【裁縫録0060】 キテンゲのワイドパンツ
アフリカの布が好き
10年近く前、ワタシがお裁縫を始めるよりずっと前に、気まぐれで大規模なハンドメイドイベントを見に行ったことがあった。そこに出展していた方で、アフリカの布を使って実に鮮やかでおしゃれなワンピースやチュニックを作っている作家さんがいた。これまでもチチカカやチャイハネといったエスニックファッションのお店で買い物をしたことはあったが、アフリカの布というのは馴染みがなく、その大胆でパワフルなデザインにすっかり魅了されてしまったワタシは、その方のwebサイトから毎年のように素敵な夏服を何着もお迎えしたのだった。
でもやはり個人でやっているお店ということもあって、いつも同じペースで製作できるわけでもなく、ここ数年はちょっと元気がない。新作も小物中心で、エキゾチックなお洋服が欲しいワタシとしてはちょっと残念…。じゃあ自分で生地をゲットして何か作ってみようかしら?
エスニックのお店でインドの布は見たことあるけど、アフリカの布って個人で買えるのかな…とググってみたら、アフリカフェ@バラカというサイトを発見!
タンザニアやケニアなど、東アフリカで作られているカンガやキテンゲを多数取り扱っている! どちらも素敵だけど、カンガは長方形の縁取り模様の中にメインの絵柄をデザインしているのに対して、キテンゲは連続模様となっている。そしてカンガは1×1.5m程度の布だが、キテンゲは幅105cm、長さ9mの反物で、1m単位で切り売りしてくれるようだ。…ということは普通の生地と同じ感覚で使うにはキテンゲの方が簡単そう!
以前SOU-SOUの「ほんのり」で作ったワイドパンツをアフリカ柄でやりたい…と思っていたので、良さそうな柄をチョイス。「降り積もる花」を選んでみた。
二度目なのでまぁ
綿素材ということだが、届いた生地は結構ゴワゴワしてる。糊がしっかりついているようだ。水通しをすれば柔らかくなるかと思ったが、洗面器で水につけて軽く脱水して干したぐらいだとまだ糊が落ちきらず、乾いたらやはり硬めだった。そのまま作り始めてしまったけど、水通しじゃなくて一度しっかり洗濯してから始めた方がよかったのかもね。
使ったパターンはこの前と同じ、フィットパターン・サン イージーワイドパンツ。
前後の継ぎ目がないので工程も少なく、そして大きな柄も生かせる。
特に難しいところはなかったんだけど、途中で黒のミシン糸を切らしたり、放浪徘徊や飲み会の予定が入ったりしたので10日ぐらいかかった。
最後の最後で、ベルト通しを作って5か所に取り付ける作業が意外と時間かかるんだよな。
んで、こんな感じで完成。
下に向かって柄が大きくなるデザインを活かせたと思う。
完成後にチャコペンを落とすために洗濯してみたら、だいぶ布が柔らかくなったよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?