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MIEE(マイクロソフト認定教育イノベーター) 2022-2023を振り返って

ずっとヤキモキしていた、マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE)の更新。
9月6日(水)の朝7時過ぎ、2023-2024シーズンの認定を通知するメールが届いた。やれやれ。

1年目ということで、MIEEのコミュニティや活動の仕方に慣れていくのに精一杯で、Microsoftが望む「周囲の教育者に対する情報発信」があまりできておらず、認定更新は難しいものと思っていた。
それだけに、今回の通知には喜びもひとしお。

このタイミングで、MIEEとして1年間を過ごしてみた感想を、ちょっと綴ってみる。
これからMIEEを目指す方(特にICT支援員の方)に、多少なりとも参考になればと思う。

(ヘッダーの画像は、2022-2023シーズンの最後のミーティングで頂いたノベルティグッズです)

学びの機会は、かなり多い

月1回開かれるオンラインミーティングでは、さまざまな分野の第一線の方がゲストとして招かれ、スピーカーとして大変有益なお話をされる。

もちろん、個々人の関心や得意なジャンルは人それぞれなので、その内容が実に興味深く思えることもあればそうでないこともあるかもしれない。
私にとっては、何もかもが新鮮で、毎回「学び」があった。

ただ、そこで得たものを自分でさらに深掘りして血や肉にしていくには、時間が足りない。
結局、「あ〜勉強になった!」とその場では感動を覚えても、理解が深まったり実践につなげていったりすることはごくわずかだった。

こういう事態を改善するには、2年3年とMIEEとしての活動を続け、同じようなお話を別の機会にまた伺う機会を伺うしかない。いわゆる螺旋状の学びをすることで、一度聴いた時には理解できなかった内容が二度目にはわかることもあるのではないだろうか。

アワード獲得に対する考え方は人それぞれ

30代と思しき(若手・中堅クラス?)教員の方が、アワード(特に優秀なMIEEに贈られる賞)を受賞していたが、ご本人曰く「受賞を狙っていた」という。

個人的に、この種の賞は日頃の活動の結果として後からついてくるものだと思っていたので、「狙って獲る」という発想自体なかった。

私はガツガツした性格じゃないし、目当てのもの(富・名声・社会的地位・恋愛対象etc.)を貪欲に狙っていくというのは性に合わないので、したい人はそうすればいいと思うものの自分としてはそうする気はない。

ちなみに、受賞者に贈られるのは賞状一枚なんてことはなくて、それなりに魅力的な賞品なので(詳しいことは失念)、それを目当てに受賞を狙ってみるのもアリだろう。

古参の方は近寄りがたい

何年も前からMIEEとして活動を続けてきた方が、「俺のこと知ってるだろう?」と言わんばかりに、ごく簡単な自己紹介しかしないのはどうなんだろう。
まあ、この種のコミュニティにはありがちなことかもしれないけど。

他にも、具体的なことを書くのは避けるけど、“俺ルール”を振りかざす方はちょっと……。

そういうことを気にせず、己の関心に従って活動に取り組んでいけば、そういった方々の存在を気にする必要などないんだが。

ICT支援員同士の交流は難しい

MIEEには私の他にもICT支援員の方が十数名認定されていて、オンライン・対面を問わず接点を持つ機会がある。
率直に言って、その関わりの中から得られたものはほぼ皆無だった。

というのも、一口にICT支援員といっても職場環境や立ち位置が千差万別だから。
具体的には、私のように一つの学校に常駐して仕事をする人間の他に、次のような方がいらっしゃる。

  1. いわゆる巡回型の支援(いくつかの学校を定期的に、週ないし月に何回かのペースで訪問)をされている方

  2. 現場で働く支援員を指導するポジションの方

  3. 専ら特定の分野(代表例:マインクラフト)のみで支援をされている方

3については、ほぼその分野の話しかされない方が実際にいらっしゃって、その道ではエキスパートだったりする。
ところが、私自身その分野には全く関心がなく、これまで働いてきたどの学校でもその分野への取り組みがなかった(=ICT支援員として、知識や技能を現場から求められる機会がない)私にとっては、話題についていこうと努めるのはかなり辛いものがあった。

置かれた境遇が同じであれば、お互いの苦労話などをして共感し合うなどして、明日への活力を得ることもできるはずだが……。

なので、今期はそういった方々との交流はほどほどに留めて、もっと違うことに力を入れていきたいと考えている。

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