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PS4「デトロイトビカムヒューマン」で大号泣して思ったこと

人生初SONY据え置きハード、PS4 Proの記念すべき一本目のゲームには、Quantic Dream社の『Detroit:Become Human』を選んだのでレビューする。本当にすごい作品だった。

公式トレーラー

作品を知ったきっかけはYouTubeにアップされている「ゲームさんぽ」を観て。精神科医の名越先生が心理分析をしながら、なむさんとチャプター1の実況をされていた。進め方に人柄が出て、実況人気が出るタイトルなのも納得。

ゲームの内容は、アンドロイドが普及した2038年、アメリカのデトロイトで起きるヒューマンドラマ。

ジャンルは公式サイトによれば「オープンシナリオアドベンチャー」だが、Wikipediaでは「アクションアドベンチャー」とも言われている。
個人的には「3Dで動き回れて、脱出ゲーム的な探索や謎解き要素もあるサウンドノベル」みたいだと思った。

私はまず画質の美しさに圧倒され、実写映画のようなリアリティに衝撃。まるで動き回れる洋ドラだった。17歳以上対象で、大人のゲームという印象のストーリーだ。

作中のアンドロイドは感情を得て、ほとんど人間のよう。よってこの記事でも、アンドロイドも人間も「人」として扱う。

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警察で交渉人や捜査をして働くコナー、老画家カールの介護とアシスタントをするマーカス、トッドとアリス父娘の家で家政婦をするカーラ。三人のアンドロイドの主人公が、チャプターごとに切り替わりながらストーリーが進んでゆく。

キャラクターを操作し、選択肢を選ぶのにも時間制限があり、感情移入と没入感がすごい。プレイ動画を観るのとはまるで違う、自分でやってこそ本当に魅力が分かるゲームだと実感した。仲間を亡くしたときなどは大泣きし、罪悪感にさいなまれた。

作中を自分で動き回れて選択できるのが、ゲームならではの良いところだ。だから、同じシナリオの洋ドラがあったとしても、観ていて少し距離感のある他人事となって、ここまで心揺さぶられないかもしれない。

さらに時間制限のある中でミッションをこなしたり、急に指示されたボタンを押すQTEが入ったり、油断できない展開が続く。かなり気持ちのエネルギーが必要になるが、その分カタルシスも格別だ。

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私は全編ほぼ善人に徹しマーカスでは一度も負けずにクリアして、まずまずのグッドエンドを迎えることができた。終盤は怒涛の展開になり、主人公三人を死なせないのが大変で、チャプターをやり直したところもあったが。

トゥルーエンドの条件が気になって攻略サイトを見たら、薄々思っていたことが確信に変わった。

これはどれだけ人に優しくでき、人の善性を信じることができるかのゲームであると。

少なくとも、そうすればトゥルーエンドや、人も捨てたものではないと感じられる展開に近付いたのではないか。コナーの相棒ハンクと友情エンドで終わることができて本当によかったと思う。あのラストシーンが目に焼き付いている。

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タイトルにあるビカムヒューマンは、人間になるという意味らしい。このゲームをプレイして一番ビカムヒューマンしたのは、私の心だった。人の温かさに大号泣したクライマックスは一生忘れないだろう。実はこれを書いている今も思い出して涙が出ている。

このゲームは自分の選択次第でストーリーが無数に分岐するので、プレイヤーの数だけ違う物語が展開することになる。人によっては私と全く違う思いを持つかもしれない。私も2周目を遊んだらどう感想が変わるか、怖くもあり楽しみでもある。

あなたも是非、自分だけの物語を紡ぎ、その先に何を思うのか体験してほしい。

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PS storeではダウンロード版のゲームに、デジタルアートブック、デジタルサウンドトラック、PS4テーマもついているデラックスエディションがなんと通常価格5390円。
曲もアートブックもテーマも、ものすごく良かった。

2020年3月20日現在、70%オフセールで同様のデラックスエディションが驚きの1617円。サブスクリプションサービスのPS plusに加入していれば更に10%オフとなる。かなり頻繁にセールになる。
遊んだ方は安すぎる、もっと払いたいと思うのではないだろうか。

少しでも興味があれば下記リンク先のPS storeをチェックしてみては。

ちなみに、英語音声・日本語字幕で遊んだら、英語のリスニング力がかなり上がり、セリフの細かいニュアンスが分かりました。英語音声もいいですよ。

2021年2月3日現在、PS5のPlayStation Nowの中にも、このゲームが入っています。
このゲーム以外にも『ファイナルファンタジーXV』『ペルソナ5』などもPS5で遊べるそう。参考記事はこちらのリンクから。

オフィシャルサイトはこちら


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