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[小児科医ママが解説] 「うんちのトイトレがうまくいかない」は便秘のサイン。
2〜3歳ころから始まることが多い「トイトレ」。
「トイトレは、子どものやる気が必需品」という点は以前にも触れましたが、もう一つ大事なポイントを。
それは
うんちのトイトレがうまくいかないときは
便秘をチェックして!
ということです。
便秘のせいで「ウンチを出すのが痛い」「ふんばるのが怖い」
お子さんに便秘があると、
ウンチを出す=痛い思いをするもの。
ウンチというのは、ものすごい、ふんばらないと出ないもの。
そんなふうに認識している可能性があります。
オシッコはトイトレがスムーズにすすんだのに、
ウンチはいつまでたっても、オムツにしたがる。
そもそも、ウンチが出たことを教えてくれない…
そんな場合は、別にトイトレがイヤだ!という単純な気持ちではなく、
便秘のせいで、本当にウンチを出すのがイヤな可能性があります。
お子さんの「便秘」チェックポイント
お子さんにも「便秘」の基準がちゃんとあります。
細かい内容はこちらに記載しましたが、
ざっくりいうと…
●1週間に2回以下しか、ウンチが出ない
●ウンチを出す時に痛がる
●硬い便が出る
●トイレが詰まるくらい大きな便がでたことがある
●便を我慢して足を交差させる姿勢をとる
こんなところが、便秘のチェックポイントです。
トイトレの最中、2〜4歳ころは、世界的にも「みんな便秘になりやすい時期」と言われています。
お子さんのウンチのペースや硬さなど、今一度チェックできるといいですね。
便秘の薬は、クセになりません。
水分や食物繊維を取らせてみようと思っても、
思い通りに食べてくれないのが、子ども。
でも、そもそも、こうした生活習慣でどこまで便秘が改善できるかは、
小児の領域ではエビデンス(医学的な証拠)が無いんでしたね。
お子さんの便秘に、唯一、
医学的な効果が示されているのは「便秘の処方薬」。
粉やシロップなど、様々な種類があります。
また、何より良いのは「薬はクセにならない」ということ。
便秘の薬を飲んでいると、
やがて、便秘の薬がないと、
ウンチが出ない体質になってしまうんじゃないか…
と心配される声も多く聞きますが、
これは心配いりません。
「便秘薬がクセにならない」というのは
便秘のガイドラインにもきちんと記載されています。
便秘かな?と思ったら、
まずは小児科を受診するのがベストなんですね。
トイトレというと、つい成功した!失敗した…などにとらわれがちですが、
便秘のチェックもお忘れなく!
というtipsをご紹介しました。
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