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◆作品解説:「ふたつの青玉<サファイア>」の真実 〜狂気的な母性と恋愛の関係〜

当然にテレビをつけたまま、わたしは記事執筆に没頭します。
真っ当に執筆風景を描くとすると、テレビはつけっぱなし、音楽を流し、歌を口ずさみながら、鏡を自分に向けて常に姿勢と表情を確認し、YouTubeかTikTokを連続再生させた状態で、記事を打ち込んでいます。

作業が一つだと、なぜだか集中ができないのです。

コーヒーを飲んだり、アロマミストを振りまいたり、できうる限り五感に多量の刺激を与えながら文字を打ち込んでいると、勝手に文章が出来上がっていきます。手を動かさないと文章を考えることができないので、いつも何も考えずにキーボードに手を置くところから、わたしの物語はスタートします。

先日はテレビの代わりに録画してあった一本の映画を流しました。

石原さとみさんが出演していたので、いつの間にかキーボードから手は離れ、テレビの前に正座していました。石原さとみさんはWATER BOYS2からのファンです。

流れていた映画は「そして、バトンは渡された」でした。

瀬尾まいこさんの文庫本を購入した記憶がありますが、わたしは読むことがありません。ですから、たまたま映画を見て内容を知ることができて、ようやく「彼女」の気持ちがわかった気がして、少しうれしくなりました。

内容は割愛しますが、石原さとみさん演じる梨花の異常なまでの母親としての行動に強く共感できてしまったわけです。

今回はゆりの異常なまでの母親としての想いを「彼女」に向けて吐き出した心歌より「ふたつの青玉<サファイア>」の作品解説をさせてください。


▶︎誕生石と原石の輝かせ方を子育ての苦悩へと重ね描く

天から舞い降りてきた
ふたつの青玉

無我夢中で両手を伸ばし
手のひらを大きく広げて

落とさぬように壊さぬように
そうっと手におさめた

「ふたつの青玉<サファイア>」*うみゆりぃ*

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3,342字
今まで小説を読んでくださった方、女性の生き方として興味を持ってくださっている方、作品を通してnoteに来てくださった方に、自分の気持ちに向き合いながら正直に感じる思いをエッセイに込めて描き続けていきます。 生き方や愛に思い惑うときにも、エンターテイメントとして楽しみたいときにも、喜んでいただけるような内容を届けられたら、嬉しいです。 新しいスタートを切った*うみゆりぃ*をよろしくお願いいたします

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恋し続けるために顔晴ることの一つがnote。誰しも恋が出来なくなることなんてないのだから。恋しようとしなくなることがわたしにとっての最大の恐怖。いつも 支えていただき、ありがとうございます♪