企業ランキングで上位にランクイン!アサヒビール取り組み事例
多くの企業がSDGsに取り組んでいるのは皆さんもご存知の通り。でも、「高評価を受けている企業は?」という疑問も沸いてきますよね?
そこで今回は、2020年に「SDGsへの取り組みの評価が高い企業ランキング」で上位に入ったアサヒビールの取り組みをご紹介★アサヒビールでは、最新技術による環境保全が進んでいました!
■SDGsの目標をチェック!
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2015年に開催された国連サミットにて採択された「2030アジェンダ」に記載されている国際目標です。
2030年までに現代社会の抱える問題を解決し、持続可能な社会を実現することを主な目的として目標とターゲットが定められています。
以下にSDGsの目標をまとめました★
【SDGs17目標一覧】
・目標1「貧困をなくそう」
・目標2「飢餓をゼロに」
・目標3「すべての人に健康と福祉を」
・目標4「質の高い教育をみんなに 」
・目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
・目標6「安全な水とトイレを世界中に」
・目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
・目標8「働きがいも経済成長も」
・目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
・目標10「人や国の不平等をなくそう」
・目標11「住み続けられるまちづくりを」
・目標12「つくる責任 つかう責任」
・目標13「気候変動に具体的な対策を」
・目標14「海の豊かさを守ろう」
・目標15「陸の豊かさも守ろう」
・目標16「平和と公正をすべての人に」
・目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」
ターゲットの数はなんと169個・・・!
目を通すだけでも大変ですが、ターゲットがあることによって、SDGsに参加する国や企業が同じ方向性で目標に取り組むことができるんですね♪
■SDGsへの取り組みの評価が高い企業ランキング
SDGsの企業ランキングというと、世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)にて公表され、カナダの出版社Corporate Knights社によって発表される「Global 100 Most Sustainable Corporations in the World(世界で最も持続可能な企業100社)」を思い浮かべる方も多いはず。
しかし、日本では独自のSDGsランキングが存在しています。それが、「SDGsへの取り組みの評価が高い企業ランキング」。
このランキングは、ブランド総合研究所が一般人1万人に向けて実施するアンケート調査をもとにしたランキングです。2020年度のランキングでは210社を対象に実施され、100位までランキングされています。
FROGSによると、このランキングは「公平な取引を行なっている」、「環境への配慮」、「働き方改革」、「生活を豊かに」といった項目が順位に影響していると解説。
ESGの評価が高い企業が上位にランクインしやすいと言えます。
以下は2020年度版のランキング上位10社です。
1位:トヨタ自動車
2位:アサヒビール
3位:旭化成
4位:サントリー
5位:パナソニック
6位:イオン
7位:アップル
8位:エネオス
9位:ユニクロ
10位:カルピス
10位:サッポロビール
今回ご紹介するアサヒビールは2020年度ランキングで2位を獲得!
どのような取り組みを行っているのでしょうか?
まずは同社が策定した重点テーマをご紹介します。
■アサヒビールの重点テーマ
アサヒグループでは、SDGsに取り組むに当たり、編成チームを編成。SDGsの目標とターゲットから重点テーマを策定しました。
①貴金属リサイクルの拡大
②人・社会・環境にやさしい貴金属供給
③産業廃棄物の適正処理拡大
④CO2排出量の削減
⑤ワークライフバランスとダイバーシティの基盤充実
⑥SDGs活動の奨励・支援
(引用:アサヒグループホールディングス|SDGsへの取り組み)
アサヒビールでは、重点テーマに沿って大企業ならではの大掛かりな取り組みを実施しているようです★
次項からは主な取り組み事例を2つ見ていきましょう!
■アサヒビールの取り組み事例①「ウォーターニュートラル」|使用水を100%還元!
日本ではキレイな水をいつでも入手することができますが、実は世界を見渡すとそういった国は多くなく、汚染水を飲み水に使用していたり、水を得るために学校へ通えなかったりといった方がたくさんいます。
アサヒビールでは、水資源を無駄にしないための取り組みとして、2025年までに「ウォーターニュートラル」を実現することを公表しました。
【ウォーターニュートラルとは】
事業で使用する水を100%還元すること。
主に工場における水使用の効率化を図ること、そして、自社が保有する森林「アサヒの森」の保全活動を実施。
節水と森の貯水能力を高める活動をすることで、2025年までに国内工場で使用する水量と、森で蓄える水資源量を同じにすることを目指しています。
■アサヒビールの取り組み事例②「再生可能エネルギー」|主力商品の生産をグリーン電力で!
アサヒビールでは、2009年から主力商品である「アサヒスーパードライ」、「アサヒドライゼロ」の製造過程で使用する電力をグリーン電力(再生可能エネルギー)で賄っています。
該当商品を手に取り見てみると、グリーン・エネルギー・マークが印刷されているんですよ♪
再生可能エネルギーは主に以下の5つです。
風力発電:風力で回る風車の回転数を利用して発電するシステムのこと。
水力発電:水が高いところから低いところに流れる位置エネルギーを利用し、その勢いを発電用ポンプの水車を回し発電するシステム。
太陽光発電:太陽の光を電力に変換するシステム。
地熱発電:マグマの熱によって蒸気となっている場所近辺を掘って高温の蒸気を取り出しタービンを回すことで発電するシステム。
バイオマス発電:化石燃料を除く、動植物などのから作られる有機性エネルギー源を燃焼するなどしてタービンを回し発電機を動かすシステム。
アサヒビールでは、風力発電とバイオマス発電を活用しているとのこと。
再生可能エネルギーの導入によって削減したCO2は約10万2,000トン!!グリーン電力を使用し始めた2009年から2019年までのグリーン電力活用量が、グリーンエネルギーマーク商品の中で日本一の記録となっています。
■アサヒビールのSDGs活動まとめ
今回はアサヒビールの取り組み事例を中心にご紹介しました。
再生可能エネルギーの導入や自社保有の森林の保護活動と水資源の有効活用など、大企業ならではの取り組みを実施しているようです。
【今回ご紹介した内容】
・SDGsの目標一覧
・SDGsへの取り組みの評価が高い企業ランキング
・アサヒビールのSDGs重点テーマ
・取り組み事例①「ウォーターニュートラル」
・取り組み事例②「再生可能エネルギーの導入」
今回ご紹介した取り組み以外にも、金属のリサイクルや働き方改革を実施し、SDGs目標達成に貢献しています。
記事中のリンクなども合わせてご覧ください★
以上、『企業ランキングで上位にランクイン!アサヒビール取り組み事例』でした!
▼参考サイト
・アサヒグループ食品|SDGsって知っていますか?
・PR TIMES|「アサヒグループ サステナビリティ基本方針・ビジョン」を策定し、「グローバルサステナビリティ委員会」を設置
・ノハム|SDGsに取り組む企業TOP100まで大紹介!
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