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「今日は何して遊ぼうか?」保育士的遊びの発想を共有💡 1つの素材から一緒に遊びを作ってみましょう!

🧩「今日は何して遊ぼうか?」

子どもと一緒に遊ぶとき、
どんなことをして遊んでいますか?

おもちゃを手にとった時に
「これどうやって遊ぶんだろう?」と、
説明書を読んだり、
遊び方を確認することがありますよね。

子どもと遊ぶときは遊び方も発想も自由。

保育士の仕事は
素材を何かに見立てて、
子どもと遊びを構築することが業務の一環です。

子どもの年齢、指先や体幹、
情緒などの発達の状況、
個々の理解度、遊ぶ人数などを見て
一人ひとりの遊びを保障しながら、
ふさわしい遊びを
提供したり一緒に考えたり、
そっと用意しておいたりします。

今回はある素材を使って
「保育士なら子どもとどう遊ぶか?」
という保育士の発想を紹介します。

1つの素材でどう遊ぶか、
という発想を一緒に膨らませてみましょう!

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お題の素材はなんでもよいのですが、
今回は100円ショップダイソーで
子どもの遊び用に買った
こちらのガーデニング用の石(たぶん)を
使って遊びを考えてみましょう!

きれいで手に取りたくなるので、
遊びの素材として、
おもちゃ箱に置いておくだけで、
子どもが自由に遊びを考えつきそうですね!

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1色28個くらい入っています。

こちらは遊びに使う場合、
踏んだら痛いので、気をつけてください。


【誤嚥の可能性もあるので、
 対象は3,4歳以上になります】


では、さっそくどんな遊びができるかみてみましょう!

🧩遊び① 並べる

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🧩その1 色別に並べる

同じ個数なので、
きれいに並べるとだいたい同じ長さになりますね。


同じ長さかどうかを調べるには
出発点もそろえなければなりません。
先走りはせず、
子どもの発想を待ちながら
最初の3つくらいを揃えてあげると、
なにか法則性に気づく子が出てくるかもしれません。

「ひとつの石が線になった♪」
「いくつ並んでいるのかな?」
「長く並べるにはどうしたらいいのか?」

と、数やかたち、
長さの違いに気がつくきっかけになります✨

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🧩その2 色を変えながら並べる

色の配置を自分で考えながら並べます。
一色ずつ変えて並べてみたり、
好きな色を固めても面白いですね。
「2色ずつ並べようかなー」
と、法則性を自分で考えることも
できるようになっていきます。

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🧩その3 数に対応させて並べる

「〇つずつになっているね」
と知らせていくと、
数の認識が高まります。

何個グループがいくつあるのか?
グループを合わせるといくつなのか?
掛け算の概念の芽生えにもつながります。
中央を揃えて、上から1つ 2つ 3つ…と並べていくと、
ピラミッドのかたちにもなりますね。

数とかたちの関係に気づくきっかけに✨

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🧩その4 円にして並べる

並べ方は直線だけではありません。
円にしてならべたり、
四角いかたちをつくってみたり、
並べるかたちを考えるのも遊びの一環✨

色の組み合わせとかたちを自分で考える遊び、
こちらはデザインする力を高まっていきます。

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🧩その5 かたちをアレンジする

石を並べて
なにかをつくるの遊びも面白いです。

顔をつくってみたり、
星や家や木などのかたちをつくったり、
かたちをデザインする遊びは
想像性が身につきますね✨

初めは
『補助線を床に引いておいて、
その上に自分で選んだ色の石を並べると
何かのかたちになる』
というのも
自分でかたちをつくる入門編として良いですね✨

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🧩遊び② まぜる

🧩その6 1つだけ違う色をまぜる

1色だけ、ちがう色の石をまぜます。
すると、どんな遊びができるでしょうか?

たとえば…
器に入れて
くじ引き遊びを楽しむことができます。


『今日の運勢は…?』と、くじ引きをする。
1/2よりも、1/5の方がスリルがある。
じゃあ1/10で引けるかな?
と、確率を上下させることで
こちらも数字の学びを体験できますね✨

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🧩その7 ごちゃまぜにする

今度は3色まぜて遊びます。
どんな遊びができるでしょうか。

たとえば…
6人がいたら、
3色×2つずつの6つを袋に入れて
目をつぶってひとり1つだけとる。
すると、同じ色の人とのペア遊びができます。
こちらは実際に
大人のワークショップの導入でも使われています。

お風呂に沈めて、
宝さがしゲームも楽しめます。

足で拾ったり、
手で拾うために顔を水に近づけたり、
ゲーム感覚で水に慣れ親しみ、
指先の運動
ができちゃいます✨

宝さがしゲームは、室内でも楽しめます。
子どもは、
部屋のどこに隠すと見つからないのか
ここはすぐにばれそうだな、
などを自分で考えはじめます。

こちらは
想像する力と
相手の立場にたって考える経験できますね✨

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🧩遊び③ はじく

🧩その8 指ではじいてあてる
指ではじいて
遠くにある石をめがけて当てるゲーム
もできます。

指先の感覚や
力のコントロールが身につきますね。


ひとつ当てたら連続でもう一回チャンス!
だんだんと距離をのばしていく!

など、ゲーム性があるとますます楽しめます✨

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🧩遊び④ 競う

🧩その9 相手と石をとりあって遊ぶ

相手と石の数を揃えて対戦ゲームも楽しめます。

じゃんけんで勝ったら相手の石をゲット!
にらめっこで笑わせたらゲット!

など、

自分の手持ちの石の増減は、
とてもスリルを感じます。

負けないようにできる工夫を感がることや
あといくつとられたら負けなのかなど

未来を予想するきっかけになりますね!

…と、こんな感じで、
1つの素材を使って
9通りの遊びを考えることができました✨

家にある素材で何ができるのか、
どんな遊びができるのか、
どんな効果があるのか、
既存の1通りしかないゲームや
おもちゃに頼らず、

自分で考えてみる、子どもと考えてみるのも
たまにはよい時間になると思います!

🧩おわりに

「子どもがただ遊んでいる」のではなく、
遊んでいるなかで
子どもにいったい何が身についているのか、
保育士、幼稚園教諭は
何を学ばせようとしているのか、
今回を機会に
少しでも理解を深めていただければうれしいです✨

読んでいただきありがとうございました✨


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