✨わん🐶にゃん😺癒し動画✨

https://twitter.com/SeanKy_ のnoteです。

✨わん🐶にゃん😺癒し動画✨

最近の記事

自ら中道左派との間に壁を作る蓮舫陣営の謎

都知事選の話題が長引いている。私も選挙期間中は興味を示さず、終わって2日目に以前の記事を出したときにはもう賞味期限切れかなと思っていたくらいだが、1週間を過ぎ、時間が経つごとにむしろ白熱するという謎の経過を見せている。 本人ご出駕の圧力選挙戦が終わった直後は、都知事選の話題は出口調査を基にした感想戦やせいぜいRステッカーがらみの支持者の話題に留まることが多く、じきに終息すると見られていた。ところが、選挙戦が終わってしばらくしてから、蓮舫が本人のSNSアカウントで直接レスバト

    • 2024年都知事選・蓮舫陣営総括:永遠の夢の中で

      今回の都知事選はいろいろな感想戦が出ているが、主な焦点は蓮舫陣営が鳴り物入りで選挙戦に入りながら失速しほぼ無名の新人に捲られて3位まで落ちたのはなぜなのか、という点だろう。私も𝕏で何ツイートか書いて結構需要があるようだったので、noteのほうでもまとめておく。 今回の選挙でまずもって把握しておくべきは、自民は支持率が低いということである。ここのところ地方選挙や補欠選挙ではぱっとしない結果が続いているし、同時に行われた都議補選でも都ファに一方的に負けている。蓮舫陣営はこの流れ

      • 「港区女子」小史

        しばらく前に「港区女子」が話題になったときに、その由来について少し調べていてまとめかけていたことがあったが、先に別の記事が出たためお蔵入りさせていた。しかしまた話題になっているようなので、少し筆を入れて今回公開する。 “港区女子”はいつからあるのか"港区女子"の検索頻度をGoogle Trendsで調べると、2015年ころから徐々に増え始め、2017~2018年にブレイクし、その後も継続的に検索ボリュームが増えてきた言葉だと分かる。 “港区女子”という言葉はイメージにぶれ

        • “弱者男性”だけがフェミニズム批判をしているのか?

          年末年始にかけてまたなにやら男女論界隈が荒れているというか、ちょっと見ていると、いわゆる”ツイッターフェミニスト”界隈がだいぶ煮詰まっているようである。その中で若干気になったのは、”ツイッターフェミニスト”界隈が自分たちの論敵を“弱者男性”と呼ぶのを好んでいる点が気になった。 いわゆる弱者男性論はフェミニズム批判の立ち上がりの段階で目立っていた印象はあったが、一方で、弱者男性論を張る一派はフェミニズム批判というラージグループの中では一つの小集団に過ぎない。 男女論界隈に立

        自ら中道左派との間に壁を作る蓮舫陣営の謎

          欧米の男尊女卑の時代をちゃんと見てみましょう

          最近、「欧米の男尊女卑は女の子をお姫様扱いすること」なるツイートが万バズしていた。はっきり言って「んなわきゃない」なのだが、典拠をつけつつ否定していこう。 ごく近代まで、女性は家父長制の中で重労働していた産業革命が進むまでの人力・畜力が中心の農業主体の時代、人が生きる糧を手にするには人力が必要であった。当然女性も重労働をする戦力だったし、農繁期には子供も労働力として駆り出されていた(欧州の学校が夏休みが長く秋に始まるのは、小麦の農繁期である夏の間子供を農作業に駆り出す必要が

          欧米の男尊女卑の時代をちゃんと見てみましょう

          ニッポンの男が原因で、日本人女性が海外で売春を疑われ入国拒否される

          最近、日本人女性の海外売春が増えているという話が話題になっている。この原因を探っていくと、かなり高い蓋然性でニッポンの男に理由を求めることができる。今回はこれについて考えてみたい。 簡単ではない海外売春まず、海外売春は単に出かけて行ってその場で売って稼げる、と言うようなものではない。というのも、現地で稼いでもその金を使う手段がないからである。日本に持ち運ぼうとすれば、現金でも高額物品でも税関で発覚する可能性が高い。銀行を経由すると不自然な巨額入金で足が付きやすく、暗号通貨な

          ニッポンの男が原因で、日本人女性が海外で売春を疑われ入国拒否される

          江戸時代の華屋與兵衛も出していたサーモンの鮨

          「高級な寿司屋にサーモンはない」「江戸前の伝統ではないから」という話は、まあ酒のつまみとしてだとは思うが、良くされるところである。ところが、実際の所、江戸時代にはサーモンは珍しくない鮨種だったようである。 江戸時代の鮨の浮世絵はいくつか残っているが(例えば広重のものなど)、江戸を代表する寿司屋が自ら描かせた、『四代目主人の縁者が、明治十年頃の実際に「與兵衛ずし」で売られていた鮨を20種類のメニューの中から15種類をピックアップして、日本画家の「川端玉章」に写生させたという「

          江戸時代の華屋與兵衛も出していたサーモンの鮨

          𝕏(旧ツイッター)男女論界隈に深く関わる、ノーベル経済学賞受賞者・Goldin氏の研究

          2023年のノーベル経済学賞はClaudia Goldinに授与された。それに伴い、彼女の業績の簡単な説明と詳しい説明がノーベル賞公式から配布されている。 彼女の業績で最も受賞に貢献したと思われるのは、「制度的な男女平等が達成された後にもなぜ経済的な男女不平等が続いているのか?」という論点に対して、「女性が育児のために労働から退出することによって生じる」(子無しなら男女の所得に差はない)という議論の先鞭をつけたことだろう。その論点について、公式の一般向け説明を抜粋して紹介し

          𝕏(旧ツイッター)男女論界隈に深く関わる、ノーベル経済学賞受賞者・Goldin氏の研究

          花火大会の有料化は群衆事故対策だって朝日新聞や東京新聞に書いてあるじゃん

          昨今の花火大会有料化について、朝日新聞や東京新聞を読んでいると自称していそうな人たちの間で「格差の象徴!」的に扱って盛り上がる風潮が見られた。 ただし、こういった花火大会有料化の動きは、「金を払った人にしか見せないぞ」という意地悪ではなく、単純に安全対策のために流入客を減らしたいという目的であることが既に何度も報じられている。 びわ湖大花火大会については地元民が解説しているが、大津市の人口より多い見物客が京阪方面から押し寄せた結果、大津市の公共交通・ホテルなどのキャパシテ

          花火大会の有料化は群衆事故対策だって朝日新聞や東京新聞に書いてあるじゃん

          東大女子にお勧め!学生のうちに職人と結婚・出産してキャリアにじっくり取り組むライフプラン

          本稿の主題は表題の通りである。「学生のうちに結婚・出産しろ」というのはかなり暴論に聞こえるが、特にエリートになることが期待されている高学歴女子には、学生時代に出産してしまうのが最適解ではないかと大真面目に考え始めたため、メモとして残しておく。 学生出産のメリットM字カーブの回避 学生出産を選ぶ理由の一つは、出産・育児でキャリアが中断するM字カーブによるデメリットを避けることで、後々のキャリア形成につながる点がある。これはアメリカ2010年代フェミニズムで最も議論された(ベ

          東大女子にお勧め!学生のうちに職人と結婚・出産してキャリアにじっくり取り組むライフプラン

          Why has displeasure been expressed about Barbenheimer fan arts?

          First, expressions of displeasure against the Barbenheimer fan arts are not a call for accountability for past actions. At least the Japanese government has never called it a war crime, and I agree that the avoidance of the Honshu landing o

          Why has displeasure been expressed about Barbenheimer fan arts?

          日本の左翼とQアノンの急速な融合

          しばらく前から、立憲民主党の原口一博議員の陰謀論的発言が問題になっている。彼は頻繁に「DS」の入ったツイートをしているが、この「DS」はトランプ系陰謀論者「Qアノン」が「闇の支配者」というような意味合いで使う言葉だからである。 これが原口氏一人の暴走であればある程度看過できるのだが、問題は野党は末端の支持層から国会議員に至るまでQアノンに侵食される傾向が見える、ということである。以下少し確認していこう。 親ロシア・プーチン朝日新聞が報じている通り、親ロシア・プーチン支持は

          日本の左翼とQアノンの急速な融合

          総力戦体制時の時間経過のメモ

          独ソ戦~1年目~ 1941後半:先制攻撃の利もありほぼ一方的に押し込み、モスクワに達する。 1942前半:ドイツ軍は補給能力の限界に達するが、ソ連の反撃は撃退する。 ~2年目~ 1942後半:ドイツの攻勢とソ連の焦土作戦の攻防が続く。 1943前半:戦時生産体制が整う。スターリングラードの戦いでソ連が勝利。 ~3年目~ 1943後半:ドイツ・ソ連とも攻勢を取るが、消耗戦に陥る。 1944前半:西部戦線の悪化もあり戦力が悪化したドイツが撤退を重ねる。 ~4年目~ 1944後半:

          総力戦体制時の時間経過のメモ

          誰もキャンセルカルチャーを奪ったりはしていない

          最近、「キャンセルカルチャーを奪い返す」と題する記事が話題になったが、それに対する雑感を少し書いておこうと思う。 キャンセルカルチャーは奪われていない「キャンセルカルチャー」は、何かで問題視された対象に対し、その雇用主や発言の場を提供しているものに対して集団で押しかけて騒ぐなどの方法で圧力をかけ、雇用や発言の場を奪おうとするような活動を指すことが多い。これらは、法律等で整備されている手続的正義が欠如した一種の私刑であることが大半である。 この問題は、日本でキャンセルカルチ

          誰もキャンセルカルチャーを奪ったりはしていない

          人気漫画「K2」主人公カップル「也宮」の結婚を阻む作者の倫理観の壁

          最近、医療系漫画の「K2」が一時的に全話無料で公開されて評判をとっており、私も読んでしまった。その中で、私の普段の話に引っかかるポイントがあったのでメモ代わりに書いていく。 この作品の第二主人公である黒須一也とヒロインの宮坂のカップルは、作中内でも二人がつっつくのは周囲から当然視され(第380話、第416話)、なんなら親公認でさえある(第385話)。読者にもそれなりに人気があるようだ(通称「也宮」)。 だが、この二人の結婚には低くないハードルがある。作中では「医者は患者の

          人気漫画「K2」主人公カップル「也宮」の結婚を阻む作者の倫理観の壁

          やませちか「宝石商のメイド」に見る「女性の求める働き方」

          いつだったか、やませちか作「宝石商のメイド」という漫画がツイッター経由で流れてきたことがあった。その際チラ見したのだが、個人的には結構印象深かった――なぜなら、作品主人公の働き方が、多くの(全員ではない)働きたい女性が言う「こういう働き方をしたい」という理想像に沿っていたように見えるからである(※私は女性の働き方で本を書こうと試みている)。 本稿は、作品中の主人公の働き方について若干批判も込めつつ批評していくが、作品批判や作者批判ではない、ということは事前にご了解いただきた

          やませちか「宝石商のメイド」に見る「女性の求める働き方」