見出し画像

2024年新人研修を担当して感じたことを率直に言葉にしてみた

みなさまこんにちは!
4月から複数の会社の新人研修を担当し、有難くも忙しくさせて頂きました。昨年と同様、今年の新人はどうなのよ!?という私が感じた個人的な印象を。
ちなみに昨年はこんな感じでした。

さ、今回も行くぞ~!
テッテレ~!


▼目的を考えるのは好き。目標を立てるのは苦手

目的って抽象度高く居心地の良い言葉なのでそこに触りたがります。では、それを実現をするには、何の目標を立ててどのようにやっていくの?と問うと急に詰まります。
→理想を掲げるのはいいですが、目の前のこともしっかりやりましょう。

▼グレーな領域には踏み込めない

白はOK、黒はNG。それは誰でもわかりますが、グレーな領域は踏み込まず安牌を狙います。
→はっきり言えば、グレーゾーンに踏み込み、のらりくらり仕事をするのが最も成長すると思うのですが、リスクヘッジしすぎですわ。もっと突っ込みましょう。

▼キーワード化・短文化されているがゆえに、わからない

若い人のコミュニケーションは簡素化されているので、彼らが理解し通じていることでもおっさんは分かりません。
→”先ほども申しましたように”と言われても、こちらはその意味が分からないから再度聞いているんだぞ、若者よ。そのコミュニケーションでは、職場では通用せんぞ。

▼正解を求めるクセが強すぎ

ネットで探すのはOKでそれであたかも正解を出しているつもりで入るが、その答えを意味していることは何か、の解釈する力が非常に弱い。
→自分の頭で考え、自分なりの解釈を持つことが大事、間違えることを恐れないで!そもそも、自分なりの解釈を持とうとするそのプロセスこそが正解だから。

▼タイパ・コスパ求めすぎ

原文ママ。
→思考を通したり解釈を持つには苦しさや辛さを伴う。それを避けてありきたりな情報を並べただけなんて、なんの成長もない。そんなのgoogleに任せろ。タイパ・コスパなんてクソくらえ。

▼チームでの結論が毎回ボヤっとしている

協働の際、他者を傷つけない意識が強すぎるがゆえに、前に出ない/出てはいけない雰囲気になる。結果、玉虫色の結論になったり、他者に判断を委ねようとする。全くもって尖りのないプレゼンになる。競争させない/順位を避ける人事もいる、納得感の醸成が大事だ、とか言って。
→まさに、順位のつけない徒競走。競争させなかったり順位をつけないでどうするのさ、人事の皆さん。

▼体力がない

昨年と同じ。まず率直に感じたのはこの点。人によって差はありますが、例えば終日研修をすると15時くらいの休み時間には、机にうつぶせ寝をする方が増えました。
→身体的な体力もありますが、思考の体力(集中力)ももう少し鍛えなければならないと思います。つーか、単純に気合いが足りないよ。

総じてプロ意識が圧倒的に足りない。
だから研修で何とかしてほしいんだよ!という声も聞こえますが、ちょっと待ってよ。1,2日の研修で何とかなったら、そりゃ神ですよ。
そもそもの新人研修の仕組みや仕掛けをどうするのか、新人に向き合う人事の皆さんだけではなくその会社さんのスタンスが問われているわけですよ。それらとうまく連携をしないといけない。ただ研修を並べているだけでは、同じことが来年も起こります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?