NVIDIAのような気になる株や企業は、複数のAIに分析を依頼し、結果を比較してみよう
(表題の上の画像はPerplexityに生成してもらったAIイメージです。)
こんにちは。
前回以下のリンクの投稿にて、PerplexityというAIを使って、高配当ETFの競合分析をした結果をご紹介しました。
Perplexityを使う利点は複数のAIを擁しており、またこちらからの質問に対する回答について、情報源を明確にしてくれることです。
さて、今回はETFではなく、特定企業、それも半導体の花形企業のNVIDIA社の株について、Perplexityに分析依頼をして得た回答をご紹介したいと思います。
今回AIに対してこちらから、回答レポートの構成を具体的に指定してみました。また、同じ依頼をPerplexityを通して複数のAIに訪ね、返ってきた回答を比較してみました。
おや?と思う疑問を感じる回答もあり、改善の余地もありますが、概ね良い感じです。また複数のAIの回答を比較することによって、AIによって視点が微妙に異なることがご理解いただけると思います。
まずは以下が私からAIへの依頼です。AIは英語の方が理解が良いので、前回に続き、今回も英語で依頼してみました。以下が依頼内容の日本語訳です。下にオリジナルの英語の依頼文もつけておきます。
実際にAIから得た回答が以下のとおりです。Chat GPT4、Gemini Pro、Claude2.1の3種類のAIに同じ質問を投げかけた結果の比較一覧表です。なお、Chat GPT4とGemini Proは英語で依頼したのですが日本語で回答してきました。Claude2.1は英語による回答だったため、翻訳アプリで和訳したものを以下の表に反映してあります。
全体的にどのAIのレポートもまずまずの出来と思います。ひとつ面白いと思ったのが、2つのAIが同じところで、躓いていたところです。
「3. 今後10年間の見通し」についてChat GPTとGemini Proはそれぞれ、「収益成長と収益成長」、「収益と収益」というように、収益が二つ続く不思議な文章になっています。情報元のサイトを確認したところ、正確には、「EPS(一株あたり利益)とRevenue(売上)」でした。この二つのAIは英語の質問に対して、日本語で回答してきたので、英語→日本語の処理の際に「利益と売上」を正確に表現しきれず、収益という言葉に収斂したのでしょう。
もう一点、面白いと思ったのが、最後の「5. ヘッジ戦略の推奨」項目の回答です。Chat GPTとGemini Proは「AMDとIntel」株の購入をすることで、NVIDIA株に依存せずにリスク回避になると提案しています。一方で、Claude2.1の提案は「クアルコム」株の購入を提案しています。
どちらのAIも提案と理由を明確にしてくれているので、検討する際の参考になります。
いかがでしたでしょうか。
まだパーフェクトでは無いAIですが、数種類のAIに同じ質問を投げかけ、異なったAI視点の回答を得ることで、間違いも見つけやすく、また得られる情報の幅も広がる可能性があることがわかりました。
個人的には、株式投資のための企業調査をしてくれたり、自身のポートフォリオを客観的にかつ多面的に分析してもらったりと、自分にとってAIは必要不可欠な存在になっています。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
免責事項:
当記事は特定の銘柄の投資を奨励するものではありません。また、内容の正確性を保証するものでもありません。投資はご自身の判断で自己責任でお願いします。
ご参考まで
Perplexityに興味を持たれた方は、ぜひ無料版を試してみてください。
https://www.perplexity.ai/
機能は制限されるものの、サブスクしなくてもAIの回答の情報源がわかる便利さを体感できると思います。用途によっては無料版で十分という方もいらっしゃるでしょう。
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