見出し画像

「盗作」

自分にしか書けない文章やエッセイを書きたいな。

ヨルシカさんの「盗作」を聴くと、
特に歌詞を見ると、
僭越ながら、自分がやりたいことがn-bunaさんと似ているのではないかと感じる。

盗んできたものや借りてきたものなんかじゃない。
自分だけの言葉で自分の見たことや感じたことを表現したい。

盗作/ヨルシカ (一部抜粋)

嗚呼、何かが足りない。
これだけ盗んだのに少しも満たされない。
上面の言葉一つじゃ満たされない。
愛が知りたい。金が足りない。
この妬みを満たすくらい美しいものを知りたい。

この歌をふと聴きたくなることがあるから、そう実感する機会が定期的に訪れる。

結局、
「世の中ほぼ全ての物事が借り物なんだ。」
「もっと言えば、盗んできたものなんだ。」
と、n-bunaさんに気付かされる。


ジャンルは違えど、みんな共感を求めて、自分の心を満たしてくれるような作品を探索する。

だけど、本当の本当に自分に共感して、自分の心を満たせるのは自分だけだ。

自分だけにしか創り出せない作品だと思う。


どんなに素晴らしいと思える作品も、それが他の人が作ったものであれば、受け手である自分はどこかすり合わせにいっているような気がする。

考えていること感じていることが、自分と少しくらい違っていれど、勝手にスルースキルが働き、この作り手は自分と同じ思いなんだ、という共感の錯覚が生じる。

盗作の歌詞を見たとき、
「これは自分か?!」と
まるで自分の頭の中を覗かれて、それを具現化してくれたのではないかという衝撃を受けた。自分の全てをこの人が体現してくれたと思った。

だけど、先述したように、みんな知らず知らずのうちに自分に折り合いをつけて、この歌のメロディから歌詞まで丸々全て大好きだと自分に思い込ませているのだと思う。


僕は何にも縛られない自分だけの作品を作りたい。地位とか名誉とか時代とか、あの人だから良いとか、みんなが良いと思っているから良いとかじゃなく、本質を見て個人個人が自分の意思で素晴らしいと思ってくれるような作品を創りたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?