見出し画像

効果的に自身の強み、弱みを知る方法

以前に「弱みを強みにシフトする方法」について投稿しました。

https://note.com/satoshis_ss/n/na02130d1e355

すると、コメント欄にSoy1989mameさんより、「強みと弱みを見つける方法について記事にしてほしい」との、リクエストをいただきました。

確かに本当の意味での自身の強みと弱みというのは、本人だけではわからず、客観的な視点が助けになります。

今日は私が大手米系企業で、管理職だった頃に得た学びについてお話ししたいと思います。

目次
1.客観的視点の重要性
-360度評価
-社外コーチ
2.その他のメソッド一覧
3.まとめ


1.客観的視点の重要性

以前の投稿では、自身の弱みをいかにして強みに変えていくかについて話しました。この時は自身の国語力や文章力の無さを弱みとして認識し、それを逆手にとり、シンプルな文章を書くことにより、誰にでもわかりやすい資料を作るようになれたことをお話ししました。

ただ、これはあくまでも主観的な自分視点で理解した自身の弱みでした。今日は、客観的な視点から自身の弱みを理解した時の話を共有します。

-360度評価

過去に会社で何度か360度評価をうけたことがありましたが、毎回、客観的な視点から自身の弱みを嫌というほど思い知らされました。

例えば、一つは自分が強みと思っていた「聞き手によって、説明の仕方を最適化する能力」です。例えば、社内の経営陣と入社2年目の部下の人とでは同じ提案内容を説明するにしても、視点が異なるため、抽象度を変えて説明する必要があります。

経営陣に対しては、「提案内容とその根拠」に絞ってシンプルに話します。理由は彼らは忙しく時間が限られているため、彼らが意思決定に必要となる情報だけを短い時間で完結に話します。

一方、入社2年目の社員には、「提案内容とその根拠、およびそこに至るまでの詳細な過程」を詳しく話ます。理由は彼/彼女には今後、同様な提案を私に変わってできるようになって欲しいからです。

しかし、この抽象度合いを変えた、粒度を細かくした説明の仕方が、一部の若手社員を傷つけていました。
360度評価のフィードバックの中に、「信頼されていないと感じるほどの詳細説明」「マイクロマネジメント」「人によって説明の仕方や態度が変わる」と散々でした。

私もゆったりと偉そうな話し方をしていたのでしょう。それ以来、若手に対しても概要を説明した上で、質問を受けながら、必要に応じて詳細を説明するスタイルに変更しました。

この経験から、360度評価は客観的に自身の強みや弱みを測る有効なツールと感じました。理由は、匿名という心理的に安全な環境で、あらゆる役職の社員が設問に答えるだけでなく、コメントを交えてフィードバックしてくれるからです。また、具体的な指摘により、改善のために今後どのようなアクションをとるべきかも、想像しやすいと感じました。

-社外コーチ

360度評価以外では社外のコーチから得た気づきやアドバイスが非常に参考になりました。会社が全世界で実施した従業員満足度調査で日本支社のスコアが最低だったことがあります。それを受け、会社が管理職に外部のエグゼクティブコーチをつけました。毎月1時間ほどの1 on 1で、自身の抱えている課題をコーチに説明し、それに対してコーチから質問を受けながら、気づきを得るものでした。

この時期、私は仕事でなかなか結果が出せず、自信を失っており、自分の弱みばかりに囚われていました。例えば、部下の人たちの中に反抗的な人がおり、自分のマネジメント能力の無さを感じていました

ところが、コーチの方は「私は他社の管理職のコーチングもしています。他社と比較すると御社の管理職のレベルは非常に高いし、部下の方へも親身に対応されていると思います。部下の中には上司に甘えている人がいるのでは?」というようなご意見をいただきました。

このような客観的なフィードバックは心強く感じ、助かりました。自分が自信を失っていた時期だったため、何に関しても自分は無能と考える傾向にありました。おそらく、そんな自分に部下の人も、成長機会を感じずに反抗的な対応をしたのでしょう。

コーチからのアドバイスを得てから、自分は部下の人に親身に対応できていると自信を持つようになり、また、彼/彼女らにも難易度の高い課題を与えるようになりました。

この経験から、社外のエグゼクティブコーチは単に客観的な視点からだけでなく、広い視野で他者との相対性も加味してフィードバックを与えてくれるため、自身を理解するのに非常に助かりました。

2.その他のメソッド一覧

前述の360度評価や社外コーチ以外にもいくつかのメソッドがあります。ここでは一つずつ詳細の説明をする代わりに一覧表にまとめましたので、ご参考までにどうぞ。

Satoshi


3.まとめ

いかがでしたでしょうか。
結論としては、自分にとっては上で挙げた360度評価と社外コーチが、自身の強みと弱みを客観的に気づかせてくれたと感じました。

また、一覧表で挙げた方法なども含めて、ご自身の性格や状況に応じた方法を試していただければと思います。参考になれば、幸いです。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ありがとうございます😄