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UXの考え方、進め方について学んだ本【徒然読書25】

最近よくUXについて聞くようになったので、具体的にどうやって進めるのかを知りたくなりました。

いいと思うサービスやプロダクトを作っても、価値提供につながらなかったら暗礁に乗り上げます。

どうしようかと悩んだ時に、UXを学んでみよう!と思い立ちました。
UXの本は多くあるのですが、具体的な実践について書かれた本は少ないです…

そこで、値は張るのですがこの本を買いました。

貯めてたポイントを全部使って、半額近くにしましたが🤣

こんな方におすすめ!

UXを進めている方
UXを実践したいけどやり方がわからない方
UXとはなにか?を知りたい方

1. UX時代の企業の在り方

アフターデジタル時代における新たな外部環境に企業が対応するには、以下の3つの進化を通じて、顧客・ユーザの成功を強力に支援できる存在になることです。

・バリュージャーニー型の価値提供モデルへの転換
・ジャーニー使用料を請求する収益モデルへの転換
・継続的にUXを成長・進化させる社内体制の構築

『UXグロースモデル』

カスタマージャーニーも広がっていますが、バリュージャーニー型というのは、ユーザの行動フロー全体に価値を提供することです。

今までは一部分にのみに特化していましたが、購入から習慣づけまでをフォローするのです。

わかりやすい例がナイキのランニングシューズ購入→ランニング習慣化ですね。

そして、収益モデルもピンポイントでの売り上げではなく、最初は無料で展開します。

初期コストをなるべく抑えたジャーニーを展開して何らかの成功を目指す顧客と高頻度に接点を持つ。

『UXグロースモデル』

高頻度に接点を持つことができれば、その中からコアファンが有料(サブスク)で使ってくれるようになります。

サイクルを回し続ける収益モデルですね。

2.社内体制の在り方

トップダウン型のUX活動とボトムアップ型のUX活動の相互循環サイクルを半永久的に回し続けるのが、UXの成長につながる。

『UXグロースモデル』

社内体制も、ただトップダウン型で大きなビジョンを掲げていくのではなく、現場に近いボトムアップ型がビジョンを意識しながら仮説改善をしていくという循環が重要です。

ただ理想だけを言っていては、本当にユーザに価値提供ができているのか?の壁が立ちはだかりますね…

意見をブラッシュアップしていくといってもそれを受容できるような心理的安全性や失敗を認める環境づくりが必要だと思います。

3.ユーザ理解の在り方

ユーザの行動は文脈によって変わるため、「心理探求型」のユーザー理解ではなく、行動フローに即した「メカニズム解明型」のユーザー理解が必要。

『UXグロースモデル』


行動フロー全体を見て、どこでペインポイントが発生しているのかを追求し、どう解決するのかを見ていく。

そしてユーザは、考えや行動は個人の立場によるのではなく、文脈によって変わります。

この文脈によって変わるというのがポイントで、「○○だから(したいから)○○を買う」ということになるのです。

シーンと状況を具体的に細分化して、どういう行動をとるのかを見ていく。

分解と細分化→仮説立案が重要なのかなと思いました。


UXは範囲が広く、様々な理論や方法論があります。
だからこそ、ただインプットしてそのまま当てはめていくのではなくて、組み合わせていく作り替えていく姿勢が必要なのかなと思います。

そして、アウトプットできるような場に自ら飛び込んでいく。
社内でも探せばそういうところはたくさんあります。
アンテナを広く持って、自分の存在感を濃くしていく。

そうしたセルフブランディングも効果的なのかもしれません。

ここまで読んでくださりありがとうございました!