自分でいいんだ」と受け入れることができたその時、あなたは恥や悲しみ、恐れを避けるのではなく受け入れる勇気を手に入れ、自分自身の「愛されるに値する価値」に気づき、そして関係性を得ることができるようになるんです。


思い出してください。


「繋がっていると感じることは人間の生きる理由」


です。


今これにまったく同意できない人もいると思います。


でも人生を生きていく中でいつかは気づくことになります。


ぜひ参考にしてくださいね。


今日はここまで。


英語学習者のみなさんへ

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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