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お金は人生を豊かにするが心を貧しくする


#KENMAYA です。

『お金はあればあるほどいい。』誰もがそう思うでしょう。欲しいモノは迷わず買えるし、行きたいとこにも自由に行ける。働かずにゴロゴロしながらだって生きていける自由を手に入れることだって不可能ではありません。

お金があることでそれだけ生活にゆとりをもたらし、心にも安寧をもたらすことは間違いありません。


ではなぜ『心を貧しくする』と書いたのか、今日はそれについてお話してみたいと思います。


『衣食足りて礼節を知る』という言葉があります。これはゆとりのある生活があってはじめて礼儀や節度をわきまえるようになるという意味です。つまり、やはり最低限お金に余裕のある生活が送れなければ、礼儀や節度もわきまえられないまるで野生動物のような人間になるのでしょうか。

決してそうではありません。お金に余裕がある人でも尊大で無礼な人はいますし、お金に余裕がなくても穏やかで物腰が柔らかい人はいます。結局のところ『人による』としか言いようがないのですが、今までお金に余裕のなかった人が突如大金を手にすると、途端に性格が変わるというのはよくある話です。

今まで抑圧されていた鬱積した感情が爆発したかのように散財したり、ギャンブルや投資(投機)に手を出してみたり、堅実に生きてきた人ほど良からぬ方向に向かってしまいがちです。


これがお金が『心を貧しくする』正体です。

日本には古来より無欲、清貧を尊ぶ、仏教、神道の精神があり、喜捨の精神は廃れましたが、基本的に強欲や放漫、散財を嫌う国民性があります。現代で言うと、持たざるもの同士の傷の舐め合いだ、と笑う人もいるでしょうが、それこそがまさに『心の貧しさ』を象徴しているのです。

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お金を持っていることと心の豊かさとは比例しないのです。お金があればあるほど、慈善活動や寄付に一生懸命になる人もいれば、お金があればあるほど、他者を見下し私利私欲のためだけに一生懸命になる人もいます。そして残念ながら比率としては後者の方が多いのが現実です。


大半の人はお金を持つことで、自分は裕福だと感じるでしょう。自分の中に裕福さが芽生えるのと同時に傲慢さが芽生えだします。例えば、つまらない単純作業は誰かにお金を払って肩代わりしてもらいたくなりますし、自分に異を唱える人はお金を積んででも目の前から消えてもらいたくなります。

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こうしてお金によって続けて成功することで、その人の中でお金による解決が成功体験として蓄積されていくわけです。そして最終的に自分の理想とするコミュニティを形成し、常時周囲から礼賛を受けながら他者を見下す傲慢なる者が完成します。

尽きぬ承認欲求と他者排斥によって、お金はいくらあっても心はいつまでも満たされない負のスパイラルに陥ります。孤独な富裕層とはこうしてなるものです。


最後に例題を出します。

あなたが工場の作業員として毎日肉体労働をしていたとします。月給は24万円ほど。生活は苦もなく楽もなくな状態だったとします。貯金は百万ちょっと。ある日幸運にも宝くじに当選し、3億円を手にしました。

あなたは明日からどうしますか?是非コメント欄で教えて下さい。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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