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6/8 映画「悪は存在しない」感想(ネタバレあり)
濱口さんの映画で描かれる感情はとてもフラットで些細なだなと感じる.大喜びしたり大激怒したり,そういったわかりやすい表現ではなくて,誰でも感じるけどあえて表に出さないような,無意識の中にある感情を描いているようだ.この映画もそういった見えそうで見えない感情を言葉ではなく行動で描いている.
ラストのシーンに正解はないと思って,だからググって答え探しをしてもきっとそれは答えのひとつでしかなくて,どんな
5/18 | 何のために生きるのかとか考える
とても厨二病っぽいタイトルだなぁと思わず自分でも笑ってしまうくらいだけど,最近そんなことを通勤のときとかに考えてみたわけさ.そして僕なりの答えは,最期をむかえるために生きる,だった.どんな最期を迎えたいのか,そこから逆算してみると,欲しいものとかけっこうどうでも良くなってきて,最期に「いい人だったね」ってひとこと言ってもらえる家族とか友達とかがいたらそれでいいんじゃないかって.そのためにいまからで
もっとみる5/5 晴れ|朝井リョウ 「正欲」 を再読した感想とか
世の中はゴールデンウィーク.遠くに出かけたり,いつもできないことをしてみたり,そうやって過ごす人はどれくらいの割合でいるのか知らないけど,僕は平常運転の休日で,読書とかしていた.
朝井リョウの正欲をひさしぶりに読んでいる.いろいろな秩序がなくなっていることを多様性という言葉にすり替えて美化しているように感じる世の中で,きっとこの小説に助けられた人は少なからずいるとおもう.
多様性を受け入れられ
5/3 晴れ|久しぶりに書く日記
ずいぶんとサボったものだ,しばらくここで日記を書いていない.こういうとき言い訳なんかしないで「書くことに飽きた」と言える素直さがほしいとおもう.
ちょうど先週の連休前から仕事が立て込み,あれよあれよと仕事に翻弄されて,今週はぜんぶ有給休暇でお休みのはずが,ずっと仕事していた.とはいえそんな仕事が好きなんだから仕方ない.ぼくはサラリーマンだから仕事をどれだけ頑張っても給与は変わらない.残業すればそ
4/18 - 4/22|週末の話とか
先日からバタバタとしていて日記をちゃんと書けてない.これもまた日記っぽくていいなとおもうけど.
彼女の体調があんまりよくなくて,2つくらい病院をまわっているけど症状はわからない.心配性なぼくはいろいろ不安だ.こういうときぼくにできることって何だろうって考えるけど,ただただ近くにいてあげることくらいなのかなっておもう.
そして週末.彼女とは毎週会っているから先週末もいつもと変わらない週末.いつもと違
4/17 晴れ|音楽を好きになるきっかけ
アーティストを好きになるきっかけは,偶然見つけて気に入ったりすることはほんとうに稀だなとおもう.誰かに教えてもらったり小説や雑誌で見かけた音楽だったりライブやフェスでたまたま巡り合った音楽はぐぐぐっと体のなかにはいってきてその思い出といっしょに記憶にのこったりする.つまりちょっとしたストーリーのなかにある音楽はそれだけ思い出に残りやすいということらしい.ぼくの場合.
4/16 晴れ|POPEYEのバックナンバーを買ってみたり
天気のいい日がずっとつづいている.今年の春はかなり湿度が高くて春の気持ちいい風をあまり感じられてない.きっとそれで体調を壊すひともおおいような気がする.
ここ数日,雑誌POPEYEのバックナンバーを購入している.ペルソナを東京に住む20代前半の男子に限定しているから,20代を地方ですごしたぼくには結構距離感のある雑誌だった.だけど,いまさらだけど関東に住むようになって30代も後半になってようやくそ
4/13-14 晴れ
晴れの週末.すっかり寒さを忘れて春がきたって喜べる単純さがなんだかうれしい.クルマを車検に出していたので引き取りにいく.代車をお願いしていたわけではないので電車でクルマをとりにいく.車検からかえってきたクルマはどこか調子がいい気がするので気分がいい.
しばらくクルマでどこか遠くへ出かけていない.コロナとか原油価格の高騰とかそういうことが重なって自粛することがあたりまえになってきたような気がする.
4/11 晴れ|ままならないから私とあなた
きょうは晴れの木曜日.というわけで朝から出社してきた.4月になると電車の中も新入社員や新入生がたくさんいてとても新鮮な気持ちになる.先月までいっしょの電車に乗っていたのかもしれないのに,環境が変わるだけでガラッと雰囲気も目に見えるように変わるのはとても不思議.こういうとき気持ちって本当に大事なんだなっておもう.
浅井リョウ「ままならないから私とあなた」を読む.他人の理解できないぶぶんも含めてその人
4/6-4/7 曇り|朝井リョウを読んでいて思うこと
さいきん朝井リョウの作品をずっと読んでいる.どの本も根っこにあるテーマは多様性で,社会や他人と自分,その間にあるギャップを描く作品が多くて,そのギャップはたぶんどんな人でも一度は感じたことのある違和感だから,きっとたくさんの人に共感をえられているんだとおもう.
最近は「常識」「普通」「みんなやってる」みたいな言葉はあまり耳にしない.それは単に僕が歳をとって周りにいる人たちが変わったからかもしれない
4/5 曇り|Margaret Kilgallenの展示へ
4月初めての金曜日は曇り.そして最高気温が15度くらいで肌寒い1日.ぼくは出張ということで終日都内へ.出張先での会議は淡々と情報を交換して終了.どんな仕事もこういった感じに淡々と進んでいけばいいなとおもう.
そのあとせっかくちかくまできたので神宮前SCOOTERS FOR PEACEへMargaret Kilgallenの展示をみにいってきた.ストリートアートだったりストリートそのもののカルチャー