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【前編】設立5年目を機に策定した新ビジョンの裏側|チャレンジする会社として大胆に進んでいくために

SCデジタルメディアは、2021年12月に設立5年目を迎えたことを機に、これまでの企業理念を見直し新たなビジョンを策定いたしました。

今回は前編と後編の2回に分けて、その新ビジョンをテーマとしたTOPインタビューをお届けします。前編では、社長の野﨑と副社長の柿木が、策定までの道のりや社内浸透策、「CORE VALUES(会社の指針となる原則と信条の体系)」に込めた想いについて語っています。

新ビジョン

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こだわったのはPURPOSEの裏にあるストーリー


---新ビジョン策定に際して、最も議論したポイントやこだわったポイントについて教えてください。

野﨑:マネジメントメンバーでオフサイトミーティングを開催し、その後も何度も議論を重ねました。中でも、一番時間をかけたのはPURPOSE(マーケティングとテクノロジーの力を融合し 豊かな未来を実現する)ですね。

柿木:特にPURPOSEのストーリー(説明文)はしっかり言語化した方が良いと思い、かなりディスカッションしました。

野﨑:PURPOSEの一文を読んだだけではピンとこないし、その背景が分かるストーリーが必要だと。

あと印象に残っているのは、MISSION(2030年までにマーケティングDX領域におけるリーディングカンパニーになる)。一番初めに柿木さんが作った案では、リーディングカンパニーではなく、ナンバーワンとなっていました。

柿木:「最も評価の高い企業になる」にしていたかな。けれど、それってどうやって測るの?という話になり。顧客ロイヤルティを測る指標を意識していたのですが、それはまだ一般的な主流になっていないという議論になりました。

議論を重ねた結果、「リーディングカンパニー」が最も趣旨に合っているという結論になりました。

ビジョンは何かあった時に立ち帰れる「憲法」のようなもの


---社員それぞれが自分事化するための浸透策について教えてください。

野﨑:まず、押し付けではいけないと考えています。
今は、マネジメントメンバーで策定して発表した段階だけれど、皆さん、まだピンときていない部分や腹落ちしていない部分があると思うので、まずは各マネジメントが自分の考えも入れて、自分の言葉で皆さんに語りかけていくことが絶対に必要。

あとは、一方的に語るだけでなくて、対話が大切ですね。1on1や打ち合わせの場で、新ビジョンのエッセンスを会話に入れ込むなど。

「トップからのメッセージ」と「対話」。この二つが重要だと思っています。

柿木:日常の仕事に取り組む中で、仕事の意義みたいなものを見失いそうな時は、MISSIONやPURPOSEを参照して欲しいし、業務上の判断に迷うことがあったら、CORE VALUESに立ち戻って欲しいと思っています。

ビジョンは、イメージとしては会社の憲法の様なものだと思っています。今後、マネジメントが代わっても、会社がサステイナブルに成長し続けられることを意識して作りました。

トップからのメッセージと皆さんとの対話を通じて浸透させて、共感してもらえるようにしたい。ビジョンを通じて、将来的には自律型の組織になることをイメージしています。

---「何かあった時に常に立ち返る場所」ですね。

野﨑:そうですね。
皆さんが自分事化してくれたら、社内ディスカッションや社外向けの営業活動など、それぞれの日々の行動に滲み出てくると思うんです。それによってSCデジタルメディアのブランドが出来上がっていくし、会社の信用度にもつながる。好循環が生まれると考えています。

ビジョンを通じて、フラットでフランクな企業文化を醸成していく


---今後、どのような企業文化を醸成していきたいですか?

野﨑:「フラットでフランクな企業文化」です。
コロナによるリモート環境が原因となっている部分もあるかもしれませんが、フラットでフランクな社内コミュニケーションがまだ十分にできていない状況です。ビジョンを通じて、この部分を後押ししていきたいです。また、そのためには心理的安全性が確保されていて、「共創」していけるような企業文化にしていきたいと考えています。

柿木:そこは、私もSCデジタルメディアに来てから非常に課題感を持っていまして。

相互にリスペクトしつつ、オープンでカジュアルなコミュニケーション、ディスカッションができる土壌を作り、透明性と一体感を持って進んでいける企業文化を醸成していきたいです。

CORE VALUESには、そのエッセンスが詰まっています。

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チャレンジする会社として大胆に進んでいくためには


---CORE VALUESについて、住友商事(親会社)の経営理念・行動指針を参考にされた部分やSCデジタルメディアならではの部分について教えてください。

柿木:当社の事業に現状にフィットしない部分などは割愛したり、住友商事の経営理念・行動指針のいくつかの要素を集約したりしています。

野﨑:「変革マインド」「人を大切にする」「コミュニケーション」。この3つの要素は絶対に入れたかったんです。ここは拘りました。
あと「コンプライアンス(法と規則を守り、高潔な倫理を保持する)」も、行動の基本となる重要な要素ですね。

柿木:あと、住友商事のバリューには「信用・確実」とありますが、SCデジタルメディア版では「信用・誠実(信用を重んじ、誠実に行動する)」にアレンジしました。

我々はチャレンジする会社なので、「確実」という言葉は入れませんでした。代わりに、誠実であることが信用につながるという考えのもと「信用を重んじ、誠実に行動する」としたんです。

野﨑:VUCAの時代で全く想像しないようなことが起きる中、積み上げで「確実」ばかりを重視してやっていてもなかなかリーダーになれないですよね。ある意味飛び地かもしれないけれど、大胆にやっていかないといけない部分はあると思っています。

---順番に意味はあるのでしょうか?

柿木:順番に優先順位はありません。
「コンプライアンス(法と規則を守り、高潔な倫理を保持する)」が最初に来ると硬い印象になってしまうので、最後に入れています。

あと、「誠実」という言葉に最後は尽きるという考えから、「信用を重んじ、誠実に行動する」を一つ目にしました。

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後編では、「マーケティング」や「テクノロジー」など一つ一つの言葉に込められた想いや、ビジョンを通じて実現していくことなどについてご紹介します。

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