見出し画像

相手にない「自分だけの特別なチカラ」に気づけるか?

母と沖縄北部の潮溜まりツアーに参加。
引潮で、取り残されたさまざまな生物を観察できる。
「海に入らなくても生き物が見られるの?」と思ってしまうが、さすが豊かな海。多くの生物を発見することができるのだ。

そのツアーには、ガイドさんに加えて地元の高校の環境科の生徒たちが2人サポート役として同行していた。(学校現場では最近このように生徒が社会と具体的に関わる場面を増やしている。)
この子たちが、まぁスゴイ!

「これなんだろう?」とつぶやくと、
即座に「これは、○○の赤ちゃんです!大人になると、手のひらくらい大きくなりますよ」とか応えてくれる。
しかも、
「はい! ウツボ取ってきましたよ(手づかみ)」とか言って見せてくれたり、
「あのゾーンはクモヒトデが大量にいます! お楽しみに!」
とか、海の生き物を見慣れていない私たちの心をなんともワクワクさせてくれるのだ。
一緒に参加した子どもたちは、もうすっかり彼らの虜だ。

この高校生にとって、この海も生物も、生まれてから「当たり前にあるもの」だったはずだ。
しかし、
「これを見せたら喜ぶぞ!」
「ここを知りたいはずだ!」
とかいうツボをよくわかっている。
もちろんガイドさんの教育もあるんだろうが、きっとそれだけではない。

高校生の2人は、
自分たちが持っているものにどんな価値があるかを客観的に捉えることができているんだと思う。
彼らが自然にかかわる仕事に就けばもちろん今の経験や知識をそのまま生かすことができるだろうが、
まったく関係ない仕事に就いても、
客観的に、「他の人にはなくて自分が持っているもの(能力・魅力・環境など)」を把握し、それを発揮する力は非常に有効だ

しかも、自分の価値を客観的に把握できれば、自己肯定感も高まるはずだよね。(以前の投稿で書いていた件→コチラ

そんなわけで、
海の生物について高校生と対話をしながら、
求められる力への気づきがあったのでした。
高校教師だった母も、「高校生に教えられる体験」がとても楽しかったみたい。よかった。

【収穫】
・ウニ
・ルリスズメダイ
・レモンスズメダイ
・ハゼ
・クモヒトデ(気持ち悪いので、つまんだだけ)
・各種カニ

シャコとウツボの赤ちゃんは取り逃がしました。


いつもありがとうございます!スキもコメントもとても励みになります。応援してくださったみなさんに、私の体験や思考から生まれた文章で恩返しをさせてください。