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本の制作に携わりながら救われた そんな本が本日発売されたというお話

突然ですが、昨日、10月10日は何の日だったかご存知でしょうか?

私は中学生のとき、10月10日は、「目の日」と教わりました。「10」を時計回りに90度回転させると、目の形になるからだそうです。たしか隣の席に座っていた女の子が教えてくれたと記憶しています。そしてあれから30年以上の時が経ち、先ほどある慈善団体のFacebookの投稿で、10月10日は 「世界メンタルヘルスデー 」だということを知りました。 

偶然にも、その翌日である本日、10月11日は、K-1やPRIDEなどのメジャー団体で活躍した元総合格闘家・大山峻護さんの著書「ビジネスエリートがやっているファイトネス ~体と心を一気に整える方法」の発売日!



そして明日、10月12日には、noteさんのオンラインイベント「心と体を整える方法」に大山峻護さんがご出演されます。共演はスポーツメンタルコーチの山家正尚さん。

※実はわたしもちょこっとだけ末席で出演させていただくことになっております。大変光栄です。


なんだか、いまの不安定で不確かな時代が、大山さんのスキルを求めているかのような流れができていて、これも何かの力なのかなぁと感じています。

コロナ禍で会社を立ち上げ、落ち込みかけたメンタル

さて、ここから少し本題に入りたいのですが、皆さんは、メンタルを整えるために何か行っていることはありますか?

私は少し前まで、メンタルをきちんと整えるのは、一部のトップアスリートだけに必要なことだと思っていたフシがありました。そのせいか、色々なアスリートの取材で話は聞くものの、自分が何かを積極的に行うことはしていませんでした。しかし、今年の春にコロナで世界が一変。しかもそんなタイミングで起業して一端の経営者となったことで、メンタルヘルスの必要性をヒシヒシと感じるようになりました。(もっと早く気づけよって話なのですが……。)


コロナの影響で、予定していた仕事が思うように進まなくなり「この先本当に家族を養っていけるのだろうか…」と不安になったこともありました。ちょうど3月の中頃から下旬にかけてのことだったと思います。

しかし、わたしにとって、運が良かったのは、大山峻護さんの著書を制作するという仕事がちょうど3月から始まったことでした。

実は、この仕事のお話を正式にいただいたのは、今年の1月ごろでした。その頃はまさかコロナで世の中が一変するなんて思ってもいません。起業への準備も着々と進み、仕事もある程度見通しが立っていたため、本当に責任を持って大山さんの大切な本の制作を全うできるのかと、悩みました。なにせ、尊敬する大山峻護さんの本を中途半端に取り組むわけにはいきませんからね。期待にこたえられないなら、やりきることができないなら、お断りしなければいけないと本気で思っていました。

しかし、その一方で、わたしは自分のことを「大山峻護さんのことを日本一知っているスポーツライター」だと自負していました。なんとかしてご一緒したいという気持ちと、本当にできるのかという気持ちがせめぎい、お話をいただいたあさ出版の財津さんに最終回答をするまでに、少し時間がたってしまったと記憶しています。

そして、財津さんと北千住のカフェで打ち合わせをし、この本にかける思いや、コンセプト、内容などを再確認したとき、僕の心は完全に固まりました。なんとしてもやり遂げる。そして引き受けるからには全力を注ごうと決意したのです。

この本の制作に関わらせてもらったら、落ち込みかけたメンタルが救われた


こうして、コロナ禍で始まった「ビジネスエリートがやっているファイトネス ~体と心を一気に整える方法」の制作でしたが、その過程では、大山さんと財津さんに何度も助けられました。刻々と変化する社会情勢、そして先行きが不透明になり、仕事にも影響が出始め、心が弱り始めていたとき、この本に関わらせていただいたことが、結果的に、私の弱りかけたメンタルを救うことになったのです。

だって、大山さんからメンタルを整える方法を教わりながら本を制作することができたわけですから。

書籍の制作過程では、財津さんと私は、大山さんのこれまでの人生を遡り、どのようにして敗北から立ち上がってきたのかを、根掘り葉掘り聞きました。すると、「俺も大丈夫だ」「この本の制作に注力しよう」と思うことができ、どんどん元気が湧いてくるのです。そして、制作中は大山さんの言う通りに、呼吸を意識したり、姿勢を整えたり、体を動かしてみたりする。するとどんどん思考がポジティブになり、制作はさらにはかどるようになりました。

このように、もはやメンタルのコンディショニングはアスリートだけのものではありません。この不確かで不安定で先の見えない時代だからこそ、多くの人にとって必要なのは、メンタルのコンディショニングスキルではないでしょうか。

この書籍の制作が始まるときに大山さんが言った言葉 = この本に込められた願い


実は、この本の制作に着手した3月、制作メンバーによる打ち合わせの中で、大山峻護さんが最初に言った言葉があります。

「こんな時代だからこそ、この本で多くの人に元気を与えよう!」

わたしは、その言葉を信じて、大山さんのポジティブなエネルギーに引っ張られるかのように制作に没頭することができました。そして、大山さん、財津さんと一緒に、まさに「ワンチーム」で一つの本を制作しました。ときには没頭しすぎて、徹夜で制作したこともありました。この本の中には、大山さんがこれまで歩んできた人生の中で身につけた、困難から立ち直るためのヒントが沢山散りばめられています。そして、この本の制作に携わった人たちの暑苦しいほどの思いが込められています笑。

不安や孤独、失望……。

常に頭の中をよぎってくるネガティブな感情とどのように向き合い、そしてそれをどのようにエネルギーに変えていくのか。

そんな数々のエピソードとそこから得た立ち上がるための術、知りたくないですか?

しかもその多くは、「俺でもできるんじゃないか?」と思わせられるような簡単なものばかり。

私が言うのもおかしいですが、大山さんは、現役時代、沢山負けてきた人です。33戦14勝19敗という戦績からもわかる通り、決して格闘技界のスーパースターではありませんでした。でも人より負けが多かった分、立ち上がる回数も人より多かった。こうして何度でも立ち上がってきたスキルが、誰かを救う力があることを私は知っています。だって、私がこの本を制作しながら、この本に救われたのですから。


私は4年前に大山峻護さんに出逢ってから、いつも元気をもらってきました。だから、今回、こうして大山さんと一緒になって、大山さんの持つポジティブなエネルギーを多くの人に届ける仕事に関われたことは、私にとってとても大きな財産です。

書籍の一部が、「ファイトネス」書籍公式noteにも公開されているので、ぜひご覧になってみてください。大山さんが語りかける言葉はエネルギーに溢れ、私たちを暖かく包み込み、そして未来を明るく照らしてくれます。まるで太陽の光のように。そしてみてください、この笑顔。最高でしょ。

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そして、10月12日のオンラインイベントも、ぜひ以下より申し込みをしてみてください。参加費は無料です。

きっと大山さんや山家さんが、みなさんの心を整え、人生を豊かなものにするヒントを与えてくれるのではないかと思います。私自身も、大山さんやスポーツメンタルコーチの山家さんとご一緒させていただけることがいまからとても楽しみです。

また、これからも「ファイトネス」書籍公式noteで、書籍にまつわる情報が公開されていくと思いますので、ぜひフォローしてみてくださいね。

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瀬川泰祐の記事を気にかけていただき、どうもありがとうございます。いただいたサポートは、今後の取材や執筆に活用させていただき、さらによい記事を生み出していけたらと思います。