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初めての海外が単独留学というプチ冒険①御伽噺のような世界

2014年3月の始め。大学2年生の春休みを満喫中だった私は、イギリスの首都ロンドンにあるヒースロー空港に降り立った。

ヒースロー空港到着

母「これは20歳の成人祝いだからね!お金が足りなくなったら遠慮なく連絡しなさい。楽しむことが大事だからね!」
夢だった語学留学が決まった時、母親からはこう言われた。あまりにも高価すぎる成人祝いだった。

拙い英語で入国審査を突破し、なんとか語学学校の送迎担当者と合流、ホームステイ先へ。ホストマザーに自己紹介し洗濯やシャワーなどの説明。日本語が一切使えない空間に戸惑いながら、なんとか理解し少し雑談した後就寝した。

次の日語学学校へ登校初日。イギリスの街並みを見るのはこの時が初めてだった。ヒースローについた時は夜だったことに加えて、緊張していて周りの景色を見る余裕は全くなかったからである。

ドキドキしながら家の外に出ると目に飛び込んできたのは、まるで小さい頃に本で読んだ御伽噺のような風景だった。色が日本と違う、レンガが多い、煙突がある、本当に赤いダブルデッカーが走ってる!!!最近の口語言葉で言うと「まじでヨーロッパじゃん・・・」と言う世界だった。日本に住んでいるとなかなか目にしないであろう光景が見渡す限りどこまでも続いていた。

これから始まるロンドン生活に心躍らせた最初の瞬間だった。

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