やっと終わった。虚無の2週間。
#KENMAYA です。
この2週間、テレビはもちろん、ネットニュース、SNS各種に至るまで、オリンピックに関する情報をできるだけ目にしないように努めてきました。開会式のインターネット上での熱狂を目にしてから、心の底から嫌悪感が湧きたち『絶対見てやるものか』という天の邪鬼的発想で、決してテレビはつけず、SNSでオリンピックの実況をしているようなアカウントはフォローを解除、もしくはミュート。ニュースサイトや動画サイトでもオリンピック関連の記事やチャンネルはひたすら非表示にしてきました。
おかげさまでほぼ完全にオリンピックの話題をシャットアウトできていましたが、弊害として国内ニュースのほとんどを見れなくなってしまったのでかなり世情に疎くなってしまいました(笑)
しかしテレビ局をはじめ、マスコミ各社はそんな天の邪鬼を無視して「嫌でも盛り上げてみせる」と躍起になっていたようですね。もちろんわたし自身は、盛り上がっている方たちに水を差すような無粋な真似はしたくありませんでしたので、オリンピックの情報を見聞きしない代わりに、開催期間中は一切オリンピックに関わるような発信もしませんでした。
正直そこまで目くじら立ててオリンピックに拒絶反応を示さなくてもいいんじゃないか、と自問したこともありましたが、わたしの答えは"NO"でした。まず、わたしは大会そのものの招致段階から反対していましたし、当初謳われていたコンパクト五輪はおろか、高速道路の渋滞解消、満員電車の緩和など、インフラの改善、オリンピック特需という幻想に全く期待できなかったからです。一都民にとって老朽化したインフラの整備は、五輪関係なく実施して欲しい切なる願いでしたが、五輪招致によって逆に遥か先に遠のいてしまいました。
また、現代にはテレビ以上の娯楽はごまんと有り、AmazonプライムとYouTubeでほとんど事足りたからです。【いや本当にテレビいらないな、これ。】というのがこの2週間でよく理解できました。次引っ越す際にはテレビは手放そうと思いました。
マスコミはわたしのような天の邪鬼のことなど気にも留めないでしょうが、無理矢理にでも盛り上げたツケは必ず支払うことになるでしょう。それに何より、今大会に湯水の如く使われたお金は一体誰が払うんでしょう。
某財務大臣は以前追加の給付金について問われた際、「後世の人たちに借金を増やすのか」と応えていましたが、この大会に使われたお金こそ「後世の人たちに残す借金」です。
東京都の財政は既に逼迫、雇用調整助成金による雇用保険の財源も既に限界です。これだけ経済を止めてるわけですから、当然国の税収も下がるでしょう。現役の勤労世帯のみならず、後世の人たちへの借金は、国が何もしないだけでどんどん膨れがっています。ましてや、今大会で残された莫大なレガシー(負の遺産)はどう精算をつけていくのでしょう。
なにはともあれ、一人の死者も出すことなく大会が終了したことは素直に素晴らしい、と言えるでしょう。クソ暑い中、よく耐えた!感動した!
© 尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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