見出し画像

スウェーデンに来て気づいた17のこと

私は今年の8月から留学のため、スウェーデンに住んでいる。

8月をスウェーデンで過ごしてみて、気づいたことがいくつかあるので
箇条書きにして挙げていこうと思う。

気づいたことが多すぎて、全部書くとnoteがすごく長くなってしまうので、
何遍かに分けて書くことにする。
今回は街中編。パート1。

・(日本に比べて)男性の育児尽力率が高い
 これは、街中を歩いててすごく思う。もちろん日本でも育児に関わってる男性は多いが、スウェーデンはレベルが違う。ベビーカーを押して一人で歩いている男性を見かける回数がめちゃくちゃ多い。自転車に子供を乗せて走っている男性もめちゃくちゃに多い。今日は大学で教授が子供をベビーカーに乗せてきて、すごく可愛がってるところを目撃した。かわいい。

・犬が多い
 毎日犬を最低でも10匹は見かける。大型犬から小型犬までいるが、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリー、ゴールデンドゥードル、ブルドッグ、ラフコリーらへんをよく見かける。犬を連れ込める場所が多く、スーパーやモール、そしてレストランの中など至る所に犬がいる。しかも、気のせいなのか、みんな大人しく、他人にあまり近づかない印象。歩行者も歩行者で、「可愛い!触らせてください!」とはあまりならない。一回だけ、子供が可愛いねえええって他の犬を触ってるのをみたことがあるだけ。マジで、「犬と共生」してる感じ。海や公園でも犬が楽しそうにはしゃいでるのにいつも癒される。公園などではリードなしで遊びまくってる犬も多い。

・ドッグラン
 公園にドッグランがある。無料。素敵。

・公衆トイレに女性専用トイレがなく、男性専用トイレと多目的トイレしかない
 これは最初、驚いた。日本では、今「なぜ女性専用トイレを撤廃する?!」って議論が起こっているところだが、スウェーデンでは公衆トイレに女性専用トイレがあったことがあまりない。あったとしても、男性専用トイレと誰でも使える多目的トイレのみ。大体、平家スタイルになっていて、三つか四つ個室があり、個室の中に鏡、手洗い場、便器が全て収まっている。手洗い時はタッチレスで水、ハンドソープ、温風がそれぞれ出せる仕組みになっているが、これは私がまだコツを掴めてないのか、一発で成功することが少ない。1分くらい水を出すのに苦戦していることさえある。

このスウェーデンでのトイレに関する面白い記事を見つけたので貼っておく

・ジムの多さ
 至る所にジムがあり、ジムの行き帰りの人をよく見かける。ガタイのいい人も多い。びっくりしたのは、私の通っているジムにはキッズルームがあること。今日も、お父さんが娘さんと一緒にジムに来て、お父さんがワークアウトしてる中、娘さんはジム内をうろうろしたり、キッズルームで遊んでいた。子供もジムも諦めなくていいの、すごく良いと思った。日本でももしかしたらあるかもしれないけど!

・ゴミ箱の多さ
 とりあえず、ゴミ箱が多い。だからなのか、タバコなどもあまり落ちておらず、街中は綺麗。みんなゴミが出てもその場でゴミを捨てれる。ゴミ箱の横に瓶用の小さいボックスもある。

・ペットボトルを特定のマシーンに捨てたらペイバックされる
 1KRって書かれたマークがついているペットボトルを、特定の機械に捨てると、1KR(日本円で13円程度)返金される。ペイバックと言っても、現金でペイバックされるわけではなく、大体スーパーの近くに機械があって、その返金額分のクーポンが印字されたレシートが出てくるらしい。私はまだ行けてないのでペットボトルが部屋に溜まっている。

・譲り合いの精神
 スウェーデンでは本当に歩行者と自転車優先の社会だなと思う。いつだって横断歩道を渡る時は車が必ず止まってくれる。日本でも止まってくれるけど、レベルが違う。ここでは横断歩道を渡ろうとする歩行者がいれば必ず、車は止まる。だから歩行者や自転車も止まらず進んでいくことが多い。逆に止まったら「早く行きなよ〜」みたいな雰囲気にさえもなる。
けどたまに、本当にたまに、危ない車もいて、そういう車に遭遇するとこっちは進めると思って進んでるからはねられそうになる。慣れるのが難しい。笑

・他人への微笑み
 これは海外あるある(?)のように思えるが、スウェーデンでは特に見知らぬ他人にすれ違い様に微笑む割合が高く感じる。何気ないことかもしれないが、結構嬉しい。

・自転車の高い普及率
 ほんっとうに、自転車が多い。Malmöは比較的フラットな街なので自転車に乗りやすい。ほとんどの道路に自転車専用道路があって、そこは石畳でなく、自転車が漕ぎやすいようにフラットな地面にされている。そして方向ごとに道路も分かれているので、交通はスムーズ。
曲がるときには手を曲がる方向に出すことで後ろの自転車への注意にもなる。

・自転車のブレーキが特殊
 これいまだにあんまり慣れてないんですが、ハンドブレーキが左に一個しかない。そしてペダルをペダルを進行方向と逆に動かすとハンドブレーキよりは心なしか弱めのブレーキがかかる。自転車のサブスク使ってるときにこれに気づいて、そのサブスクのだけこういうシステムなのかなって思ってたけれど、買った自転車も同様だった。また、デンマークでは違った。2個ハンドブレーキあるし逆方向にペダルを動かしても何も起きない。日本と同じ。

・野生の動物が多い
 ネズミ、ウサギ、リスなど。もちろん鳥もいる。自転車を漕いでいるとよくウサギが一緒に走ってきてかわいい。けどその分、動物の死体を見ることもしばしば…内臓丸出しで道端に倒れてるんだよな泣

・比較的みんなのんびり
 これ隣国デンマークのコペンハーゲンに行って気づいたことなんですが、マジでみんな比較的のんびりしてるなと思う。コペンハーゲンで自転車に乗ったら、めちゃくちゃ追い抜かされるし、みんな風くらいの速さで通り過ぎていく。私が住んでいる街では、たまに急ぐ人は追い越してくるけど、基本的にあまりにも遅い人が前にいない限り、追い越しはしない。かといってゆっくりすぎるわけでもない。急がず、もたもたもせず、ただ走ってる感じ。車が譲り合ってくれるのもこのマインドから来てるのかな。

・フレキシブルな服装
 日中は20度くらい。けど太陽が直接当たるので結構暑い。体感30度くらい。湿気がないのでただ焼ける、暑い、ってなるだけで不快ではない。日本の湿気マジで無理。それに比べて朝夜は羽織るものが必要なくらい冷える。こうやって温度差がたまにあるのでみんなジャケットを持ち歩いたりなど、フレキシブルに対応できるような服装をしてる率が高い。

・バイクが意外と少ない
 デリバリーとかウーバーイーツ的な人のバイクはたまに見かけるが、シンプルなバイク、ライダーはあまり見かけない。そういえば、ウーバーイーツもあんまり見かけない。まっピンクのfoodraっていう会社をよく見かける。

・ジェンダー多様性
 街中にもレインボーフラッグ、レインボーの椅子が溢れてる。トランスジェンダーフラッグさえもあって、すごく素敵だなあと思う。男性が二人で子供を連れて歩いてたり、同性カップルが歩いてたり、なんでもOKな雰囲気がすごく素敵。

・なんでもOK?!
 なんでもOKといえば、乗り物。スキーの板?みたいな板でスイスイ進んでいる人もいれば、電動一輪車(こけないのかなっていつも見ててヒヤヒヤする)に乗ってる人もいて、ローラースケート率も意外と高い。親子でローラースケートを楽しんでるところを見てこっちまでハッピーになる。

ってな感じで、今回は17個あげてみた。こうやっていろんなところで違いを見つけるのが楽しくて好きです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?