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リーダーが使ってはいけないNGワード5選

介護マネジメントコンサルタントの近藤麻耶です。
今回のテーマは、施設長&リーダーが使ってはいけない“NGワード”について。
 
忙しい時、疲れている時、ついついマイナス発想になってしまうもの。
施設長だって、リーダーだって人間ですから、それは仕方のないことです。

ですが、「言葉選び」はマネジメントでもとても重要です。
同じことを伝えるにしても、言葉の選び方1つで、相手の受け取り方は
大きく変わってきます。
皆さんも、そのような経験は一度や二度あるはずです。
 
そこで、施設長やリーダーの皆さんには、まず“知識”として、どんな言葉を使ってはいけないのか(どんな言葉を使えばよいのか)を知っておいていただくことをお勧めします。
 
今回ご紹介するのは、ついつい使ってしまいたくなる、何気ないセリフですが、これらはいわゆる「マイナス言葉」といわれるものです。

皆さんは使ってしまうことはないでしょうか?
大切なのは、そんな「マイナス言葉」を「プラス言葉」に変換する
クセをつけることです。
 

NGワード①:(仕事ができない部下に対して)「どうしてできないの?」

実際に口に出す方は少ないかもしれませんが、心の中でこのような言葉が浮かぶことはないでしょうか?仕事がデキる人ほど、部下に対して苛立ちを覚えるものです。さて、そのような時には、どう「プラス言葉」に切り換え、自分に言い聞かせればよいのでしょうか。「どうしてできないの?」という言葉が浮かぶ原因は、“できないことに着目”していることにあります。つまり、“できていることに着目”すればよいのです。例えば、「ここはできているよ」などと言い換えることができます。
 

NGワード②:(仕事を依頼する際に)「間違えないでね!」/「風邪ひかないでね!」

「○○しないで」という“否定形”は、相手にネガティブな印象を与えます。同じ内容を伝えるなら、「(間違えないように)ゆっくりやろう」「こういうやり方でやってみよう」や、「(風邪をひかないように)しっかり休んでね」というように、「こうすればできる」という言葉に変換しましょう。伝えたい内容は同じでも、印象はかなり異なることがお分かりいただけると思います。
 

NGワード③:「この仕事、まだ終わってないの?」

「まだ○○ない」も、「マイナス言葉」です。「○○さんの口腔ケア、まだ?」「あの会議の議事録、まだ書いてないの?」など、普段から使いがちな言葉ですが、こちらに悪気はなくても、受け取り方によっては文句を言われているように聞こえてしまいます。では、どのように変換すればよいでしょうか。「まだ○○をしていない」という言葉は、“今、できていない”ことに着目しています。これを“未来に、できる(やる)”ことに置き換えればよいのです。「○○さんの口腔ケア、これから?」「議事録はこれから書くの?」など、「これから○○をする」という言葉を使われた方が、プラスのイメージが湧きませんか?
 

NGワード④:「それはダメ/無理だよ」

部下から的外れな提案をされたら、こんな風に言いたくなるかもしれません。そのような場合は「いいね!(でも)こうしたらもっといいと思うよ」というように、“称賛(または同意)+アドバイス”の形にして指導しましょう。この手法は一般的に「イエス・バット話法」と言われます。相手の意見を頭ごなしに否定するのではなく、まずは「いいね」「なるほどね」など称賛や同意の言葉でワンクッションを置いてから、「こうするともっといいよ」というように、こちらの考えを相手に伝えます。こうすることにより、相手は嫌な気持ちにならずに、上司からのアドバイスを受け入れやすくなります。
 

NGワード⑤:「疲れた・・・」

誰でも使いたくなる言葉ですが、これもマイナス言葉です。こちらも、着目するポイントをずらすことで、プラス言葉に置き換えることができます。「疲れた」というのは、心身の疲労感など、ネガティブな部分に着目しています。これをポジティブな部分に着目したら、どのような言葉になるでしょうか?例えば、“褒めるべきこと”に着目すれば、「今日はよく頑張ったな」などと言い換えることができます。また、“少し先のご褒美”に着目すれば「帰ったら美味しいビールを飲もう!」といった言葉に切り換えられるかもしれません。こうした方が、考えていて楽しい気持ちになりませんか?

 
 
さて、今皆さんの頭に浮かんでいる言葉は、マイナス言葉でしょうか?
それとも、プラス言葉でしょうか?
たとえマイナス言葉が出てきても、それをいかにプラスの言葉に変換するのかが大切です。

プラス言葉に切り替えるクセをつけて、素敵なリーダーになりましょう!

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