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NVIDIAのような気になる株や企業は、複数のAIに分析を依頼し、結果を比較してみよう

(表題の上の画像はPerplexityに生成してもらったAIイメージです。)

こんにちは。

前回以下のリンクの投稿にて、PerplexityというAIを使って、高配当ETFの競合分析をした結果をご紹介しました。


「信頼性が高いAIを選んで、株式投資や仕事に活用し、AIとともに自分も成長しよう」
https://note.com/satoshis_ss/n/nf12aa340c973

前回の投稿

Perplexityを使う利点は複数のAIを擁しており、またこちらからの質問に対する回答について、情報源を明確にしてくれることです。

さて、今回はETFではなく、特定企業、それも半導体の花形企業のNVIDIA社の株について、Perplexityに分析依頼をして得た回答をご紹介したいと思います。

今回AIに対してこちらから、回答レポートの構成を具体的に指定してみました。また、同じ依頼をPerplexityを通して複数のAIに訪ね、返ってきた回答を比較してみました。

おや?と思う疑問を感じる回答もあり、改善の余地もありますが、概ね良い感じです。また複数のAIの回答を比較することによって、AIによって視点が微妙に異なることがご理解いただけると思います。

まずは以下が私からAIへの依頼です。AIは英語の方が理解が良いので、前回に続き、今回も英語で依頼してみました。以下が依頼内容の日本語訳です。下にオリジナルの英語の依頼文もつけておきます。

AIへの依頼分の日本語訳
あなたは、株式に特化した最高のアセット・マネージャーの一人です。NVIDIA株を評価し、以下のフォーマットでレポートを書いてください。

1. 要約
2. 過去の業績と過去5年間の業績に対する評価
3. 今後10年間の見通し
4. 競合分析と、営業利益成長性における強みと弱み
5. ヘッジ戦略の推奨-リスクを軽減するために、どの銘柄を買うべきか。

AIへの依頼の日本語訳

実際にAIに依頼した英文

You're one of the best asset managers which particularly specialize in stocks. Would you possibly assess NVIDIA stock and write your evaluation in the following format.

1. Summary of your assessment
2. Historical performance and your evaluation on the past 5 year performance
3. Future prospect of this stock over the next 10 years
4. Competitive analysis and show the strength and weakness in terms of operating income growth potential
5. Hedging strategy recommendation- to ease the risk , what stock should we buy.

Original request to AI

実際にAIから得た回答が以下のとおりです。Chat GPT4、Gemini Pro、Claude2.1の3種類のAIに同じ質問を投げかけた結果の比較一覧表です。なお、Chat GPT4とGemini Proは英語で依頼したのですが日本語で回答してきました。Claude2.1は英語による回答だったため、翻訳アプリで和訳したものを以下の表に反映してあります。

AIごとの項目別回答比較
AIによる回答の比較

全体的にどのAIのレポートもまずまずの出来と思います。ひとつ面白いと思ったのが、2つのAIが同じところで、躓いていたところです。

「3. 今後10年間の見通し」についてChat GPTGemini Proはそれぞれ、「収益成長と収益成長」、「収益と収益」というように、収益が二つ続く不思議な文章になっています。情報元のサイトを確認したところ、正確には、「EPS(一株あたり利益)とRevenue(売上)」でした。この二つのAIは英語の質問に対して、日本語で回答してきたので、英語→日本語の処理の際に「利益と売上」を正確に表現しきれず、収益という言葉に収斂したのでしょう。

もう一点、面白いと思ったのが、最後の「5. ヘッジ戦略の推奨」項目の回答です。Chat GPTGemini Proは「AMDとIntel」株の購入をすることで、NVIDIA株に依存せずにリスク回避になると提案しています。一方で、Claude2.1の提案は「クアルコム」株の購入を提案しています。

どちらのAIも提案と理由を明確にしてくれているので、検討する際の参考になります。

いかがでしたでしょうか。
まだパーフェクトでは無いAIですが、数種類のAIに同じ質問を投げかけ、異なったAI視点の回答を得ることで、間違いも見つけやすく、また得られる情報の幅も広がる可能性があることがわかりました。

個人的には、株式投資のための企業調査をしてくれたり、自身のポートフォリオを客観的にかつ多面的に分析してもらったりと、自分にとってAIは必要不可欠な存在になっています。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

免責事項:
当記事は特定の銘柄の投資を奨励するものではありません。また、内容の正確性を保証するものでもありません。投資はご自身の判断で自己責任でお願いします。

ご参考まで

Perplexityに興味を持たれた方は、ぜひ無料版を試してみてください。
https://www.perplexity.ai/

機能は制限されるものの、サブスクしなくてもAIの回答の情報源がわかる便利さを体感できると思います。用途によっては無料版で十分という方もいらっしゃるでしょう。

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