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Apple Cardのデザインと機能性

スリークなデザイン。Appleの製品+パッケージコンセプトがここにも反映されている。Apple Card(アップルカード)は、Appleのクレジットカードサービス。国際ブランドはマスターカードで、ゴールドマン・サックスと提携している。

Apple Card保有者にキャッシュバックを貯める口座を提供

2022年10月13日、アップルはアメリカで発行しているアップルカード(Apple Card)のユーザーが、Daily Cashと呼ばれるキャッシュバックを、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs )の高利回り貯蓄口座に自動的に入金できるようにすることを発表した。

アップルのジェニファー・ベイリー(Jennifer Bailey)はこの貯蓄商品を発表した声明の中で「アップルカードのユーザーは日々Daily Cashの報酬を増やし、将来のためにすることができるようになる」と述べている。

アップルカードは2019年にアメリカで始まった。
このカードを持ち始めてから海外での買い物がラクになった。iPhoneのアプリのウォレットを使って簡単に決済できる。支払いの度にFace IDTouch IDで認証するだけだ。


プライバシー

Apple Card には、他のクレジットカードのように、カード番号が入っていない。番号の漏洩を防ぐため、決済時には独自の番号が使われ、番号は端末が持つセキュリティ機能専用チップのSecure Elementに保存される。

支払いの度にFace IDやTouch IDで認証する1回だけの「動的セキュリティコード」が生成される。Apple Cardのプライバシー機能によって、顧客が利用した店・買った物・払った金額を知られることはない。


金融の世界に踏み込むアップル


ここで注目すべきは、アップルが金融の世界にさらに踏み込んできた、ということだろう。

Daily Cashと呼ばれるキャッシュバックでは、アップルカードのユーザーはキャッシュバックの特典を高利回りの普通預金口座に自動的に入金することができるようになる。

アップルがクレジットカードの分野でより大きなシェアを獲得しようとしていることを示している。2021年の推計では、アップルのカードを利用している人は640万人で、クレジットカード大手のマスターカード(MasterCard)やビザ(VISA)よりかなり少ない。マスターカードは2022年6月の時点で30億枚のカードを発行しているという。

それでもアメリカのアップルのファンたちは、続々とアップルカードに切り替えている。このカードを外国で使うと珍しがられるが、そのスマートなデザインに、「さすがApple」という反応がある。

金融の世界に踏み込むアップル。
今後の進展が楽しみだ。



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