退職前夜
こんばんは、爽香 なこです。
検索からこのnoteを見つけてくださった方はきっと、「仕事辞めようかな」と考えている方や、「そろそろ退職だなぁ」とカレンダーを見て退職日までカウントダウンをしている方だと思います。
心がそわそわとして、落ち着かない。そんな時に、ススーッとスクロールして読んでいただけたら幸いです。
「この人はこんな気持ちだったのか」
と参考にしてください。
さて、本題に入ります。
私、爽香 なこは、今月末をもって新卒で入った職場を退職します。
退職理由は1つではありませんが、ポジティブな面で言うと、やりたいことがあるからです。
ネガティブな面で言うと、
・やりたいことができないと分かったから
・給料が思ったよりもなくて生活の収支が常にマイナスだから
このあたりが大きな理由となります。
一般的な企業に勤めていたら、きっとポジティブな面での理由はそもそもなかったと思います。
現職に就いたからこそ、実現が難しいことを知ることができました。その事柄について書くことがまだできませんが、いずれ書けたらいいなと思っています。
収支のマイナスについては、私が豪遊していたわけではありませんが、収入に見合った生活をしていなかったという自覚はあります。
長くなりますが、残業の話をします。飛ばしていただいても構いません。
私は大学卒業まで、実家にいました。サラリーマンの父と専業主婦の母、そして妹の4人暮らしです。
父はいつも朝早くに家を出て、夜遅くに帰宅。
その姿をずっと見ていた私は、
「社会人になったら自分もこうなるだろうな」
とぼんやりと考えていました。
現職に就いた際、私は残業地獄を覚悟していました。しかし、私の職場ではなんと残業がNG。
なんで皆定時で帰るの?
ブラック企業勤めの父を世間の基準にしてしまっていた私は、意味が分かりませんでした。
私の職場は人員不足により、1人あたりの業務量がそこそこありました。入って間もなかった私は、仕事を覚えるのに精一杯で、どうしても早く業務を終わらせることができません。そのため、定時で上がらなければいけないことが苦痛で、いつも「終わらない終わらない終わらない!」と心の中で叫びながら業務にあたっていた記憶があります。
今から考えても、新人が定時に終わるような業務量ではありません。それでもなんとかやりきったのは、我ながら偉いと思います。あの時の自分を褒めてあげたい。
そうしてノー残業で迎えた2回目の給料日(初任給の額は元から分かっていた)、初任給とほとんど変わりませんでした。それはそうですよね、残業代がないので。基本給+手当から諸々を引かれた金額ということに変わりはありません。
初めは、学生時代の貯金を切り崩して生活していました。それがなくなると、ボーナスを切り崩しました。しかし、途中で恐ろしいことに気付きます。
「月の収入より支出の方が多いのでは……?」
就職活動時、私は残業代ありきで生活の想定をしていました。残業地獄を覚悟していたくらいですからね。全額出るようなホワイトなところだとは思っていませんでしたが、せめて半額くらいは出してくれるだろうと思いながら受けていたのです。
さすがに仕事をだらだらとやって時間を引き伸ばすような給料泥棒をするつもりはなく、せめて仕事のキリの良いところまで残業したいと考えていました。
私は毎日半泣きで業務時間中になんとか業務を終わらせ、定時で退勤。どうしても急ぎのものが終わらずに残業の申請をして5時間近く残ったこともありました。しかしながら後日上司から「承認できない」と言われて申請書類は消され、結果的にサビ残になりました。
この業務量が異常だと知ったのは半年後の秋の研修時です。
他部署の人が研修の講師に来て、業務の説明をしている時に、
「この業務やったことある人?」
と聞いた時に私を含め数人が手を挙げると、講師が、
「1年目なのにやっているの!?」
と驚いたことにより発覚しました。それから聞き取り調査みたいなものがありましたね……遠い昔のようです。
一方、同期たちは自分のペースで仕事をしながら、定時を過ぎたらキリの良いところまで仕事を進める人が多い印象でした。残業代目当てではなくても、私も自分のペースで仕事をしたかったです。ずっと詰め込み、詰め込み、詰め込み……と暇になることはほとんどありませんでした。段々と、残業代云々よりも時間の足りなさに焦りが出て、サビ残でもいいから残って仕事をさせてくれと思い始めたくらいです。
こうして、収支はマイナス、仕事は詰め込み放題、やりたいことはできないの3コンボで退職を考えます。いや、正確には退職自体は入る前から考えていて、細かな退職時期を考えたのがこのあたりでした。
2022年出勤2日目の1月4日(3日が仕事始めだった)、
「今年の12月に退職する」
と決め、1年間全力ダッシュ。
10月に退職願を提出すると、それからの2ヶ月間は光の速さで過ぎていき、あっという間に退職前夜。
業務が終わらないどころかどんどんと増えていくため、有給消化をしない選択をして今日まで勤務してきました。「20日も有給あるのにもったいない」と友人に言われて、私もそのとおりだとは思いましたがどうにもなりませんでした。
来月以降、人員不足により先輩に迷惑をかけてしまうことが申し訳ない限り。そう思いながら退職願を出したのですが、私が抜けた穴に非正規の方が3人入るらしいです。え、3人?
色々ぐちゃぐちゃと考えてはしまうけれど、この1年9ヶ月は私にとっていい経験になったと思います。でもまさか、事務職の枠で採用されたのに、事務職と専門職を兼職になるなんて思いもしませんでしたがね! まあ何事も経験です。
知らない土地にやってきて、本当によく頑張ったと思います。おつかれさま、私。
今は退職前夜、明日は最後の出勤日。おそらく正規雇用で働くのはこれが最後になりそうなので、しっかりと噛み締めてきます。
本記事を読んでくださっているあなたも、いつもお疲れ様です。
「退職前夜」と調べてこの記事に辿り着いた方、どんな思いで今を過ごしていますか。
私は案外、落ち着いているような気分です。まだあまり実感がないのか、そわそわしていません。ただ、明日どうやって職場の人に挨拶するか考えると憂鬱になります(笑)
あと、職場用にお菓子を買ってきたのですが、取引先の人に渡すことを忘れていて、明らかに数が足りません。今から買いに行っても、もうお菓子屋さんは閉まっているので残念ながら詰みです。
退職日がまだの方は、挨拶用のお菓子は多めにを心がけてください……私のようにならないでください……!
あとお菓子の賞味期限や消費期限は1週間以上先のものにしましょう! 特に年末年始は出勤がまばらになりがちなので、渡す時に相手が不在の可能性もあります。年が明けてからでも食べられるものをおすすめします。
謎のアドバイスというか、反面教師の発言というか、そういうものをしてしまいました。
どうか、モヤモヤを残さないように退職をしたいものです。
私にしては珍しく長ったらしく書いてしまいましたが、そろそろ終わりにします。
明日の最終勤務に向けて、あとはゆっくり……はできません! 職場に返すものの整理を今からします(遅)
退職前夜もバタバタの爽香 なこでした。
最後まで頑張ります
チャンチャン。
夢に向かって。
爽香 なこ
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