サトシ・エクスプレス

東京都内の中高一貫教育校で働くICT支援員。医療事務員→フリーランスのライター・編集者…

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東京都内の中高一貫教育校で働くICT支援員。医療事務員→フリーランスのライター・編集者と経て、五十路の年に教育現場へ。マイクロソフト認定教育イノベーター (MIEE) 2022-2023/ICT支援員能力認定試験。オフタイムには、母校の大学で教員免許取得に向け学習中。

最近の記事

初めての教員向け研修

2月23日(天皇誕生日)からの3連休を前に、初めての教員研修を行った。 3年前の春から働いている職場で、主催も講師も自分という研修は初めて。 先生方には、前日に開かれた職員会議で告知された。果たして出席者が現れるのか疑問だったが、結局2人の先生が会場へ。多くはないが、ゼロよりはずっとマシ。 内容は、先生がWord・Excel・PowerPointのテンプレートを使って生徒達に出した課題を、生徒達から回収する方法について。 Teams上にあるテンプレートのファイルを、生徒

    • MIEEサミット東京で、初めての実践発表にチャレンジ!

      去る12月26日(火)、日本マイクロソフト品川本社にて開かれたMIEEサミット東京に、スピーカーとして参加した。 なぜ実践発表をするのか?今回は、他のMIEEの皆さんの実践発表を聴くだけに留めず、私自身でも実践発表をすることにした。 というのも、実践発表のネタにするにはもってこいの支援を、先月に私自身の発案で行ったばかりだったので。 先生方への働きかけからクロージングまで私がしたし、自分の実践事例として取り上げることには何の問題もない。 それと、この種のイベントで発表の

      • 『コクヨのくふうフェス2023』参戦記

        12月1日(金)から3日(日)まで開かれる、『コクヨのくふうフェス2023』。 ワークショップに参加してきたので、その感想をまとめておきたい。 今回参加したワークショップは、次の二つ。 ●わかる!伝わる!記憶に残る! ワークもライフも豊かになる、セルフマネジメント術 ●手帳はスケジュール管理だけじゃない! ワークもライフも豊かになる、セルフマネジメント術 どちらも300円(税別)の受講費がかかるが、お土産を貰えるなどして元は十分取れる。 参加の動機そもそも、なんでこれら

        • ICT支援員として今思うこと──MIEE2年目を迎えるにあたって

          前回の記事では、マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE)としての1年間の活動を振り返ってきた。 今回は、MIEE2年目というタイミングで、MIEEとは直接関係なしに今の仕事について思うところを率直に述べていきたい。 ICT支援員という仕事から、早く足を洗いたいICT支援員として働いていると、各校のICT支援員を取りまとめる民間企業から、教育現場へのICT導入に向けた営業的な動きを要求される。 その際に、こんなアドバイスを受けたことがあった。 これについて、私に言わ

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          MIEE(マイクロソフト認定教育イノベーター) 2022-2023を振り返って

          ずっとヤキモキしていた、マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE)の更新。 9月6日(水)の朝7時過ぎ、2023-2024シーズンの認定を通知するメールが届いた。やれやれ。 1年目ということで、MIEEのコミュニティや活動の仕方に慣れていくのに精一杯で、Microsoftが望む「周囲の教育者に対する情報発信」があまりできておらず、認定更新は難しいものと思っていた。 それだけに、今回の通知には喜びもひとしお。 このタイミングで、MIEEとして1年間を過ごしてみた感想を、

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          Class Notebook(クラス ノートブック)を学校に定着させるために その3

          前々回(その1)はこちら 前回(その2)はこちら Microsoft 365 Educationを導入している都立学校で働くICT支援員の私が、数あるMicrosoftのサービスの中で利用率が著しく低いClass Notebook(クラス ノートブック)を先生方・生徒達に使ってもらおうと悪戦苦闘する記録です。 年度初めに紙で配布済みの校内無線LANのID・パスワードを改めてClass Notebook上で配布することにより、Class Notebookの認知度を生徒間でア

          Class Notebook(クラス ノートブック)を学校に定着させるために その3

          Class Notebook(クラス ノートブック)を学校に定着させるために その2

          前回の記事はこちら 私が勤務する都立学校でMicrosoft 365 Educationが導入されているにもかかわらず、Class Notebook(クラス ノートブック)の利用はほぼゼロ。 そんな状況を打開すべく起こした、ICT支援員としての行動の記録です。 まずは、Class Notebookを知ってもらう生徒達は、毎日何らかの必要に迫られてMicrosoft Teamsを利用しています。 先生から出される課題に取り組んだり、明日の予定について学級の当番が同級生達に連

          Class Notebook(クラス ノートブック)を学校に定着させるために その2

          Class Notebook(クラス ノートブック)を学校に定着させるために その1

          ICT支援員(東京都教育委員会では「デジタルサポーター」と呼称)として現在の勤務先(都立の中高一貫校)に赴任して、今春で3年目。 デジタルに抵抗のない若手・中堅の先生が多く、何かわからないことがあれば先生同士で教え合う文化があるので、ICT支援員としては仕事が比較的しやすい環境だと思います。 都立学校では、統合型学習支援サービスとしてMicrosoft 365 Educationが導入されており、私の勤務校でも先生・生徒がTeamsやWord・Excel・PowerPoin

          Class Notebook(クラス ノートブック)を学校に定着させるために その1

          「うつ」に優しい眼差しと理解を

          今年最後の三連休を経て、何とか無事に仕事を終えることができた週末。 本来なら解放感やら何やらでホッとしたいところだが、少々モヤッとした気分で過ごしている。 うつ病に対する好奇の目 ある日の「夕方のこと。自席で複数台のパソコンのセットアップ作業をしていたら、前方の席にいる先生(男性)が、何かの雑誌を読んでいた。そこに載っていたのは、うつ病に関する記事。 先生は、それに軽く目を通しながら、少々物珍しげな感じでこんなことを口にしていた。 「こんな病気にかかる人いるのかな~」 「

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          【独り言】Webライターになんてなるもんじゃない

          ICT支援員として働き始めて早2年が経つ私だが、前職は物書き。個人事業主(フリーランス)として、十数年にわたって生計を立ててきた歴史がある。 以下、今の仕事とは直接関係のない内容だけど、このnoteは仕事関連の内容を綴る場所ということにしているので、一つお許し願いたい。 つい最近まで、私はTwitterで、フリーランス協会(一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会)のアカウントをフォローしていた。 すると、タイムラインにWebライターやその卵の

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          再び、ICT支援員への道へ?

          Facebookで、教育とICTとの関わりをテーマとするグループにいくつか参加してみた。 去年の後半を学校のICT支援員として過ごしてきたが、持ち前の知識でどうにか乗り切ってきただけで、「教育とICT」というテーマに関しては知らないことがたくさんある。グループ内の投稿やそこで紹介される記事を読むことで、いろいろと勉強になりそうだ。 そうと決めた訳ではないのだが、おそらく今後は教育の世界でICT支援員として働くことになるかと思う。 思えば、学校のICT支援員という仕事は、

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          自己紹介

           はじめまして、サトシ・エクスプレスと申します。  noteは初めてではなく、既に別名義でアカウントも持っているのですが、ここでは主に自分の仕事について綴ったり情報収集したりしようと思っています。 何者? もともとは、フリーランスのライター・編集者です。  といっても、マニュアル(取扱説明書)や求人広告など、ちょっと特殊なジャンルのコンテンツ制作に携わってきたので、世に言う“フリーライター”のイメージとはちょっと違うと思います。  リーマン・ショックの煽りを受けた休業期間