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他人に相談しづらい、自分のキャリアの弱みはAIにアドバイスをもらおう

(上の絵はPerplexityを使って生成したAI画像です。)

よく転職の相談を受けるのですが、誰しも触れられたく無い過去ってあるもの。面接で聞かれたくないんだけど、避けて通れない過去ってありますよね。例えば、履歴書にブランクがある、降格した、休職した、解雇されたなどなど。私は最後の解雇はないですが、それ以外は経験があるので、これらについて質問を受けたら、自分の経験を踏まえてアドバイスします。

ただ、私の経験に基づいたアドバイスなんて、n=1の偏ったもの。こんなときこそ、Web中の情報を駆使してアドバイスしてくれるAIを使わない手はありません。国を超えて、業界を超えた、思いがけない転職アドバイスをもらえるかも。

なお、ここでは個人的にサブスクしている「Perplexity」というAIを使います。
https://www.perplexity.ai/?login-source=signupButton

今日は過去に「降格」させられた経験がある転職希望者のAIへの相談例をご紹介します。本来、AIへの相談は前提条件の設定をできる限り具体的にして質問した方がより、的確なアドバイスを得られるのですが、今回は降格についても、人によって多様な状況が想定されると思うので、幅広にアドバイスをもとめるところから始めます。

質問のステップについては、以下の段階を踏んでいます。幅広に聞いて、だんだんと具体化していく感じです。

1. 一般的な質問
2. 回答に対するさらなる案
3. AIの回答の弱い部分とその対案
4. その対案をさらに具体的に。

しぶとく何度も質問することががポイントです。人が相手だとしつこすぎて嫌がられそうですが、AI相手だと嫌な顔せず、深掘りした質問に対して何度でも回答してくれます。遠慮はいりません。

では過去に会社で役職を「降格」させられたことのある転職相談者について、AIにアドバイスをもらいます。

AIへの質問1 (一般的な幅広な質問)

転職の面接でひとつ懸念点があります。前の会社で降格したことがあります。そのことについて、面接官が抱く懸念点を5つ、また、その5つの懸念点に対して、それぞれ解決策をご提案いただけますか。

AIからの回答1

AIからの回答1:懸念点とその解決策

解説
AIが面接官が懸念するであろう降格の原因となり得る5つの要因を回答してくれています。

例えば、「能力不足」が原因で降格したことであろうことが懸念点となり得るが、解決策としてはその後、研修を受けたり学習したことにより、克服したことを具体的に説明することを挙げています。

次のステップとして、厳しいようですが心を鬼にして、AIには彼らの回答を自己批判してもらい、より良い解決策を依頼してみます。(人相手には言いづらいですよね😅)

AIへの質問2(自己批判と改善策の依頼)
先に挙げられた解決策の弱い部分を教えてください。またより良い改善策を教えてください。

AIからの回答2

AIからの回答2:解決策の弱点と改善案

解説
AIは素直です。自分の意見を正当化して保身に走らず、言われたとおりに、自身の案の弱さを客観的に分析しています。自身の案に具体性が欠けていて説得力がないと結論づけています。

そこで、もう一段掘り下げて質問してみます。

AIへの質問3(具体的な事例を依頼)
改善策について、より具体的な説得力のある例をあげてもらえますか

AIからの回答3

AIからの回答3:より具体的な事例を含んだ解決策

今回はどの解決策についても、「例えば」というフレーズのあとに特定の事例を挙げて説得力を増した回答になっています。能力不足が課題で降格した場合には、「プロジェクト管理の資格をとりその知識を駆使して、プロジェクト実際に完遂した例を上げる」といったアドバイスです。ここまで具体的な例をあげてくれると、転職希望者も自身の回答を考える際に、イメージしやすくなるでしょう。

最後に、一点、今回Perplexityを使っていて面白いと思ったのは、最後の質問に対する回答について、以下のサイトの情報を使っていたことです。

回答3の情報源となるサイト

Perplexityは常に回答に使った情報源を明確にしてくれるのですが、今回は日本語のサイトだけでなく、左端の中国語のサイトも使っていました。このサイトの記事を翻訳アプリで日本語に訳して読んでみましたが、ビジネススキルに関する興味深いものでした。そういった意味では、Perplexityの場合、Web全体から多面的に分析しているといえるでしょう。

以上になります。

転職の準備をしていると、人に相談しづらいこと、なんども質問しづらいことに遭遇することがあるでしょう。そんな時に、AIはよいアドバイザーになってくれるでしょう。自分が納得いくまでしつこく質問しても、嫌な顔一つせずに付き合ってくれます。

ぜひ、AI有効活用してみてください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ご参考まで

Perplexityに興味を持たれた方は、ぜひ無料版を試してみてください。
https://www.perplexity.ai/

機能は制限されるものの、サブスクしなくてもAIの回答の情報源がわかる便利さを体感できると思います。用途によっては無料版で十分という方もいらっしゃるでしょう。


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