爽香 なこ

自分の気持ちを捨てないでいて。 *エッセイ・詩

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夢に負けないように

――あなたは、夢を口に出すことを怖いと感じますか。 はじめまして、爽香 なこといいます。 21卒の社会人1年目です。 文章を考えることが好きで、自分が書いた文章を誰かに楽しんで読んでもらうことが大好きです。 ……と、noteユーザーにありがちなことを述べつつ、本題に入っていこうと思います。 冒頭の投げかけ、私の答えはずっと「はい」でした。 先述のとおり、私は文章を書くことが学生時代からずっと好きでした。感想文や小論文、小説に至るまで、とにかく自分で文章を考えて書く

    • 2023年ふりかえり【後編】

      こんばんは、爽香 なこです。 2023年のふりかえりも後半戦です。 前半戦はこちら↓ それでは、続きを綴っていきます。 ④ダイエットした 結果を先にいうと、MAX体重からマイナス9kg……! こう書くと、 「一体どんな体型なんだい。身長と元の体重を書かないと始まらないじゃないか」 と言われそうですが、まだ目標の体重と体型に達していなくて書くのは恥ずかしいのでやめておきます。 コロナ禍の巣ごもりにより外での運動習慣がなくなって増え、その2年後に退職関係のストレスで増

      • 2023年ふりかえり【前編】

        おひさしぶりです。爽香 なこです。 最後の投稿から1年が過ぎ、気付けばもう2024年2月半ばでございます。 最後の投稿が↓なので、私にとっての2023年はnoteに何も書かれていません。 2024年はゆる〜く思いのままに、そして楽しくnoteを書いていけたらなと思います。 さて、それでは2023年を振り返っていきましょう。 1.私にとっての2023年は 一言で表すならズバリ、「挑戦」です。 もちろん、それまでの年も様々な物事に挑戦しながらこの人生を過ごしてきました

        • 退職前夜

          こんばんは、爽香 なこです。 検索からこのnoteを見つけてくださった方はきっと、「仕事辞めようかな」と考えている方や、「そろそろ退職だなぁ」とカレンダーを見て退職日までカウントダウンをしている方だと思います。 心がそわそわとして、落ち着かない。そんな時に、ススーッとスクロールして読んでいただけたら幸いです。 「この人はこんな気持ちだったのか」 と参考にしてください。 さて、本題に入ります。 私、爽香 なこは、今月末をもって新卒で入った職場を退職します。 退職理由

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        夢に負けないように

          「自分の形を保つために」

          本当は、不安で仕方がなかった。 自分を取り繕うには、だいぶ擦り切れてしまっている。 何が正解かは分からない。 今置かれている状況を正しく理解出来る人なんていないのだから。 それでいいのかもしれない。 どんどんと擦り切れていく自分。 擦り切れているうちはまだ大丈夫。 何かを根拠に言っているわけではないけれど、形が残っているうちはなんとかなると思っている。 いつか全てが擦り切れてしまった時、私はもういないということになる。 「それでいいのかもしれない」なんて、それこそ取り

          「自分の形を保つために」

          「吐露したものは飲み込めない」

          嫌なことがあった。 だから壁にぶちまけた。 誰かに見て欲しい。 誰かの目に留まって欲しい。 そう考えるのはどうにも浅はかで、見た人がどう思うかを考慮していない。 いざ、誰かの目に触れた時、その人はどう思うのだろうか。 思いがけない通知が心に突き刺さって、ジリジリと痛みが身体中を広がっていく。 その名は「良心」。 心配、励まし、同調。 良心から来ているその言葉は、何も考えていなかった私を突き刺していく。 ごめんなさい。 私はもう大人なのに。 何も考えられなくてごめんなさい

          「吐露したものは飲み込めない」

          「早起きできた日〜推しが5時15分に配信すると聞いて〜」

          あさがきた じりりりりりり めをさます ぼんやりとただ てんじょうを ながめてみては けいたいを てにとると目が 冴えてくる 今は何時だ もう5時だ 推しが言ってた 朝配信を するからと 休みだからまあ 起きようか 朝活なんて 思いつつ 昨日アラーム かけたんだ 電気をつけた 白い部屋 明かりがパッと 広がって 朝が来たんだ と再確認 配信は まだ始まって ないみたい 配信観たら もう1度 布団に入って 2度寝するかな 2022/10/17 爽香 なこ

          「早起きできた日〜推しが5時15分に配信すると聞いて〜」

          小説って何のために読むの?

          こんにちは、爽香 なこです。 先日、仕事で上司にこんなことを言われました。 「小説って、非日常を楽しむためのものだよね」 自分の身の回りでは絶対に起こらないであろう事象を物語の中で楽しむ。そう上司は言っていました。 その時、私はすぐに自分の中でこの考えを噛み砕くことができなくて、同意ができなくて。貼り付けた笑みで、「そうですよね〜」なんて返事をヘラヘラ。 あなたはどうでしょうか。 何のために小説を読みますか。 しばらくの間、私はその言葉が頭の中でぐるぐると回ってい

          小説って何のために読むの?

          「遅延した飛行機」

          闇の中を往く 遅延した飛行機 暗い海の中を往く潜水艦のよう そこにあるのは ただの轟音 気流に抗う 遅延した飛行機 乗客たちは揺られて眠る ゆめが覚めたら 空の旅はもう終わり ーー2022/8/4 爽香 なこの携帯のメモより

          「遅延した飛行機」

          私の痛みは私が決める

          ーー自分の好きなところってなんだろう。 こんばんは、爽香 なこ です。 突然ではありますが、小学生の頃、私は自分のことが好きではありませんでした。 顔、性格、学力、運動能力……挙げたらキリがありません。 きっかけはだいたい「誰かに指摘されたから」。今まで目に見えていなかったことでも、他人に指摘された途端にその部分を認識して意識しまうようなことはありませんか。私にはそんな感覚だったように思います。 1.あなたにとっては小さいことでも ①妬み嫉みは心と記憶に深く突き刺さ

          私の痛みは私が決める

          「限りある時間は自分の選択で消費されていく」

          1度組織へと放り出されてしまえば、社会という名の縄でがんじがらめになって、そう簡単には脱出できなくなる。 好きを表立って言えなくなって、どんどん自分の中に押し殺して、苦しさのあまり耐えることにエネルギーを使ってしまう。 エネルギーは有限だ。 蓄えるためには少しのエネルギーを使わなくてはいけなくて。でも、そのエネルギーでさえ耐えることに使ってしまって。エネルギーをチャージするための癒しにさえ、足が向かない。 こんな生活をいつまで続けるのだろう。 少しでも気力が残ってい

          「限りある時間は自分の選択で消費されていく」

          「おやすみ」の魔法

          ーーあなたは最近、「おやすみ」って言いましたか? こんばんは、爽香 なこ です。 先日、人と連絡を取っていてふと気付いたことがあります。 1人暮らしだと、「おやすみ」って言う機会があまりない!? 実家にいた頃は、寝る前に家族に言っていました。 「おやすみ」 と。 でも、1人暮らしだと誰かと一緒にいたり、寝る直前に誰かとやり取りをしたりしない限りは、 「おやすみ」 なんて言いませんよね。 私は寝る前に電話をすることがほとんどありません。海外に住んでいる友人と通話する

          「おやすみ」の魔法

          「私に似た誰かが、いるような気がする」

          私に似た誰かが、いるような気がする。 ずっと、頭の中で映画のように記憶が再生されて、遠いようで見たことがある景色をただただ見つめる。 あれは、私だ。 自分のこのどうしようもない感覚が、当たり前にならないように。 どうか、私が私でいられるように。 自分の記憶の中にいる自分が、まるで知らない人のようだ。 人に囲まれ、当たり障りのない言葉を紡いでいる。 1人になれば肩が重くて、なんだか頭が働かない。 どうしたらいいかと戸惑っても、助けを求める言葉が紡げない。 その

          「私に似た誰かが、いるような気がする」

          「私は、過去に夢を見る」

          私は、過去に夢を見る。 人生の岐路で、並べられた選択肢。 私が選ばなかった道では、どんなことが待っていたのだろうか。 進んだ道の途中、ひそひそ聞こえる噂話。 隣の道の明るい話。 それはまるで、後出しジャンケンのよう。 私は進む。自分が選んだ道を。 私は目指す。分岐した道の合流地点を。 必死に、ただひたすら前だけを見て、走り続けて。 足がもつれて倒れ込む。 起き上がって周りを見ると、そこは暗闇。先の見えない暗い道。ほんのわずかな光が差し込んでいるのかもしれない。行き止ま

          「私は、過去に夢を見る」

          2021年ふりかえり

          こんばんは、爽香 なこです。 年末はバタバタとしていて、「もう大晦日かぁ……」といった気持ちです。実家に戻ってきて、やっと落ち着いたのか落ち着いていないのか、それも分からないような感じではありますが、今夜はゆっくり過ごそうと思います。年末のバタバタについてはいずれ書ける時が来たら書きますね。 みなさんはどうお過ごしでしょうか。 さて、標題のとおり2021年を振り返っていこうと思います。 まあ、なんといっても大学卒業ですね。 今年の3月に、関東にある私立大学を卒業しまし

          2021年ふりかえり

          就活難航女にぶっ刺さった映画「花束みたいな恋をした」

          こんにちは、爽香 なこです。 私は今年の春に大学を卒業したいわゆる21卒の人間なのですが、21卒界隈ではおそらく世間とはちょっと違う感じで「花束みたいな恋をした」が話題になっていました。 標題のとおり、就職活動が難航していた私ですが、それについてはこちらをどうぞ。 「花束みたいな恋をした」についてはこちらを。 今回はそんな「花束みたいな恋をした」を観た感想や、観た時に思ったことを書いていこうと思います。 ※以下、ネタバレを含みます 1.観たきっかけ単刀

          就活難航女にぶっ刺さった映画「花束みたいな恋をした」