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他者とのちがいを知ることは、自分を知るということ

『StrengthsFinder(ストレングス・ファインダ ー)』ってご存知ですか?
少し前に流行ったので、読んだ方も多いかも。書籍についているコードを使って『StrengthsFinder』のページに接続し、WEB上で質問に回答。結果的に、自分の強みが把握できるというものです。これを、個々メンバーの特長を生かしたチームビルディングなどに利用する会社もあるそうです。
(ザックリした説明で、プロの方がお読みになったらゴメンナサイ。)

これは自分を知るためのツールだけれど、1人で試すよりも、他の人がいるからこそ、自分の特性がわかるもんだんだなぁと、弊社2人で実践し、認定コーチの方に解釈や使い方を伺って思いました。

ちなみに私の特性は、
(1)着想
(2)内省
(3)戦略性
(4)最上志向
(5)共感性
でした。

私としては、納得度が高かったのですが、周囲のみなさんどうでしょう?(どこが戦略的なんだ!といったクレームは受け付けません笑)

どの要素も、「あぁッ!」と思い至る点があったのですが、特に「内省」についてはいい意味でも悪い意味でも、「そういうところあるわぁ…」と納得。2人でまったく違う特性が出たので見比べてみて、「え? これみんな普通のことじゃなかったの?」「私だけなの?」みたいなことに気づけておもしろかったです。

この経験から思い至ったのが、
「三四郎の学校」のワークショップでも他者と対話をすることで、結局自分の中にあるものに気づいているな…ということ。
(※三四郎の学校…福岡県みやこ町で、中学生・高校生が地域と世界のこれから、自分たちの将来について考え、語り合います教科書も先生もない、対話をもとに未来を考えるワークショップです。21回目を迎えますが、楽しくて、私はほぼほぼ参加させてもらっています。)

仕事や利害関係なく、それぞれが自分のありのままを語り対話をしていると、思考の手は自分の奥底にグググーっと潜り、自身でも知らなかった「名前のついていない感情」を見つけ出せることがあります

近年、「対話」の活動がひろがりを見せています。
ダイバーシティに向けてとか、創造性を生むためにとか、協働性を養うためとか、その役割はさまざま言われていますが、
結局自分が何者なのかを認知するためのものかもしれないなと思い、私は対話を楽しんでいます。(単なる私見よ。)
少し昔に”自分探し”のために、海外に冒険に出たり、習い事を渡り歩いたりした人々が、「自分は自分のなかにいた!」という本質的な(でも、そりゃそうだ、な)気づきから対話を求めるようになったのかもしれません。

他者との思考や感情の違いを感じたときは、自分の本質に手が伸びるチャンスです。なので、「そのとき、どう思ったの?」「なんで、そうしたの?」「どうして?」とか自分と他者との”差分”を見つけると質問せずにはいられません。これ、衝動です。(職業病?)
「内省」の特性を持つ私は、それが堂々とできる対話の場が、”だから”好きなのかもしれません。

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いつもありがとうございます!スキもコメントもとても励みになります。応援してくださったみなさんに、私の体験や思考から生まれた文章で恩返しをさせてください。