ユーフォニア・ノビリッシマ

◎地方在住会社員 ◎元・吹奏楽愛好家&元・マーチング愛好家 ◎TBSラジオ『アフター6…

ユーフォニア・ノビリッシマ

◎地方在住会社員 ◎元・吹奏楽愛好家&元・マーチング愛好家 ◎TBSラジオ『アフター6ジャンクション2(略称:アトロク2)』の”ライト”リスナー ◎三代目タマフルミステリーメンの(能力不発の)メンバー ◎吃音(きつおん)と呼ばれるオプション(a.k.a.ハンディキャップ)を装備中

マガジン

  • 吃音暇人(きつおんかじん)の歌もどき

    毎週金曜日更新の『トイレで読み飛ばせる程度の文章量』で綴る、「映画駄話」や「音楽駄話」、TBSラジオ「アフター6ジャンクション2(アトロク2)」についての駄話等々に加えて、私のハンディキャップである「吃音(きつおん)」にちなんだ短歌(自称『吃音短歌』)を1首添える、週刊エッセイです。

最近の記事

Vol.50「みんな納得してるから!」

『1ヶ月後の吹奏楽コンクール、 ” O中学校吹奏楽部 ” の指揮者として出場してくれないかな?』 10年以上も前の「知人だったH氏から ” そんな依頼 ” を受けた記憶」が蘇るのは、日本各地で「全日本吹奏楽コンクール(注1)の下部大会(地区予選等々)」が始まるこの時期。 誤解の無いように言っておきますが、私は ” 音楽の専門教育 ” を受けた事がない「素人を煮詰めたような!?、楽器いじりが趣味(注:当時の話です)の一般社会人」で、 ” O中学校吹奏楽部 ” とは全くの無関係

    • Vol.49 最悪な状況で、人生最良の”気づき”を得る瞬間。

      「え~!まだ前日譚を作るの?」と思ったのは、映画「クワイエット・プレイス DAY1」の予告編を観た時の話。 過去に2作品が作られている、映画「 ” クワイエット・プレイス ” シリーズ」を、両作品とも劇場公開時に鑑賞した私の偽らざる感慨でした。 ちなみに、 『1作目の「クワイエット・プレイス」のあらすじ』は… アメリカの田舎町で、音を立てない事に注意を払いながら、自給自足の生活を送っているアボット一家。 実は、音に反応し人間を捕食する ” 未知の生命体たち ” によって、

      • Vol.48 2024年上半期の映画鑑賞(a.k.a.現実逃避)のまとめ。

        酒には弱くて嗜めず、運動が苦手なのでスポーツする気にもならない…そんな私にとって、数少ない趣味(≒現実逃避)の一つが「劇場での映画鑑賞」。 …ということで!?、今回は「2024年上半期の映画鑑賞にまつわる ” 覚え書き ” 」です。 {なお作品の良否にまつわる「ベスト」とか「ランキング」は、年末(もしくは年始)に、一年間分まとめて行います…誰も興味無いと思いますが(笑)} 【最多鑑賞映画】 『デューン 砂の惑星 PART2』 ※都合4回鑑賞しました。 ※「偽りの ” 救世

        • Vol.47『さぁ皆さん、ご一緒に♪』は、なぜ寒々しくなるのか?

          『ヒロインの口が、常に半開きなのが気になる(笑)』…某雑誌で、そんな趣旨の映画レビューを見かけたのは2004年、ミュージカル映画「オペラ座の怪人」(注1)が劇場公開された時の話。 先日、遅まきながらリバイバル上映された同作品を観てみると、確かにエミー・ロッサム演じるヒロイン(役名:クリスティーヌ・ダーエ)の口元は常に半開きの印象! これを普通の劇映画として考えると違和感を覚えるのですが、この作品の場合は『無理からぬ理由』も推察されまして、それはなにかといいますと… 『この作

        Vol.50「みんな納得してるから!」

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        • 吃音暇人(きつおんかじん)の歌もどき
          50本

        記事

          Vol.46 映画化にあたってのチューニング。

          先日、「これは凄い!」と唸ったのが、ヤマシタトモコさんのコミック「違国日記」(注1)の1~2巻を読んだ時のこと。 前回(Vol.45)取り上げた ” 実写映画版 ” をリピート鑑賞してから、後追いで原作コミックを読んだのですが、前述の「これは凄い!」という感想には二つの意味がありまして、一つは「コミック自体が良かったという事」そして、もう一つが「映画化するにあたっての再構築」。 実写映画化するにあたってのチューニング(作中の出来事やシチュエーション、そしてセリフの ” 根

          Vol.46 映画化にあたってのチューニング。

          Vol.45 作品を体現する、たたずまい。

          『「あの役者は良かったね」というのは「映画評論」ではない』…という論説を耳にしたことがありまして、確かにその通りだと思う一方で、役者の佇まいが、その作品を体現することもある訳でして…。 {ちなみに、私が書き散らかすのは、あくまでも「映画感想」です(笑)} 先日、そういった「役者が作品を体現している!」と感じたのが映画『違国日記』を鑑賞した時のこと。 ※下記は予告編です(1分間)↓ 同名コミックの実写映画化作品で、あらすじは… 不慮の事故により突然、両親を失った田汲 朝(

          Vol.45 作品を体現する、たたずまい。

          Vol.44 「エピソード・ゼロ問題」を越えろ!

          小説に漫画、映画といった「物語」を紡ぐ作品では、魅力的な傑作が生まれると、後から『前日譚』もしくは『エピソード・ゼロ』と呼ばれる作品が作られる事がありまして…。 ただ!ここで難しいのが、『エピソード・ゼロ』で「大きすぎる事件や事象が発生」したり、それらを収めるような「思い切った解決方法」を描いてしまうと、先に存在していた『その後のお話』の魅力や価値が目減りしてしまうし、かといって「起きる事件や事象が小さすぎ」たり、それらの「解決方法がいい加減」だと、そもそも「エピソード・ゼ

          Vol.44 「エピソード・ゼロ問題」を越えろ!

          Vol.43 「あの人の 為に世界が 滅んでも いいと誓った 君に惹かれて」

          「おおっ、今回は冒頭から短歌っぽい」…という伝わりにくいボケ!?はさておき、映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」を観てきた…というお話です。 ※ちなみに「~前章」については、この連載で以前(Vol.34)取り上げたことがあります。 ざっとしたあらすじは… 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』 突如として東京上空に現れた謎の大型宇宙船に、攻撃を加える米軍… …そして三年後、頭上に宇宙船が浮かんだままの東京では、高校三年生のおとなしい

          Vol.43 「あの人の 為に世界が 滅んでも いいと誓った 君に惹かれて」

          Vol.42 厳しくも優しい眼差し。

          「石原さとみの演技が凄い!」…という誉め言葉が常套句と化しているのが、映画「ミッシング」に関する反響。 ちなみに、映画「ミッシング」は吉田恵輔監督作品で、幼児失踪事件の当事者家族や、その家族を報道するTVマン達が織りなす群像劇です。 ※下記、予告編(約30秒)↓ 確かに、「本人自ら吉田恵輔監督作品への出演を熱望していた」というだけあって、石原さとみさんの演技には鬼気迫るものがありました。 ※ただし、「本人自らの志願」とか「覚悟を決めた役作り」という今作にまつわるエピソー

          Vol.42 厳しくも優しい眼差し。

          Vol.41 予告編とはイメージが違う!

          私にとって「映画館で映画を観る醍醐味」の一つは、本編上映前の「上映予定作品の予告編」なのですが、ブロックバスター大作の予告編を2~3か月かけて、何度も繰り返し観てしまうと「はいはい、だいたいどんな感じの作品か分かったよ!」と思うのも、これまた事実で(笑) しかし、あくまでも予告編は予告編なので、時には ” 本編で使われていない場面 ” が挿入されていたり、別の場面と場面をシームレスに繋いで、観客に ” 一種のミスリード ” を仕掛ける場合もあるので、本編を観て「あぁ、こうい

          Vol.41 予告編とはイメージが違う!

          Vol.40 メインストーリーと劇中劇と作劇と。

          前回(Vol.39 「ミュージカルものまね」の需要と反響。)に引き続き、ミュージカル『オペラ座の怪人(アンドリュー・ロイド・ウェバー版)』(注1)にまつわるお話。 (注:ちょっとだけ、展開のネタバレがあります) 「オペラ座の怪人」を彩る名場面の中でも、一番情報量が多いのは『The Point of No Return(邦訳タイトル「もはや退けない」)の場面』と言っても過言ではないでしょう!…もし、異論があったらすみません(笑)。 まず、この場面に至るまで どんな ” 話の

          Vol.40 メインストーリーと劇中劇と作劇と。

          Vol.39 「ミュージカルものまね」の需要と反響。

          「まさか、そこまでウケるとは思ってなかったんですけど」…というのが、先日 参加した集まり(注1)でのお話。 以前、ここで触れたことがありますが、その集まりでは『私が「プレゼン」と称して資料を作成し、益体もない一人語りを繰り広げる』という、半ば定番化したくだりがありまして、そこで「 ” 怪獣の生き方に学ぶ ” シリーズ第2弾/空の大怪獣ラドンは、いつから ” ゴマすりクソバード ” に堕ちたのか?」という駄話を繰り広げたのですが、本題に入る前のネタ的に{ミュージカル「オペラ座

          Vol.39 「ミュージカルものまね」の需要と反響。

          Vol.38 拝啓、宇多丸さま2(あるいは、映画『デューン 砂の惑星 PART2』若干ネタバレ感想)

          先日、遠出した際に まだ一部の映画館で上映中だった『デューン 砂の惑星 PART2』(注1)を鑑賞。 4回目の鑑賞でしたが、なかなか語りがいのある作品だと改めて思いましたので、TBSラジオ『アフター6ジャンクション2』(注2)の人気コーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」(注3)の同作品の評論回(2024.03.28放送回)』に送った、私の感想メール(※番組内で触れられる事が無かった、不採用メールです(笑))を転載してみます。 ※下記、転載↓ ※※※※※※※※ 宇多

          Vol.38 拝啓、宇多丸さま2(あるいは、映画『デューン 砂の惑星 PART2』若干ネタバレ感想)

          Vol.37 笛を吹く少女。

          急に小学校の頃の思い出がよみがえることがありまして、今回はそんな思い出話。 その昔、私が通っていた小学校には「 ” 笛を吹く少女 ” という像」があったんですね、横笛を吹いているとおぼしき像が。 なぜ「横笛を吹いているとおぼしき」と、 ” ぼかして ” 書いているのかといいますと、その少女像はポーズはとっているものの、 ” 笛 ” 自体は見当たらないのです。 そんな姿を不審に思った某教師が、ある日 笛代わりに ” 緑の棒 ” を突っ込んだのですが、白い少女像に緑の棒が差

          Vol.36 右手の過去と左手の現在が交錯する時。

          「怖い映画」が苦手で、「痛そうな描写」も苦手な私。 そんな私が公開日に劇場で観てきた映画が『毒娘』。 どんなあらすじかと言いますと… 『元・衣装デザイナーで専業主婦の萩乃は、夫の篤紘、夫の連れ子である萌花と、とある一戸建てに引っ越ししてくる。 穏やかな生活を送っていたが、ある日 赤い装束に身を包み、ハサミを握りしめた不気味な少女 ” ちーちゃん ” が現れる…』 ※下記は予告編(1分24秒)です↓ 冒頭、「典型的な ” 呪いの空き家 ” オープニング」で幕を開ける本作で

          Vol.36 右手の過去と左手の現在が交錯する時。

          Vol.35 新年度!自己紹介というイベント。

          新年度がスタート!皆さん、入園・入学・入社、おめでとうございます。 …と書いてみましたが、ほとんど誰も読まねぇ(読んでも記憶に残らない)駄文なので、上記に該当する方は ” ほぼゼロ ” だと思うのですが、まぁ、季節柄ということで、とりあえず書いてみました(笑)。 さて、上記イベントに進級、異動を加えた『新年度イベント』では、「自己紹介」というのがつきもの!?ですよね。 そして「自己紹介」というフレーズを前にすると「私、人前で喋るの苦手だから~♪」とのたまう方々が多い訳!?

          Vol.35 新年度!自己紹介というイベント。