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生活の記録|関東に住む30代サラリーマン

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生活の記録|関東に住む30代サラリーマン

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6/8 映画「悪は存在しない」感想(ネタバレあり)

濱口さんの映画で描かれる感情はとてもフラットで些細なだなと感じる.大喜びしたり大激怒したり,そういったわかりやすい表現ではなくて,誰でも感じるけどあえて表に出さないような,無意識の中にある感情を描いているようだ.この映画もそういった見えそうで見えない感情を言葉ではなく行動で描いている. ラストのシーンに正解はないと思って,だからググって答え探しをしてもきっとそれは答えのひとつでしかなくて,どんな解釈であってもいいように感じている. 作品中のキーワードを並べてみると, -

    • 6/3

      なぜか最近,本を読むことがとても億劫になる.どうしても「読んだ内容をちゃんと覚えておきたいな」という気持ちが先行してしまって「次の本を読んだらきっとこの本の内容は忘れてしまうんじゃないだろうか」なんてことを考えてしまっている.まあそうこうしているうちに時間がたって読まないでいても忘れていくんだろうけど. ぼくはそんなに記憶力がいい方じゃないから思い返せるようにちゃんとメモをしないといけないなということに気がついた.そうするとどうやったらちゃんとメモできるのかなという方法を考え

      • 5/18 | 何のために生きるのかとか考える

        とても厨二病っぽいタイトルだなぁと思わず自分でも笑ってしまうくらいだけど,最近そんなことを通勤のときとかに考えてみたわけさ.そして僕なりの答えは,最期をむかえるために生きる,だった.どんな最期を迎えたいのか,そこから逆算してみると,欲しいものとかけっこうどうでも良くなってきて,最期に「いい人だったね」ってひとこと言ってもらえる家族とか友達とかがいたらそれでいいんじゃないかって.そのためにいまからできることはNISAとかじゃなくて(生きるためにはお金は大事だけどお金たくさんあっ

        • 5/5 晴れ|朝井リョウ 「正欲」 を再読した感想とか

          世の中はゴールデンウィーク.遠くに出かけたり,いつもできないことをしてみたり,そうやって過ごす人はどれくらいの割合でいるのか知らないけど,僕は平常運転の休日で,読書とかしていた. 朝井リョウの正欲をひさしぶりに読んでいる.いろいろな秩序がなくなっていることを多様性という言葉にすり替えて美化しているように感じる世の中で,きっとこの小説に助けられた人は少なからずいるとおもう. 多様性を受け入れられる社会には「自己肯定感を上げよう」とか「自分を愛そう」とか,そうやって頑張って現

        6/8 映画「悪は存在しない」感想(ネタバレあり)

          5/3 晴れ|久しぶりに書く日記

          ずいぶんとサボったものだ,しばらくここで日記を書いていない.こういうとき言い訳なんかしないで「書くことに飽きた」と言える素直さがほしいとおもう. ちょうど先週の連休前から仕事が立て込み,あれよあれよと仕事に翻弄されて,今週はぜんぶ有給休暇でお休みのはずが,ずっと仕事していた.とはいえそんな仕事が好きなんだから仕方ない.ぼくはサラリーマンだから仕事をどれだけ頑張っても給与は変わらない.残業すればその分は手当としていただけるけど,すればするだけ自分の時間は無くなってく.そうおも

          5/3 晴れ|久しぶりに書く日記

          4/18 - 4/22|週末の話とか

          先日からバタバタとしていて日記をちゃんと書けてない.これもまた日記っぽくていいなとおもうけど. 彼女の体調があんまりよくなくて,2つくらい病院をまわっているけど症状はわからない.心配性なぼくはいろいろ不安だ.こういうときぼくにできることって何だろうって考えるけど,ただただ近くにいてあげることくらいなのかなっておもう. そして週末.彼女とは毎週会っているから先週末もいつもと変わらない週末.いつもと違うのは彼女があまり元気じゃないこと.だからどこにも出かけないで家に帰ってご飯をつ

          4/18 - 4/22|週末の話とか

          4/17 晴れ|音楽を好きになるきっかけ

          アーティストを好きになるきっかけは,偶然見つけて気に入ったりすることはほんとうに稀だなとおもう.誰かに教えてもらったり小説や雑誌で見かけた音楽だったりライブやフェスでたまたま巡り合った音楽はぐぐぐっと体のなかにはいってきてその思い出といっしょに記憶にのこったりする.つまりちょっとしたストーリーのなかにある音楽はそれだけ思い出に残りやすいということらしい.ぼくの場合.

          4/17 晴れ|音楽を好きになるきっかけ

          4/16 晴れ|POPEYEのバックナンバーを買ってみたり

          天気のいい日がずっとつづいている.今年の春はかなり湿度が高くて春の気持ちいい風をあまり感じられてない.きっとそれで体調を壊すひともおおいような気がする. ここ数日,雑誌POPEYEのバックナンバーを購入している.ペルソナを東京に住む20代前半の男子に限定しているから,20代を地方ですごしたぼくには結構距離感のある雑誌だった.だけど,いまさらだけど関東に住むようになって30代も後半になってようやくその面白さに気づいた.雑誌のお店がすぐいける距離にあるから(野村訓市さんもよくいう

          4/16 晴れ|POPEYEのバックナンバーを買ってみたり

          4/15 晴れ

          週末明けの月曜日は寝不足だ.土日を使いきってちゃんと楽しんだらそうなるのはあたりまえかもしれないけど.楽しい時間はあっという間に過ぎていくけど,楽しいって思える瞬間をちゃんと知れるようになったのは大人になってからかもしれない. 平日は週末の予定を考えることが楽しくて,週末はそれ自体が楽しいってもう週末に生かされてるようなものだな.

          4/13-14 晴れ

          晴れの週末.すっかり寒さを忘れて春がきたって喜べる単純さがなんだかうれしい.クルマを車検に出していたので引き取りにいく.代車をお願いしていたわけではないので電車でクルマをとりにいく.車検からかえってきたクルマはどこか調子がいい気がするので気分がいい. しばらくクルマでどこか遠くへ出かけていない.コロナとか原油価格の高騰とかそういうことが重なって自粛することがあたりまえになってきたような気がする. いま一番行きたい場所はどこだろう,そんなことを考えているのが楽しくて肝心のおでか

          4/13-14 晴れ

          4/12 晴れ

          きょうは晴れの金曜日.そしてテレワーク.金曜日のテレワークというわけできょうはずっとメール対応していた.1週間分のメールを対応するわけではなくて,来週の仕事につながる依頼をしておく. そういえばきょうも4時に起きてランニングしてきた.体が慣れてきたのか春になってベッドから出やすくなったのかわからないけど目覚ましのアラームとともに起き上がることができる.ランニングといっても6分/kmくらいのペースだからジョギングに近い.いちおうアプリを入れて走った距離とか時間を測るようにしてい

          4/11 晴れ|ままならないから私とあなた

          きょうは晴れの木曜日.というわけで朝から出社してきた.4月になると電車の中も新入社員や新入生がたくさんいてとても新鮮な気持ちになる.先月までいっしょの電車に乗っていたのかもしれないのに,環境が変わるだけでガラッと雰囲気も目に見えるように変わるのはとても不思議.こういうとき気持ちって本当に大事なんだなっておもう. 浅井リョウ「ままならないから私とあなた」を読む.他人の理解できないぶぶんも含めてその人を愛すること.みたいな人生のいちばん大事な部分を丁寧に描いていて最高だなって.何

          4/11 晴れ|ままならないから私とあなた

          4/9-10 晴れ

          この2日間は在宅で仕事.ちょっと前までは始業のちょっと前まで寝てるような生活だったけど,最近は早起きができるようになって朝4時とか5時には起きてる.それができるようになって思うのは,早起きは習慣であって3ヶ月くらい意識していればわりと簡単に達成できる目標ということ.つまり「明日から早起きするんだ」って短期決戦で挑むと失敗する.ぼくも今年の1月に「今年の目標は早起きすること」みたいなことを書いたとおもうけど,それから3ヶ月くらいたった今はちゃんとできるようになった. 早起きする

          4/9-10 晴れ

          4/8 晴れのち雨

          きょうは6時に仕事をピタッと切り上げてそのまま家の中の掃除をしていた.掃除といっても断捨離という方がしっくりくる.いるものいらないものを選別していく作業.これまで溜め込んできたものがたくさんあるから,いらないものがたくさんある.こうしてあらためて棚卸しをするとどれだけ衝動的に近視的にものを買ってきたのかがわかる.そしてこれから欲しいとおもうものもそういうものだということ.つまり短期的に不要になるものだということをあらためて実感する.なので,これから何か欲しいなっておもっても「

          4/8 晴れのち雨

          4/6-4/7 曇り|朝井リョウを読んでいて思うこと

          さいきん朝井リョウの作品をずっと読んでいる.どの本も根っこにあるテーマは多様性で,社会や他人と自分,その間にあるギャップを描く作品が多くて,そのギャップはたぶんどんな人でも一度は感じたことのある違和感だから,きっとたくさんの人に共感をえられているんだとおもう. 最近は「常識」「普通」「みんなやってる」みたいな言葉はあまり耳にしない.それは単に僕が歳をとって周りにいる人たちが変わったからかもしれないけど. きっと,たぶんだけど「普通とか,きっと存在しない」っていうことに気づき始

          4/6-4/7 曇り|朝井リョウを読んでいて思うこと

          4/5 曇り|Margaret Kilgallenの展示へ

          4月初めての金曜日は曇り.そして最高気温が15度くらいで肌寒い1日.ぼくは出張ということで終日都内へ.出張先での会議は淡々と情報を交換して終了.どんな仕事もこういった感じに淡々と進んでいけばいいなとおもう. そのあとせっかくちかくまできたので神宮前SCOOTERS FOR PEACEへMargaret Kilgallenの展示をみにいってきた.ストリートアートだったりストリートそのもののカルチャーはとてもいいなっておもう.とくに最近それを強く感じるのは資本主義社会にちょっと疲

          4/5 曇り|Margaret Kilgallenの展示へ