ユーフォニア・ノビリッシマ

◎地方在住会社員 ◎元・吹奏楽愛好家&元・マーチング愛好家 ◎TBSラジオ『アフター6…

ユーフォニア・ノビリッシマ

◎地方在住会社員 ◎元・吹奏楽愛好家&元・マーチング愛好家 ◎TBSラジオ『アフター6ジャンクション2(略称:アトロク2)』の”ライト”リスナー ◎三代目タマフルミステリーメンの(能力不発の)メンバー ◎吃音(きつおん)と呼ばれるオプション(a.k.a.ハンディキャップ)を装備中

マガジン

  • 吃音暇人(きつおんかじん)の歌もどき

    毎週金曜日更新の『トイレで読み飛ばせる程度の文章量』で綴る、「映画駄話」や「音楽駄話」、TBSラジオ「アフター6ジャンクション2(アトロク2)」についての駄話等々に加えて、私のハンディキャップである「吃音(きつおん)」にちなんだ短歌(自称『吃音短歌』)を1首添える、週刊エッセイです。

最近の記事

Vol.38 拝啓、宇多丸さま2(あるいは、映画『デューン 砂の惑星 PART2』若干ネタバレ感想)

先日、遠出した際に まだ一部の映画館で上映中だった『デューン 砂の惑星 PART2』(注1)を鑑賞。 4回目の鑑賞でしたが、なかなか語りがいのある作品だと改めて思いましたので、TBSラジオ『アフター6ジャンクション2』(注2)の人気コーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」(注3)の同作品の評論回(2024.03.28放送回)』に送った、私の感想メール(※番組内で触れられる事が無かった、不採用メールです(笑))を転載してみます。 ※下記、転載↓ ※※※※※※※※ 宇多

    • Vol.37 笛を吹く少女。

      急に小学校の頃の思い出がよみがえることがありまして、今回はそんな思い出話。 その昔、私が通っていた小学校には「 ” 笛を吹く少女 ” という像」があったんですね、横笛を吹いているとおぼしき像が。 なぜ「横笛を吹いているとおぼしき」と、 ” ぼかして ” 書いているのかといいますと、その少女像はポーズはとっているものの、 ” 笛 ” 自体は見当たらないのです。 そんな姿を不審に思った某教師が、ある日 笛代わりに ” 緑の棒 ” を突っ込んだのですが、白い少女像に緑の棒が差

      • Vol.36 右手の過去と左手の現在が交錯する時。

        「怖い映画」が苦手で、「痛そうな描写」も苦手な私。 そんな私が公開日に劇場で観てきた映画が『毒娘』。 どんなあらすじかと言いますと… 『元・衣装デザイナーで専業主婦の萩乃は、夫の篤紘、夫の連れ子である萌花と、とある一戸建てに引っ越ししてくる。 穏やかな生活を送っていたが、ある日 赤い装束に身を包み、ハサミを握りしめた不気味な少女 ” ちーちゃん ” が現れる…』 ※下記は予告編(1分24秒)です↓ 冒頭、「典型的な ” 呪いの空き家 ” オープニング」で幕を開ける本作で

        • Vol.35 新年度!自己紹介というイベント。

          新年度がスタート!皆さん、入園・入学・入社、おめでとうございます。 …と書いてみましたが、ほとんど誰も読まねぇ(読んでも記憶に残らない)駄文なので、上記に該当する方は ” ほぼゼロ ” だと思うのですが、まぁ、季節柄ということで、とりあえず書いてみました(笑)。 さて、上記イベントに進級、異動を加えた『新年度イベント』では、「自己紹介」というのがつきもの!?ですよね。 そして「自己紹介」というフレーズを前にすると「私、人前で喋るの苦手だから~♪」とのたまう方々が多い訳!?

        Vol.38 拝啓、宇多丸さま2(あるいは、映画『デューン 砂の惑星 PART2』若干ネタバレ感想)

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        • 吃音暇人(きつおんかじん)の歌もどき
          38本

        記事

          Vol.34「エヴァ抜きのエヴァンゲリオン」+「中二病気質の女子高生」+「ドラえもん」とは…。

          「この映画って、○○と△△を足した様な映画だ」…と思う事がありますが、今回はそんなお話。 最近、私の周りで映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」を観た方々がSNS上で絶賛または賞賛のコメントを書かれていたので、原作コミックを未読の私も観てみた訳です。 ※下記、予告編↓ ざっとしたあらすじは… 突如として東京上空に現れた謎の大型宇宙船に、攻撃を加える米軍… …そして三年後、頭上に宇宙船が浮かんだままの東京では、高校三年生のおとなしい性格な小山門出と、

          Vol.34「エヴァ抜きのエヴァンゲリオン」+「中二病気質の女子高生」+「ドラえもん」とは…。

          Vol.33 『当たり!』続きの映画鑑賞。

          『せっかく映画館に行くのなら「面白い映画」ばかり見たい!』…という願望は誰にでもあると思いますが、たまたまそんな状況が起きることがありまして… そんな事が起こった先週末の思い出話(a.k.a.レビュー詰め合わせ)です。 ・2024年3月16日(金) 「デューン 砂の惑星 Prat2」【周辺情報】 ドゥニ・ヴィルヌーブ監督による、SF小説「デューン」シリーズ(著:フランク・ハーバード)の映画化作品の第二弾。 【あらすじ】 遥かなる未来。 転封したばかりの「砂の惑星 ” アラキ

          Vol.33 『当たり!』続きの映画鑑賞。

          Vol.32 『作者がこめたメッセージ』とは…。

          『「クリエイターの本質」が ” 代表作以外 ” に現れる場合がある』 …こんな意見を聞いたことがあるような、無いような(←どっちだよ!)。 まぁ、今回はそんなお話で。 先日(2024年3月1日)、漫画家の鳥山明さんがお亡くなりになったとの事で、東西南北、有名無名を問わず、様々な方が弔意を示されている訳ですが、私自身は週刊少年ジャンプを購読した事がなければ、「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」のTVアニメ版も ちょくちょく見る程度だったので、 ” 作り手としての凄み ” を

          Vol.32 『作者がこめたメッセージ』とは…。

          Vol.31 謝辞。あるいは「狂騒曲」のその後。

          『前回(Vol.30 あせる吃音暇人、あるいは「2月27日の狂騒曲」)の内容がネガティブで、たいへん失礼しました!』以上、今週の内容は言い切ったので、また来週…… ……では、さすがに雑過ぎるので もう少し書きます。 実は『誰も読まない、私のnote記事』と自虐的に言ったり、書いたりする度に、私の数少ない友人・知人から「そんなことない」と、たしなめられているのですが、前回の記事を読んで頂いた方(もしくは、先日の放送における惨状を耳にされた方)から、いくつかリアクション{「ス

          Vol.31 謝辞。あるいは「狂騒曲」のその後。

          Vol.30 あせる吃音暇人、あるいは「2月27日の狂騒曲」。

          第一楽章『2月27日 午前3時7分/前夜のメール送信』 ・某ラジオ番組で明晩に放送予定の「モノマネ企画」に、SE込みのモノマネ音声を録り、メールで送る。 第二楽章『2月27日 午後~夕刻/進展』 ・番組スタッフさんより、 『「今回の企画は、生放送の電話中継で行う」旨の説明と、「生放送へ電話中継での出演可否の確認」』 …のメールが届く。 ・自らのハンディキャップである吃音(注1)の心配が頭をよぎりつつも、 ” 快諾 ” の返信メールを送る。 第三楽章『2月27日 夜/出

          Vol.30 あせる吃音暇人、あるいは「2月27日の狂騒曲」。

          Vol.29 三拍子。

          その昔(←いつの頃だよ!)、「日本人は三拍子のリズムを取る事が苦手」と言われていまして、かく言う「リズム音痴な私(注: 当連載のVol.7 を参照して下さい)」も、自分自身の体験や体感として『三拍子って苦手だな~』と強い苦手意識を持っていたものです。 しかし、先日 ふと文部省唱歌の『朧月夜』を「なのは~な、ばたけぇに♪」と口ずさんで(今更ながら)気づいたのは、「これって、三拍子ではないか!」ということ。 【参考音源】『朧月夜』 「あれれ…?」と思って、今度は『ふるさと』

          Vol.28 銀幕からの眼差し。

          その短編映画を知ったのは中学生の頃。 たまたま家族で立ち寄った古本屋で購入したSF映画の紹介書籍に、あらすじと概要が掲載されていました。 映画のタイトルは『ラ・ジュテ』(原題:La Jetée)と言いまして、どんなあらすじかといいますと… 『第三次世界大戦の結果、地上は汚染され尽くし、勝者も捕虜も地下での生活を余儀なくされていた。そんな中、 ” 子供の頃 、オルリー空港の展望デッキで見た記憶 ” が、どうしても忘れられない一人の捕虜が科学者の実験台に選ばれる。狂気の実験の

          Vol.28 銀幕からの眼差し。

          Vol.27 拝啓、宇多丸さま(あるいは、映画「哀れなるものたち」のネタバレ込み感想)

          今週は、TBSラジオ『アフター6ジャンクション2』(注1)の人気コーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」(注2)の『映画「哀れなるものたち」(注5)評論回(2024.02.08放送回)』に送った、私の感想メール(※番組内で触れられる事が無かった、不採用メールです(笑))を転載してみます。 ※下記、転載↓ ※※※※※※※※ 宇多丸さん、こんばんは。 ラジオネーム:ユーフォニア・ノビリッシマと申します。 「哀れなるものたち」を劇場で2回ウォッチしてきました。 感想は

          Vol.27 拝啓、宇多丸さま(あるいは、映画「哀れなるものたち」のネタバレ込み感想)

          Vol.26 時として劇伴(音楽)は雄弁に語る。

          前回に引き続いて、映画『哀れなるものたち』(注1)のお話です。 (※極力ネタバレ回避して書きますが…回避しきれなかったらすみません!) まずは、Jerskin Fendrixが手掛けた同作品の劇伴(音楽)から、本編後半の「ロンドン」のシーンをお聴き頂きましょう。 「ロンドン」※2分22秒の音声動画です。 さて、映画とかミュージカルでは、劇伴(音楽)やミュージカルナンバー(歌唱パート)にて、「一つのテーマやモチーフ」が「多少、形を変えて引用される」ことがありますが、映画『

          Vol.26 時として劇伴(音楽)は雄弁に語る。

          Vol.25 お話の基本構造。

          19歳の頃、劇団四季によるミュージカル「オペラ座の怪人」(アンドリュー・ロイド・ウェバー作曲版)(注1)の上演を観劇した際、購入したパンフレットを読んでいたら、ある方が 『この物語は、一人の若い女性が「今は亡き父親」「音楽の師であるファントム(怪人)」「幼馴染にして青年貴族のラウル」という3人の男の狭間で揺れ動きながら成長する話なのだ』 …といった感じで、話の構造を要約されていたことを妙に覚えています。 もっともその頃の私は、年の割には感性がお子ちゃま過ぎて!?、その要約がイ

          Vol.24 アメリカの伝統芸能?

          私が思う、「伝統芸能にありがちな3要素」は… ①『案外、地元の人は詳しく知らない』 ②『案外、アバンギャルドに発展している』 ③『案外、地元以外に熱心なファンがいたりする』さて、能や狂言、歌舞伎といった伝統芸能に疎い私ですが、私みたいな初心者向けに紹介するようなTV番組の企画等々で見聞きすると、伝統芸能には上記の3要素がありがちではないか?と思う訳です。 そう考えた場合に、ふと頭に浮かんだのは『「ドラムコー」は、アメリカの伝統芸能ではないか?』という事。 「ドラムコー」と

          Vol.24 アメリカの伝統芸能?

          Vol.23『夢は呪い』と、ある人は言った。

          「俺に言わせればな、夢ってのは呪いと同じなんだ。呪いを解くには、夢を叶えなきゃいけない。…でも、途中で挫折した人間はずっと呪われたままなんだ」これは、2003年1月から2004年1月にかけてテレビ朝日系列で放送された、TV番組『仮面ライダー555(ファイズ)(注1)』にて、とあるキャラクターが吐いたセリフ。 そして 思わずこのセリフを想起した映画が、先日 劇場にて鑑賞した『笑いのカイブツ』。ラジオ番組の常連リスナー、いわゆる「ハガキ職人」として有名だった、ツチヤタカユキさん

          Vol.23『夢は呪い』と、ある人は言った。