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『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』を読んで。

 企業や商品のブランディングを形にするデザイナーの佐藤可士和氏。著者のクリエィティブな仕事術について。本書の感想を書きます。

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 佐藤可士和(さとうかしわ)氏は1965年生まれ。多摩美術大学を出て博報堂を経て独立。楽天やユニクロのデザインや、アートディレクターとして名を成します。顔写真が載ってますがすごく若く見える方ですね。

 年代的には氷河期以前のバブル世代。当時から改革思考だったとしたら、かなり先鋭的ですね。現代でこそ変化推奨ですが、当時はまだ大勢に乗っていれば、伸びしろがある時代だったでしょうから。

 クリエイティブシンキングとは、前提や条件を疑って仮説を立てること。「本当にそれでいいのか?」と思考を深めます。イエスマンではなれない。アートの世界でも、美とは何か?という根本が問われるそうです。

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 デザインというのは興味深く、前例に倣いつつも、前例を壊すような発想が必要です。コンセプトやテーマが重要で、どうやってそれを表現するか。そしてテーマがきちんと伝わって、評価されないと意味がありません。

 そのためには、普段から記憶に留めておく。アイデアや気付きを。そして人間の根源的である部分に訴えるよう創っていく。リサーチも大事ですが、もっと大事なのは、リアリティによる共感

【まとめ】
・前提を疑って考える。
・日常で気づきを集め、共感を生むように作る。


【読書感想文45冊目】


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