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夢に負けないように

――あなたは、夢を口に出すことを怖いと感じますか。



はじめまして、爽香さわか なこといいます。

21卒の社会人1年目です。

文章を考えることが好きで、自分が書いた文章を誰かに楽しんで読んでもらうことが大好きです。

……と、noteユーザーにありがちなことを述べつつ、本題に入っていこうと思います。

冒頭の投げかけ、私の答えはずっと「はい」でした。

先述のとおり、私は文章を書くことが学生時代からずっと好きでした。感想文や小論文、小説に至るまで、とにかく自分で文章を考えて書くことに楽しさを見出していました。特に小説については、小説投稿サイトに自分が書いたものを載せていて、それを読んだ方から感想をいただくと嬉しさのあまり浮かれてしまうこともしばしば。

私、作家になる!

そう夢を描いたのは、中学3年生の時でした。


もちろん、簡単なことではないと分かっていました。当時の私は、ただの中学生。授業を受けて勉強をして、部活動に精を出して、帰宅したら小説を書く……そんな生活を続けながら、プロと並ぶような作品を書けるでしょうか。世界はそう甘くはありません。

当時の私は、出版社が主催する公募の賞を獲り、その出版社から本を出すというルートを考えていました。そのために、規定の文量(10万字くらい)をクリアする作品を書き、賞に応募することを目標としていました。


そうして執筆活動を続けていましたが、私は「周りに合わせて」、「夢を叶えられなかった時のために」と理由をつけ、就職活動をすることに決めました。大学1年生、秋のことです。

実は、それまでになんやかんやあって、夢を叶える機会はあったのです。しかし、私はそれを手放してきました。

身内にバレたらマズい!!!!
そんな理由でした。

今更何を……と思いますよね。私も今ではそう思います。その考えに至ったのは、親からインターネットの使用を禁止されていた中学〜高校時代に、小説投稿サイトに小説を載せていたことが大きいです。作家になりたいと親へ言うためには、そのあたりのことを話さないといけなかったので。バレて怒られたらどうしようって、いつも頭の片隅で中学生の私が怯えていました。

そして何より、自信がありませんでした。

「本当に自分は文章を書いて食べていけるの?」
「周りとは明らかに違う人生を歩んだら、周りからどう思われる?」
「社会のレールを外れることになるけど大丈夫なの?」

夢を口に出すことが怖くて、そんな自分が情けなくて。

そして昨年、2020年が終わりに近付いて来た頃。就職活動をしていた大学4年生の私は、内定をいただきました。

そこでやっと気付いたのです。

私は作家になりたかったのに、何してんだろ……

今までの自分の執筆活動を振り返ると、自信を持ってもよかったと思う場面がいくつかありました。ありがたいことに、フリーライターとしてお金をいただいていたのに。なんで、私は……。

ようやく、私は家族に自分の今までの執筆活動(全部ではない)と自分が叶えたい夢を言うことができました。……が、当然のことのように私の両親は、内定を承諾するように言いました。それと同時に、「なこが作家になりたいなんて知らなかった」、「ライターとしてお金をもらってるなんて知らなかった」とも言っていました。

もし、もっと早くから自分のやりたいことを周りに言っていたら。

……もし、自分の夢を口に出せていたら。

あの時は、何度も悔やみました。

怒られるのが怖い、社会のレールから外れるのが怖い。そうやって自分を縛りつけていたのは、自分自身だ。


それから、1年。

私は今、あの時の内定先で働いています。誤解のないように言っておくと、自分でその道を選びました。それについてはまた今度。

正直、思うところはあります。それでも、なんとか働いています。

そんな生活の中、諦められないわだかまりが日常の陰からチラついています。

私の書いた文章で、誰かを楽しませたい。

その目標をーー夢を、私は叶えたい。


そうして、noteを始めました(こんな文章の終わりにnote投稿理由書くやついるか?)

日常の記録や私自身の気持ちをつらつらと言葉にしていこうと思っています。私の書いた文章が、誰かの目に入って。そして、心に留まってくれたら嬉しいです。

私はもう、夢を口に出すことは怖くない!
職場の人以外には!(笑)

冒頭の投げかけに、自信を持って「いいえ」と答えられますように。

自分自身が描いた夢は大きいけれど、夢に負けないように頑張っていこうと思います。そんな決意の初回投稿でした。

大真面目に書いていたら、とんでもない文章量になってしまいました……(笑)
次回は軽めの話題と量にするつもりです。

どうぞよろしくお願いします。

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