君と僕の世界は【掌編小説】
「僕と君とは、持っている世界がぜんぜん違う。
僕は、君のようには作れない。
君も、僕のものは作れない。
ライバルって喧嘩するかい? 嫉妬もするのだろうか。
それでも僕は、君の世界が好きだよ。
応援してる。いつもエールと拍手を送っているよ。
きれいごとの意見かもしれないけどね」
ほら、僕は偽善者だからさ。と彼はシニカルな笑みを浮かべたけれど。
あの時の言葉は本心だったと、わたしは今でも思っている。
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こちらはTwitterの 140字小説( https://twitter.com/asakawario/status/1352598024468328448?s=19
) を再掲したものです。
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