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家無し宿暮らしな「新生活」-Week 6

非常にまずい。何がまずいって、東京に戻ってきてからちょっと仕事が忙しくなりすぎて、年始旅行の記憶が薄れていってるんです。そんな薄っぺらい記憶の中からどのように何を書き出せばよいというのか、とか考えていたら実際、長野編に関してはもう下書きに保存していた。つまり、長野編のみはなんだかリアルに読めてしまうかもしれない割に、他の部分は内容が薄く物足りないかもしれない。けれど一つだけ大事なことは、まだ私には家が無くて家を借りる気もないってわけで、そんな風にどこまでも続くよ人生は。

Day 41~の様子

まずは京都最終日編から。続いて長野編、そして東京に戻ってきて東京は世界の中心編。どうぞ。

最終日以外の京都記録はこちら↓から。

京都最終日編

京都最終日はチェックアウトして京都駅にスーツケースを置き去りにしてから河原町に戻る感じで。午前中Lenでちょっと作業をして正午過ぎに集合。

散々お世話になったLenともお別れ。
四月は泊まりに来ます。

Subaという立ち食い蕎麦屋で腹ごしらえしようとしたら12時半前には五度見するくらいに長蛇の列。ならばと踵を返し「하하하 (ははは)」で韓国スープランチを。

染み渡り方が二日酔い専用機的と言えるほど深いのでここのスープを飲むために二日酔いになっておくべきほど。今回はまるで二日酔いではなく清々しく頂いた。

それから「喫茶 百景」で珈琲を。2日前に飲み屋で出会ったバイブスの良い方が働いていたので遊びに来た形。東京から京都に来て1年ちょっとなんだって。バイタリティとカフェインを取り込んで、午前中作業していたLenに戻る。

友人二人が「サウナの梅湯」に行っている間にまた少しだけ作業。隙間時間の使い方だけが上手くなってゆく。大人になるってそういうことなんだろうけれど。まぁ隙間時間にやることと言っても、仕事しかないんだけど。マッチングアプリ登録して隙間時間にこつこつスワイプとかしてみたいな。そういう素敵な人生の道筋って、どこで見失ったんだろう。

90分ほど経って二人が戻ってきたのでLenでワインを一本。そちらを含め最終日に飲んだワイン群の記録はこちら↓から。

それから「Suba」に再チャレ。17時過ぎ、全然並んでなかった。むしろ六度見しちゃうほど並んでなかった。かといって並んでいた人達より自分達の方が幸せだとは限らないのが、家訓にしてもいいレベルで重要なポイントです。

溢れる前提のおつゆが愛

それからどうしても行きたかったお店「四富会館 清水」へ。元恋人と前回行った時は「親に挨拶するかどうかグズグズしてる」話を前々回行った時にしてたことを店主が覚えてくれてた事に感動したので、今回は「親に挨拶するかどうかグズグズしていたら別れた」という報告に。回りくどく良い報告ができました。

威風堂々としたカツも愛

清水でも結構飲んだけどカツサンドも食べたから、なんとなく胃袋がちょうど良くなって。そして友人がお金を下ろすタイミングでようやく京都らしい写真が撮れました!

お金をおろしている友人とは入氏。入氏との濃密な時間は前回にも綴っているので、Subaの蕎麦汁より溢れてて清水のカツよりも大きな愛を目撃すべく、再読を推奨します↓。

結婚を前提とした交際を続けられずに別れた卑小な人間(私)と、いつの間にか運命的に結婚してた偉大な友人(入)が、「親に挨拶するかどうかグズグズしてる」話をした飲み屋で一緒に飲んだのって、絶妙に感慨深いですね。完敗だけど感無量的な。負けてもいいから、感動はしていたい。

入氏とはPayPayでもやり取りするほどの仲だ

そしてカツサンド以降に起こった京都最終夜の諸事は、下記ナチュラルワイン記録↓に記した通りです。

長野への夜行バスに乗る前。マジでこんな写真撮った覚えがない。12時過ぎから22時まで緩やかとはいえ飲み続け、最後の方は結構ペースも上がって相当に酔っ払っていた。ていうか「グッドナイト・スウィートドリームス」の階は確か南北通路の一個上の階で、無駄に上がって颯爽と降りて戻った記憶だけはある。相当に酔っ払ってたらしいね。キュートだ。


長野編(マイナス6度の昧爽)

長野では友人Dの実家にお邪魔することになる。

6時20分に夜行バスは長野駅付近に到着。7時にBECK'S COFFEE SHOPが開くことは知っていたので、40分ほど時間を潰さないといけないが、私にはすでに完璧なプランがあった…というわけではないが、かじかんだ手でコンタクトレンズを装着して駅の中に入ったあたりですでに5分が経過。

駅の反対側にある公衆トイレに向かう。その途中で素晴らしい休憩スポットを見つけた

鳥たちが騒がしいマイナス6度の昧爽

こんなに広い公衆電話ボックスならば、スーツケースも問題なく持ち込めて電話をしながら時間を潰せる。とりあえずトイレに向かう。すでに時刻は6時35分。

もし便座が温かいのならば、ずっと座っていてもいいなと思う。もし便座が温かいのならば、今年はできるだけ人に優しくしよう…便座は温かかった。これは、ここにずっと座っているのもアリだな。ここに座り続けてたら人に優しくする必要もないしな…。

TwitterとNoteをいじっているうちに時刻は6時50分に。ありがとうウォーム便座君。私は威勢良く立ち上がりトイレを後にする。先ほど見つけた電話ボックスへと向かい、扉を押して中に入る。引いて入ったんだっけな。よく覚えていないが、押したか引いたか、二つに一つだ。

そして私は気付いてしまう。電話をかける相手なんて誰もいないことに。仕方がないから自分の携帯に電話をかける。マイナス6度の昧爽、自分と対話をするには打って付けの機会じゃないか。

私は電話越しに聞こえた神の声に導かれてエスカレーターを上がり、BECK'S COFFEE SHOPに向かった。7時まで後3分。地図を眺めて長野市のゴルフ場の数を数えているうちに、3分なんてあっという間にすぎた。寒さが心配だったが40分の時間潰しは、呆気なく完了。

と同時にDに連絡、すぐに既読がつき返信が帰って来た。なんとついさっきまで長野駅周辺にいて、今最寄り駅までタクシーで帰ったところだという。朝まで飲んでたのかよ。まぁいい。この記事を書けるとこまで書いておこう。多分電話ボックスのくだりとか、後で記すと辛くなりそうだから。

自分何やってんだよって、悲しくなりそうだから。

というところまでを書いて私は在来線に乗り込んだ。そして篠ノ井駅にてDと無事に合流。

てかこの時点で2,300文字超えてるけど、まだ本週の2日目なんだよな。という文章を東日本橋CITANの一階レセプション前のカウンターで書いてるんだけど、宿泊者専用スペースの外国人達の声がイヤフォンにて結構な音量で流してるAkonを余裕で上回ってくるものだから、レセプション前に移動した次第。

といった状況説明は正直眠気に対抗するために書いたわけだけど、いかにも外国人の多い宿らしい光景としてベタな感じでアリなのかな。アリとかナシかとかで何書くかとか決めたりしてないんだけど、今後は「家無し宿暮らし記録」の『宿暮らし』的な側面をもっと押し出すようにと、今夜夢で誰かに罵倒されながら要請を受けたら、そうするとは思う。

続く上記ツイートは古参ファンに対するサービスという形。元々は毎日何時に排泄したのかという「うんこ記録アカウント」でしたから。なんでそんな記録をとっていたのかなんて、私にも分からないんです。多分昔便秘だったから、便秘じゃなくなった現在の自分があまりにも誇らしかったんだと思う。

それが突然、たかが家無し宿暮らしの記録用に乗っ取られなんて、納得いっていない人も多いとは思う。まぁ私自身が一番納得してないんだよ、実は。でも常に自分自身と闘ってるってことだけは分かってほしい。

そんなわけで長野1日目は友人の実家で暖かく過ごしましたとさ。

よし、1日を1行でまとめられたぞ。ペースアップの機運が高まった。

と思ったら書き忘れていたことが一つ。Dの父親が営む「みんなの食堂 じゅん」について。

下記は私が書かされたお店のレビューである。これで将来的に土地が貰えそう。

カレー
カレーTシャツ
将来土地を獲得するためのレビュー

Day 43は上田市の「Fika」さんを訪れたので、そこまで短くまとめられないな。高まった機運がだだ下がり。いや、よく考えたらどうせ次の「最近飲んだナチュラルワイン」でワインについては記すから、大丈夫だ。

これにて長野滞在記録終了!!高まった機運を無事回収!!

とここで、Fikaから帰ってきた夜の重要な事件のことを一つだけ。つまるところFika前のランチで食べた蕎麦の量があまりにも多くてFikaの料理を空腹で楽しめたわけではなく、最後の方はDの分も無理して食べたら、その夜寝てる時に吐き気を催して階下のトイレに駆け込むべく立ち上がったんだけど、部屋の扉の位置が分かんなくなって、ずっとクローゼットの扉をガチャガチャやって部屋から出れずにパニック状態で「ヤバいヤバい」って叫んでたらDを起こしちゃって怖い思いさせちゃった、そしてなんとか見つけた部屋の扉が開かれて20段くらいある階段をほぼ3歩で駆け下りてトイレ入って、もうその後のことは覚えていません。

なんだかこうして綺麗な駅の写真を撮って投稿して清々しく長野県に別れを告げたら、前日の真夜中に吐き気を催してパニクって扉の位置が分かんなくてクローゼットの扉をガンガン叩きながら「ヤバいヤバい」って叫んだこととか、本当嘘みたいに思えるものですね。

ここから新幹線で東京に帰ったわけだけど、私はすでに指定席取ってたのにDはチケット買ってなくて「自由席に付き合って」と言われたけど、まぁ昨夜の「Different Door」事件もあるしで断れなかったね。

東京着いたらすぐ16時東日本橋CITANにチェックインして、17時から幡ヶ谷Sanita Tokyoに出勤。怒涛なのが一番なのよ。

東京は世界の中心編

上記トゥイーツからも分かる通り、CITANは実に便利な立地にある。厳密な住所的には大伝馬町だが、「東日本橋」「馬喰横山」「馬喰町」「小伝馬町」の4つの駅が徒歩5分圏内にあり、浅草橋や人形町なども近い。

幡ヶ谷までもたった20分で駅からも近いので通勤もしやすい。通勤までの30分をギリギリまで確実に作業に当てられるのが素晴らしい。無駄なく都市的に生きていく上で、CITANでの生活ほど便利なものはないかもしれない(色々な所を転々とするという「家無し宿暮らし」当初の意図はおそらく崩壊し始めている)。

浜町時代から主にコーヒーとラウンジを利用させてもらっていたが、宿泊するのは初めて。ふとしたことがきっかけで仲良かった友達から恋人になったみたいで、ドキドキする。結婚しよっか。

「勝手が分かっている」ってのは強い。施設のどこに何があるか、どこで何をすれば快適なのか分かってるし、スタッフも顔見知りなので他愛ない会話にも困らない。他愛ない会話を効率よく行って精神の安寧を図る、まさに2020年代らしい生き方を誇り高く実践できるというわけだ。

この段落を書いている今もまだ、外国人宿泊客の笑い声がイヤフォン越しに響いている。正直今月は外国人観光客を対象としたツアーガイドの仕事のシフトを入れすぎたせいで、観光客という種族に対して食傷気味な感覚もあるのだけれど、つまり東京は世界の中心なわけだし、というか幡ヶ谷バーのBossは東京に5年住んでる米国人なわけで、東京が世界の中心というより東京という狭い世界しか私の眼中にない、という言い方こそが正解なのだけれど、今回はこの辺で終えて幡ヶ谷出勤します。

ただいま東京!



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