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【サトヤマカイギ開催レポート@白山市白峰地域】白山手取川ジオパーク世界認定記念事業白山の標高2,400mにある白山室堂を舞台に「白山サトヤマカイギ奉納祭」を開催

 経済・環境・社会が調和した地域社会を実現するための活動を行う一般社団法人サトヤマカイギは、8月25日から27日までの3日間、石川県白山市白峰地域及び霊峰白山の標高2400mにある白山室堂を舞台に、日本の精神文化である山岳信仰の精神を体感できる事業「白山サトヤマカイギ奉納祭」を開催しました。

 サトヤマカイギはこれまで持続的な地域のあり方を追求することを目的に、多様なバックグラウンドを持つ参加者同士がビジネスアイデアの創出等を行う会議、アイデアソンをはじめとしたイベントを日本各地で開催してきました。このイベントでは、地域の若者や事業者などが連携しやすくなる雰囲気づくりを行うと同時に、地域独自の文化や自然の魅力を掘り起こし新たな価値の創造を企図する事で、参加者達が自発的に個性的で魅力的な地域づくりを行うことを目指しております。そして、このような活動を次世代に繋いでいくことで、持続的な地域社会・日本社会の実現に向けて取り組んでおります。

 2023年5月24日に、霊峰白山を含む手取川地域をエリアとする白山手取川ジオパークが国連教育科学文化機関(ユネスコ)から世界ジオパークに認定されました。霊峰白山では人々が古来より自然崇拝・山岳信仰の考えに基づき、自然の循環を大切にし山の恵みに感謝しながら生活する事で、経済・環境・社会の調和を図りつないできました。

 今回,、能楽や弓取式などの日本伝統と、白山登山やご来光の参拝などから古来から続く自然崇拝・山岳信仰の文化を体感し、自然と繋がる大切さを再認識するきっかけを創出するというテーマのもと、各プログラムを開催しました。

~一日目~
■白山比咩神社参拝
白山サトヤマカイギ奉納祭1日目のオープニングでは、山岳信仰の歴史のある白山比咩神社に参拝しました。

■サトヤマカイギ概要説明
サトヤマカイギ 1 日目のオープニングでは、当社代表の高志保が、4,000 年にわたり続いた縄文時代の思想やSDGs の本質的な考え方を踏まえたこれからの時代に求められる思考のあり方について説明を行いました。
関連学ワークショップでは金沢工業大学の宮下教授が提唱する「関連学」という、地域を構成する一つ一つの要素の本質を捉え、それぞれの関係性を読み取り、地域課題解決のアイデアを創出する独自のフレームワークについての説明を行いました。

■能「羽衣」
白山高山植物園駐車場の特設舞台にて、観世流能楽師の松木千俊様が能「羽衣」を披露しました。
能楽の舞台には松の絵が描かれた板があり、神仏の依代として松に対し演目を行うことが従来の形式ですが、今回は霊峰白山である神仏の依代を舞台の正面として、観客に背を向けた形式で演目を行いました。

~二日目~
■室堂でのシンポジウム
各グループに分かれて室堂を目指し登山をしました。
室堂にて慶応技術大学文学部の荒谷大輔教授、弊社代表理事の高志保、宮下教授とシンポジウムにて、現代の日本社会での働き方に対する潜在意識についての議論が行われました。

■日本相撲協会の講演
日本相撲協会社会貢献部の三保ヶ関親方が相撲の観点から日本の精神文化である山岳信仰の精神について講演し、当社代表理事の高志保、宮下教授とトークセッションを行いました。

~三日目~
■献歌「君が代」
霊峰白山の頂上にて祝詞を行い、日の出とともにオペラ歌手の鈴木慶江さんによる君が代を拝聴しました。

■白山サトヤマカイギ芸術祭
霊峰白山から下山後に、白峰地域にて白山サトヤマカイギ奉納祭と同時開催している「白山サトヤマカイギ芸術祭」でのアート作品の鑑賞をしました。

8月25日から27日まで開催していた白山サトヤマカイギ芸術祭では、石川県白山市白峰の地域住民の協力のもと、寺などの白峰の歴史を体感できる建造物で、若い世代のアーティスト達が制作したVR書道やNFTアート作品等が展示される他、高校生の合同演奏会や対談イベントが行われました。

■弓取式
最後のプログラムとして白峰地域の八坂神社にて、日本相撲協会の力士による弓取式を行いました。
弓取式は相撲興行にて、優勝力士が賞として弓を受ける際の儀式であり、従来は場所中の毎日、結びの一番の勝者に代わって力士が行います。

■白山サトヤマカイギ奉納祭を終えて
白山サトヤマカイギ奉納祭を通して、日本の精神文化である山岳信仰の精神を伝播し、次世代に繋いでいくことで、持続的な地域社会・日本社会の実現に向けて取り組んでおります。
サトヤマカイギは単発の事業ではなく、各地域で開催を予定しております。次回のサトヤマカイギは地域課題解決型のアイデアソンとして2023年11月に静岡県伊東市伊豆高原エリアで開催予定です。

[当社代表理事プロフィール]
一般社団法人サトヤマカイギ 代表理事 高志保 博孝
大阪大学大学院修了後、リーマン・ブラザーズに入社し、金利デリバティブトレーダーに従事。その後、外資系証券会社を経て、2018年に㈱スマートホテルソリューションズを設立し、代表取締役に就任。現在、ホテルの非接触システムの販売および開発を行うと同時に、DXやAI化の先にある地域経済の持続性や、豊かさを追求した地方創生事業にも注力する。

[会社概要]
会社名:一般社団法人サトヤマカイギ http://satoyamakaigi.com/
本社:〒920-2501石川県白山市白峰ロ131
営業所:〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目17−19ARビルディング4F
代表者:代表理事 高志保 博孝
事業内容:地域連携のサポート、若者の地域創生やデジタル活動の支援、ミートアップやワークショップの開催

本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人サトヤマカイギ 広報担当 小田
(事務局:スマートホテルソリューションズ)
TEL:045(577)0499 MAIL:info@satoyamakaigi.com


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