旅館×デジタルアート×サウナ - 月刊事業構想12月号
Picture:Forbes
サウナとデジタルアートが気になってる大志です!(大志を抱く中年│👉自己紹介)
温泉・サウナがスキだということを前に書いた。
またデジタルアートについて気になってインプットしてることについても書いた。
そんなサウナ好き・デジタルアートに関心のある自分だが、毎月月初に読んでる月刊事業構想12月号を読んだ。
今回は、その中の記事で、サウナとデジタルアートを起点に、廃業寸前からV字回復を果たした御船山楽園ホテル・旅館のお話が載っていたので、そのインプットをメモするもの。
input! - 御船山楽園ホテルがV字回復するまでにしたこと
月刊事業構想12月号の記事の中で覚えておきたい点を箇条書きすると、
V字回復前の状況
現3代目社長の小原嘉久さん、2003年、28歳の頃、家業につく。御船山楽園の集客が全盛期の年間10万人から7,000人まで落ち込んでいた。2007年、32歳で代表取締役に就任。
あと2年半で赤字を食い止め、かつ利益を出せる状態まで建て直さなければ、自己破産せざるを得ない状況
旅行代理店依存からの脱却
御船山楽園という唯一無二の庭園を次世代に残すために、荒れ果てた庭園のメンテナンスから着手。自分でメディア各社へ売り込み。紅葉シーズンに800人程度だった来場者数がコロナ前で10万人規模に。自社ブランディングを築き、旅行会社やオンライン旅行代理店に依存せず、自社HPによる直販体制に移行
デジタルアート - チームラボとのコラボレーション
毎年規模を拡張しながら御船山の自然美を引き立てるデジタルアートイベントを実施
ホテルのロビーもチームラボの協力の下、インタラクティブなアート空間として改装
庭園の池の水面にプロジェクションによる鯉の群れを映し出す。水面プロジェクション世界初
サウナ - 大浴場の全面リニューアル
サウナ大国フィンランド視察で大自然の中で開放感や静寂を味わうことで、癒やし効果が一層高まることを実感した経験をもとに、整うための外部環境整備や、サウナから水風呂、外気浴スペースに移る導線設計
例えば、サウナで一汗流した後に、赤の他人と裸のまま一緒に暖炉を囲んで食事するという原始的な体験も。人間も自然の一部として本来の姿に立ち返る
サウナ界のミシュランガイド「サウナシュラン」で3年連続グランプリを獲得
思ったこと・次やること
家業に入って20年間で、本来の魅力を磨き込みアピールし、その魅力に、デジタルアート×サウナを掛け合わせて、新しい湯治場を創り出した事例。
新規事業を志しつつ、サウナがすきで、デジタルアートが気になってる自分としては、御船山楽園にめちゃくちゃ行ってみたくなった。忘れないようやりたいことリストに追加。
「126. 御船山楽園ホテルで自然とデジタルアートとサウナに溶け込んで整う」
御船山楽園について調べるにつれ、サウナーには超有名な場所だとわかった。行きつけのホームサウナに通って楽しんでいた自分にとって、新しいサウナの楽しみ方の片鱗を見た気がする。日本のサウナについてもっと知りたくなって本買った。
御船山楽園のV字回復は、3代目社長の御船山楽園への愛着、その魅力を磨き込むことで経営を立て直したいという強い思い、その魅力・思いを軸に新しい体験を外部との共創により生み出し、それが大きな拡散の動きにつなげられたことがポイントだと思った。
日本には、コロナの影響もありつつ国内需要の低迷、経営者の高齢化などが重なって、経営が傾く旅館・ホテルが多く存在するものと思う。昨今のインバウンド需要の高まりと、事業承継による新たな血を持つ経営者へのバトンタッチが進むことで、御船山楽園のような、新たな体験が生まれてくるとすごくおもしろい。
そういう目線で、自分としても考えてく。田舎の土地の活用にも通ずるものがあるはず。
(参考)月刊事業構想。新規事業関連の情報が様々載ってる。毎月インプット。
続く
"サウナシュラン2023"発表の話
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