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わけのわからない奴になれ。

中川淳一郎さんと登壇させていただいた時に、印象的だったコトバ。

「私はライターです。私は運転手です。私は教師です。私は弁護士です。そんなふうに、私は◯◯ですと一言でいえるような職業はAIに代替される可能性大だ。
じゃあどうすればいいか?
それは、わけのわからない奴になることだ

私はライターで、でも、講演をしたり、ワークショップをしたり、教育業をしていたりしていて、「こんなに仕事をしぼれなくていいものなんだろうか・・・?」と思っていたので、中川さんの一言で、
<そうか、よりわけがわからない奴になればいいのか>と思った。

学校では、よく「将来を考えよう」「やりたいことを決めよう」といわれる。その時に、「私は医者になりたいんで、◯◯大学に進みます」とかいえるクラスメイトは、すごくしっかりして見えるし、優秀に感じるかもしれない。
でも、いまある職業を目指すのは決して得策ではない。
目指すものが固まっていない。それ、万々歳じゃないか。なぜならば、いまのあなたは、100%柔軟に生きられるということを意味するからだ

柔軟さは、予測できない未来に向かって生きていく上で最も重要な力である。

だから、いま確実に未来を決める必要なんてないんだよ。(っていくか、決めても99%変わっていくんだよ。)

でも、「私は人を助ける仕事がしたいな」とか、「私は地域に関わる仕事をしたいな」とか、なんとなく領域で考えておくのはアリ。その領域にある、いろいろな仕事を職場体験なりインターンなりで試してみることができるようになるからだ。

大人はすぐに、「将来はなにになりたいの?」ときくけれど、そのプレッシャー発言に負けて、大してなりたくもない職業名を挙げる必要なんてない。
しなやかに、やりたいことを重ねていくと、「わけのわからない奴」になり、「自分自身」というオリジナルの職業にたどり着くことができるから


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