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チューリッヒのアートブックフェア「VOLUMES」に参加しました!

11月26日(土)〜27日(日)にチューリッヒで開催された、アートブックフェア「VOLUMES 2022」。今回、SEA SONS PRESSとして出展してきたので、その様子をレポートしたいと思います。

VOLUMESは2013年にチューリッヒで設立されたコレクティブ。国際的なアートブックの出版やシーンを支援すべく、ブックフェアやイベント、ブックアワードなどを定期的に開催しています。

会場の「Zentralwäscherei」は、元洗濯工場の建物を利用したアートスペース
会場内にはおしゃれなカフェと屋外スペースも

ブックフェア当日には、約80もの出版社やアーティストが集いました。スイスをはじめドイツやフランス、イギリス、オランダなどのヨーロッパ諸国からの出展者が多かったですが、今回は特別ゲストとしてバングラディッシュの出版社やアーティストを迎えているそうです。

元工場らしいインドダストリアルな雰囲気
SEA SONS PRESSのブースはこんな感じ! 
ワークショップとブックアワードの展示スペース。この右奥には「Reading space」というおしゃべり厳禁の小さなソファースペースが用意されていて、静かに読書を楽しみたい人専用のエリアになっていました
カフェの一角では、SOFA BOOK CLUBと冠したトークイベントが開催。ブックフェアの参加者たちが自分の本について話し、参加者と交流する機会になっていました
VOLUMES ブックアワードのノミネート本たち
水墨画アーティストのMafaldaさん。日本での体験を水墨画と文章で綴った旅行記を販売
作品を見せるだけでなく、水墨画のデモンストレーションも行っていたMafaldaさん。美しい筆使いに感動……! 
Rollo Pressの二人が着ていた、超イケているパーカー。欲しかったので尋ねましたが、残念ながら今のところ販売の予定はないそう

アートブックフェアの楽しみは、なんといっても自分たちの本を直接手に取ってもらえること。本を通した交流は、お客さんとだけでなく、出展者同士にも生まれます。

同じライプツィヒを拠点とするFoot Books、コーヒーを奢ってくれたお隣のブースのUweさん、日本を愛してやまない水墨画アーティストのMafaldaさん、「本の未来」について話したRome bookのDominiqueさん……などなど。

ここでの出会いが、自分たちのこれからの出版活動につながっていったら嬉しい、そんなチューリッヒでのブックフェアでした。

チューリッヒのかわいらしい街並みとは対照的な、グラフィティーに溢れた勢いのあるスペースでした

VOLUMES Art Publishing Days
26 - 27 November 2022
Zentralwäschrei Zürich, Neue Hard 12, 8005 Zürich
https://www.volumeszurich.ch/

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