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理想主義

梅雨入りが発表され、6月に入った。


新卒社会人、3ヶ月目。



しんどかったなあ、5月。

仕事に慣れてくれない自分が嫌でしんどくて
ボロボロに泣いた日もあった

職業柄、強制的に打たされたコロナのワクチンで
1人だけ39度台まで熱が上がり2日間も休んで
なにを言われるか分からない恐怖で
これまた大泣きした日もあった

毎日毎日もう辞めたくて辞めることしか考えてなくて
体は重く、顔は表情を作れないほど
心に余裕がない日もあった


いつも初めての場所では2.3ヶ月目にしんどい時期が来る私。


それを乗り越えられるかどうかがいつも勝負なのだが



ただでさえ社会人としてのスタートを切り、しんどい時期に 自分の事でも落ち込みまくってもう何が何だか、どん底もいいところだった。




ストレスに耐久性がなく、食べ過ぎるわけでもなんでもないのに ただただ自分になんらかの " ストレス " がかかっているだけで体型に出てしまう私。


仕事がもうストレスで太ってしまう私と、
彼と遊びに行った写真を見て痩せたいのに太っていく自分にまた死にたくなる私



最悪の構図の出来上がり。



彼のために可愛くなりたくて、痩せたいのに痩せれない

そんな自分が可愛く無さすぎて、醜くて仕方ない

社会人なのに、余裕のある暮らしが出来てない

可愛くいたいのに、職業柄ボロボロになっていく自分の手

大学生や 可愛い姿でいられる仕事をしている友達の
ヘアやネイルが羨ましく感じてしまう

なりたかった職業で、高い学費を出してもらったのに
やめたくてやめたくて仕方なくなってる自分

毎日毎日仕事が出来ない自分へのストレスプラス
自分には理解できない程の職場の人たちの人間力のなさ



もう全部が嫌だった。だめだった。

何かにつけて色んなことに、ひとに対して

醜い感情に蝕まれていって

逃げたくて、辞めたくて、変わりたくて、変われなくて


唯一の心の支えは



「なんかあればもう死ねばいいや」



そう思うこと、ただそれだけ。


そんな日々を2ヶ月、過ごしてきた。


しんどく、鬱のような毎日を過ごす中で

ある日ふと思ったことがある。



私は何でこんなに、理想に追いかけられているのだろうか


理想主義を、やめよう。



そう思った。

正しくは、理想を思い描いてもいいけれど
そうなれない自分を責めるのはやめよう、なのかな


人と比べてもしょうがないのに、比べたがりで

その理想通りでない自分を自分でボロボロに傷つけてしまう


そんな風になって死にたくなるなら、理想通りに生きようとするのをやめればいい。


以前、親友にこう言われたことがある。

「海は、カメラの彼にとって『理想の彼女でいなきゃ』とか『彼女とはこうあるべき』って思いが強いから、苦しくなるんじゃないの?」




周りからの評価を気にしすぎる私にとって、理想とは

周りから見られた時に、自分がありたい姿なのである。



痩せて、可愛い とか

可愛い部屋に住んでる、とか

料理が上手、とか。


その思考が
「 そうなりたい 」
程度で止まればいいのだが

私の場合は
「 そうでなければならない 」
までいってしまう。


そして
「 そうでない自分 」
はもうだめだし、

「 そうでない自分 」
がこの世でいちばん嫌いだし、

「 そうなるまで努力できない自分 」
は攻めて傷つけて攻撃する。


はあ、なにをそんなに生きづらい生き方をしているのか


自分に思わずため息が出てしまうけれど、




そんな、理想主義の自分をもうやめる。


そう、決めた。



とはいっても、ずっとそのように生きてきた人間にいきなりやめろと言うのは難しい話で。



そんな理想主義者の私がどんなことから考えるようになればいいか




可愛くなる=無理やりにでも痩せようとするのを辞める

彼が、周りが、可愛いって言ってくれるかな ではなく
自分が可愛いと思ったものを身につける

ネイルが出来なくても普段がボロボロでも
ちゃんと美容院も行くし、休みにはネイルだってして
可愛くいることを環境のせいにして
いじけて諦めたりしない / しなくていい

彼が今の私を好きでいてくれることを、否定せず
受け入れる



そうやって他人軸ではなく、自分軸で生きる


周りがどうとか、どう思われてるとかじゃなくて

比べなくていいから

自分が今、幸せかどうか


自分が " ああ、生きてる "って思えれば
それでいいんじゃないか


理想は高くても、ほんのちょっとでもそこに向かって頑張ってる自分がいるのなら

自分だけは1番の味方でいてあげるべきなんじゃないか


多分、私にできてなかったの、これだな。


" 自分だけは自分の味方でいてあげること "


自分でさえ、頑張ってる自分の敵になってしまっていたんだなあ。



でもずっとずっと、そうやって生きてきたから

自分で自分を甘やかせば 天狗になってしまいそうで

1番自分の近くにいる自分が、自分に厳しくないと


その結果が、こんな姿だった。


理想主義、でもあり

完璧主義、でもある。


良いところでもあり、悪すぎるところでもある。


しんどい社会人の始まり丸2ヶ月を使って、そんな事に気がついた。

なんでかは分からない。

けれど、


「自分が自分の1番の味方でいてあげることが大事」


に気づいたと同時に

6月に入った途端、パーーーンと霧が晴れたように
仕事に少し前向きになった。


頑張ろう、と思えた


なんでかはわからない。

この事に気づいた自分の気持ちが安定し始めたのか

毎年の如くしんどい5月が開けたからか



どっちにしろ、社会人3ヶ月目にして

少し前向きになったことは事実である。

でもまた明日から下がって、上がってを繰り返すんだろうなあ。



それでも、少しづつでもいいから



頑張ってる自分を褒めてあげて

認めてあげて

責めないであげて

楽しく、生きさせてあげて


私から、私へのお願いです。




なんだか、久々に

テレビに映る大好きな人たちを見て

大好きだなあって感情をもったの


月末の予定を、楽しみだなあって

そこまでの仕事、頑張ろうって思えたの


新しい靴を買って、美容室を予約して

可愛くなるの、やっぱり楽しいって 思えたの


生きてて楽しいって 久々に思えたことが

嬉しくて嬉しくて、仕方なかったの



生きるって、こうゆう感情と過ごすことなんだよ




だいじょうぶ、私がついてる。

だから明日からも頑張れ、私。


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