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【ALPHABOAT 丹羽 紗貴子さん】突然の無茶ぶりで出会ったSalesforceのキャリアと、「人」で入社を決めたALPHABOATについて

SCデジタルメディアの事業会社ALPHABOATでAllianceチームと Industry Marketing & Sales Techチームを兼任する 丹羽 紗貴子(にわ さきこ)さんにインタビュー!思わぬきっかけでスタートしたSalesforceのキャリアや現在ALPHABOATで行っているSalesforceのシステム構築業務、主業務であるAllianceチームへの想いなどについて語っていただきました。

突然の無茶ぶり(!?)がきっかけで出会ったSalesforceのキャリア

ー 早速ですが、これまでのキャリアについて教えてください!

何社か経験しているのですが、前職では経理向けのシステムを提供しているSaaSの会社で、今と同じようにSalesforce(※)周りの社内のシステム管理を行っていました。

※Salesforce社が提供する、クラウド型CRM(顧客管理)プラットフォーム。業種や企業規模を問わず広く選ばれ、世界トップレベルの認知とシェアを誇る。


ー Salesforceを扱うきっかけとなったViibar社(現Video Touch社。当時は動画配信プラットフォームを運営)にいらしたのはその前ですか?

そうです。

もともと制作側の事務的なポジションで入社したのですが、蓋を開けてみると事務だけではなく総務やデスクなどの業務もあり、なんでも屋さんみたいなポジションでした(笑)。

Salesforceの管理に初めて触れたのは、その半年後です。

管理を行っていた方が退職されることになり、「Excelできるからやれるっしょ」と、なんの引き継ぎもなくいきなり任されたんですよ(苦笑)。

ー なんの引き継ぎもなく無茶ぶり…怖すぎますね。

唯一もらったのは、Salesforce社の方の名刺だけだったという…!

私は理系でもなく、当時はシステム系に強かった訳でもなかったので、いきなり振られて「え!?」と戸惑いました。まずはSalesforce社の営業担当の方に電話して「何も分かりません、設定の『せ』の字も分からないので一から教えてください!」とお願いしたところからSalesforceのキャリアがスタートしました。

ー そこからずっとSalesforceに携わっていらっしゃるんですね。

「もうSFA(セールス・フォース・オートメーション-営業支援ツール)を使っている場合じゃないから解約した方が良いのではないか」という話が出たことがあり、その時に、Salesforce社の営業担当の方や社内メンバーと一緒に、どうすればSFAをViibarで活用できるかを検討したんです。

その時に初めてシステム構築を経験したのですが、そのシステムが実際に会社で使えるデータに反映されて施策に落とせる状態になったのを見て「この仕事、めちゃくちゃ面白いじゃん!」って思ったんですよね。

この成功体験によって「Salesforceを導入したけれどうまく定着していない会社の支援をしたい」という思いが芽生え、今に至ります。

ー 思わぬきっかけでキャリアチェンジされたんですね。人生何があるか分からないですね。

本当にそうなんです。

私は総務系のキャリアを進んでいくというビジョンを描いていたので、まさかこのような道を行くとは思っていませんでした。

急に「後はよろしく」と言われて受け取ってみたら「めちゃめちゃ面白いぞ!」と(笑)。

ALPHABOAT入社のきっかけは、完全に「人」

ー 今年の4月入社なのですね。全社会議での新メンバー紹介の際、チャット欄が賑わっていて既にとても馴染まれていたのがとても印象的でした…!

(笑)!昨年の10月頃から業務委託で入らせていただいていたからなんです。
Viibar時代に一緒に働いていたALPHABOATの方々から、「Salesforceをうまく活用できていないから手伝って欲しい」と誘っていただいたのがきっかけです。

ー 業務委託から社員になることを決めた理由はなんだったのでしょうか?

完全に「人」です!

業務委託の頃からAllianceチームの皆さんと一緒にお仕事させていただいていたのですが、General Managerの方がとにかく毎日お忙しそうだったので、「助けてあげたい」と思いました。

また、外からは見えないけれど中には色々な課題があるんだろうなと感じていたので、ALPHABOATの中に入って、システムの力で皆さんのお力になりたいなと。

ー 実際に入社されてみていかがですか?

やはり、想像していた通り整っていないなと感じます(笑)。
けれど、それを整えるために入っていますし、課題が沢山あるのは良いことだと思うので、それらを早く解決して、施策を回しやすいような体制づくりに貢献していきたいですね。

ー 入ってみて想定外だったことはありますか?

想定外というより最初驚いたことは、私がチームリーダーを務めるAllianceチームのメンバー4名が、それぞれ全く違う仕事をしていることです。

私はSalesforce周りのことを行っていますし、他の2人ははデスク業務、1人ははSNS運用チームのサポート業務を中心に幅広い業務を担当しています。

「チームリーダーとしてどのように管理していけば良いのだろう」というところは、最初まごつきましたね。

ー どのようにその状況を解決したんですか?

最初の方は、とにかく沢山話をして皆さんのことを理解するように努めました!

「まずは人間関係の構築」と思って会話させていただいたり、実際に業務で抱えている問題や忙しい時期について聞いたりと。

皆さん主体的に仕事をしてくれますし、課題があったらちゃんとあげてくれるメンバーなので、とてもやりやすいです。

Salesforceを活用した課題解決や調整業務を担当

ー 丹羽さんはAllianceチームとIndustry Marketing & Sales Techチームを兼務されているんですよね。

Salesforceは、見込み客から実際にご契約いただいたお客様までを一貫して管理するシステムなので、「兼務」という形ではあるのですが、実際の業務は一本化されているんです。

また、部署を跨いで動かなければならない業務なので、Allianceという横断的に動きやすい部署に置いてもらえたのはとても良かったなと思っています。

ー 横断的に動かれているのですね。具体的な業務内容について教えていただけますか?

Salesforceの構築業務がメインです。

構築をする中で、各部署が抱えているシステムで解決したい課題を吸い上げ、それを解決するための最善策を考える作業や、部門間のシステム周りのニーズや意見の調整業務なども行っています。

これは、一般的にどの会社でも起こることなのですが…
Salesforceは営業の方に商談ステータス等の商談データを入力していただくシステムなのですが、別の部署の観点からすると「このくらいのボリュームのデータが必要」「こういった情報を集めるべきだ」などの理想論が述べられがちなんです。

けれど、入力する営業サイドからすると、「日々精力的に営業活動を行っている中で、データ入力にそこまで時間を割くことはできない」となり、意見の相違が生まれてしまう。

どちらの事情もめちゃくちゃ分かるしお互い正論なんです。だから、最終的にはどの部署にとっても良い方向に持って行けるよう、入力データの分量やスピード感などにおいてさまざまな調整を行なっています。

個人的には、実際に入力してくれる人が会社の財産を作ってくれていると思っています。立場上、中立的な立場でいなければと思いながらも、入力してくれる営業の方がいかに使いやすいシステムにするかが大事だと考えています。

意外!?Salesforceの魅力は「温かい人間味」

ー ずっと携わっていらっしゃるSalesforceの魅力について教えていただけますか?

1つ目は、「いわゆるエンジニア職でなくても扱えるシステムである」ところです。

システムって、真っ黒い画面に白い文字でコードを入力するようなイメージがありませんか(笑)?Salesforceはそういった類のものではなく、総務や営業事務の畑にいた私でも入っていけるようなシステムでした。

営業部隊を抱えている会社にとって、顧客データの管理は100%必要なことになってきています。それを踏まえると、技術の知識がなくても扱える顧客管理システムである点は非常に良いと思います。

2つ目は、「自分で勉強をしてSalesforceのキャリアを積んでいける」という点です。
資格もありますしね。

Salesforceの方が教えてくれるというよりは、他社で同じ仕事をされている方が情報提供してくださる機会が多いんですよ。同じユーザー同士で頻繁に勉強会も開催されていますし、Twitterで教え合う文化もあります。

相手が競合かもしれないのに、こういうことってあまりないじゃないですか(笑)。
そんなユーザーの温かさが私にとってはすごく大きくて、私自身それによって大きく成長できたと思っています。

ー 確か、Salesforceの大会にも出場されたんですよね…!

そうなんです。ちょうど去年の今頃に出場し、6社が出る決勝まで残りました。

オンラインで2,500人くらいの前で喋った時は緊張して死にそうでしたが(笑)、その時、自分がSalesforceを活用して行ったことについて初めて自分が「質問される側」になったんです。そこで、Salesforceの世界で自分が恩返しをできた気持ちになれました。

「人から教わったことを誰かに教える」。
これが当たり前の文化が、Salesforceならではの魅力ですね。

ー 一見無機質なシステムなのに、「温かな人間味」が魅力とは意外でした!ちなみに、大会ではどういったところを審査されるんですか?

自社において、Salesforceの標準機能でどこまでやっているか、またどこまで独創的にカスタマイズしているかなどを審査されます。Salesforceの方以外にユーザーの方も審査員として入るので、中の方目線とユーザー目線の両方で見られます。

ー 前職でエントリーされたということは、今後ALPHABOATでもエントリーできるということですね!

そうですね!1年後はチームメンバーに出ていただこうかと!(笑)

ー 最後に、ここで叶えたい夢を教えてください!

まずはAllianceチームのGeneral Managerの助けになること。あとは、チームメンバーの成長のことしか考えていないです!

私は何度か転職を経験しているのですが、職種が変わっても活用できる自分の根本的なスキルってあると思うんです。メンバーのそのスキルを伸ばしてあげるのがチームリーダーの仕事だと思っているので、それが今の自分の夢であり目標です。

柔らかい雰囲気の中に、温かい芯のある丹羽さん。「チームメンバーの成長に寄与したい」「会社の力になりたい」と語る姿に、インタビュアーの我々はすっかりファンになってしまいました。Salesforceのプロ・丹羽さんのご活躍で、ALPHABOATはますます勢いが出ていくに違いない…!と感じたインタビューでした。丹羽さん、ありがとうございました!

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