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あやまらない人

「あやまらない人」について
書いてみたいと思う。

あやまらない人によって
苦しめられている人がいること

「あやまらない」から
損をしている人がいること
知って欲しいと思う。

会社で問題を起こす人
周りの人を傷つけているのに気づかない人の
特徴だなぁ・・・と感じることに
「あやまらない」特性があると
最近、強く、強く想う。

例えば、下記①②のような例

① 上司が部下に対して改善点を伝える時
② 上司が、他の社員から Aさんの
「こういうところで業務上困っている」という
事実を伝えられ
その内容をしっかり確認したうえで
その事実をAさんに伝える時

上記の①②のようなことを
上司から伝えられると
伝えられた部下・Aさんは

◆まず、謝るのではなく
・その話しを誰がしていたのか?
・みんなそう思っているのか?
・他の人も「こういうことをしているじゃないか」

↑ このように上司に部下から話すケースが多い

⇒ 周りに矢印を向ける
⇒ 言い訳をする
⇒ 自分の主張をする

つまり、自分は悪くないという
自分に矢印を向けるのではなく
周りに矢印を向ける。

自分の保身に走るケースが多いと感じる。

自分が合っているか?間違っているか?
そんなに重要なのか?

自分の行動によって、そう思われてしまった
もしくは、そう思わせてしまったなら

自分に非があるか?ないか?ではなく
まず、事実を受け止め、あやまることが
人として大切ではないか?

「皆さんにそんな風に感じさせてしまって
申し訳ありませんでした」

って、どうして、あやまれないのか?


何で、最初に言い訳をしたり
自分の感情を上司に伝えるんだろう?

部下は、気づいていないと思うけれど

上司は、部下に言いにくいことを
伝えなくてはならなかったり
他の社員を代表して
本当なら言いたくないことを伝える時

苦しみを感じている。
多大なるストレスを受けている。
時には、お腹を壊してしまうこともある。

前日から、明日、部下(Aさん)に話そうと思うと
そのストレスで眠れなくって・・・

どうやって伝えようって
何度もシュミレーションして・・・

私のような人間に何度も相談して・・・
その日を迎えているんだ。

知らないと思うけど、
上司だって「伝える」ストレスで
食事もできていなかったり、

自分が感情的なっちゃだめだって
自分を押さえたり、

お腹が痛くなったり、
頭が痛くなったりしてる。

みんなには、見せていないけれど、
上司も弱さのある人間なんだってこと
気づいてほしい。


上司は、職場改善のために
頑張っている部下のために

問題があれば
自分が全責任を負うつもりで

みんなの働きやすい環境を守るために
矢表に立っている。


私は顧問契約している
会社のカウンセラーとして
社長や幹部のみなさんのそばにいて
痛いほど、その痛みが分かる。


苦しいことを伝えなくてはならない
立場に立たされて

そんな嫌なこと伝えないでいられるなら
そのほうがいいに決まっている。

でも、組織の成長のため
本人の成長のため
自分の心と身体を犠牲にして

最後は、これは自分自身の
「自己成長だ」と自分に言い聞かせ

その大きなストレスと逃げずに戦っている。

平気な人なんていない。

無関心でいられるなら、その方がよっぽど楽。

何かしてもらったら
「ありがとう」
自分が悪いことしたら
「ごめんね」
こんなこと幼稚園でも小学校でも
子どもたちに教えている。
どうして、大人になると言えなくなるんだろう?

今、職場環境を観ていて
会社の風土を守る時

この「ありがとう」「ごめんなさい」が
素直に心から言えるだけで

どれだけ風土が変わるだろうという
シーンを感じることが多い。

大切な人に対して
見えないところで支えて頂いていることを
忘れないで欲しい。

もっと言うと、そういう上司の心を
感じて欲しいし
気づいてほしい。

私たちは、
誰もが1人では生きていない。

必ずあなたを
支えてくれている人が周りにいて
私たちは、ここに
立っていることができている。

何かあったら
一方向から物事を考えるのではなく

違う方向から見て
なぜ、相手がこの言葉を伝えているのか?

ちょっとだけ
立ち止まって感情を横に置いて
考えて欲しいと思う。

自分に矢印を向けてみて欲しい。
自分は、できていたのか?
できていないことがあって当たり前。

それを認めて
進んだほうが心はきっと楽になる。

あやまらなくてはならないことが
起こったのは、失敗ではない。

その会社で働くための
職業人として生きていくための
成長に必ず繋がっていくと思う。

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