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認知症 第63話(赤いきつね)
インスタントのカップ麺、赤いきつね(うどん)を作っても食べずに外に捨てられている事が多くなった。
うどんのカップ麺は、蕎麦やヌードル系より麺が太いためお湯を入れてから5分待って完成になるが、お湯を入れたら待ちきれずにすぐに食べるので、麺が硬いみたいだ。
外で待ってるカラスが食べる頃には食べ頃になってると思う。
認知症 第62話(水洗トイレがゴミ箱に)
前日にバナナの皮をトイレに流して詰まらせた父親は翌日また何かをトイレに捨てて水を流して出てきた。
何を捨ててきたのか確認すると、嘘か本当かわからないがティッシュを捨ててきたと。
「トイレにティッシュとか流しちゃ詰まるからダメだよ。昨日バナナの皮をトイレに詰まらせたばかりでしょ。」
「あぁそうなの」
他人事のような返事で、この先憂鬱になった。
認知症 第61話(ペヤングソースやきそば)
以前はカップやきそばを自分で作って食べていたが、今は作っても全て庭に投げ捨てているのでカラスとお友達になってるようだ。
標準的な作り方は、お湯を入れて3分後にお湯を捨て、ソースを入れてかき混ぜるのだが・・・
変わった作り方は、ソースを入れてからお湯を入れてるらしく、味が無くて捨ててるのだと思う。
自分でできる事が日を追うごとに減ってきている。その分、周りにいる人が日を追うごとに増えてきている。
こ
認知症 第57話(塩分取り過ぎ)
食卓塩のビンの入れ物から塩を手のひらに出しては舐めている父親の姿をよく目にします。塩を舐めるヤギと同じじゃないかと思いつつ
1か月前ぐらいに食卓塩を買ってきて欲しいと頼まれ、新しい食卓塩を渡してありましたが、今はほとんど無くなっています。
食卓塩のビンには100g入っていたので、30日で割ると㏠あたり3.3g。
その他の塩分は、3食の食事(9g)、味噌汁2~3杯(5g)、お菓子(1g)と仮定すると
認知症 第56話(今川焼)
父親は突然、今川焼が食べたいからクルマを出してくれと言ってきた。
たまたまスーパーで買ってきた冷凍の今川焼があったのでレンジで温めて出した。
お店で焼いてるのを買いに行こうと思ったらしいが、冷凍でもお店と同じかそれより安いぐらいの80円ぐらいで買える事を教えてあげると、そんなに高いのかと驚いていた。
いつの時代の値段が記憶から出てきたのだろう?おそらく30円ぐらいの時代なのかもしれない。
認知症 第53話(季節外れの服装)
昨日から雪模様の天気で雪景色となった今日、
ワイシャツ1枚で腕まくりして玄関の外へ出て行った。
暖かい日はジャンパーを着て外へ出ます。
これは一般的に知られている認知症の行動です。
自分もいつかは・・・気を付けないとですね。
認知症 第52話(排水しない風呂)
入らない風呂にたまに入った後、風呂に蓋をしたままの日が続く。
何日も風呂に入らなかった体が浸かったお湯が、長期間放置されたままになっていると水も腐ってとんでもない事になっている。
もったいないから沸かしなおして入ろうとしているのか。
忘れてしまう人は直ぐに片づけて欲しいが、何をやるのも面倒がってすぐにやらない。
でも食べる事だけは面倒がらない。今日も仏壇の食べ物がまた無くなった。