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Class Notebook(クラス ノートブック)を学校に定着させるために その1

ICT支援員(東京都教育委員会では「デジタルサポーター」と呼称)として現在の勤務先(都立の中高一貫校)に赴任して、今春で3年目。
デジタルに抵抗のない若手・中堅の先生が多く、何かわからないことがあれば先生同士で教え合う文化があるので、ICT支援員としては仕事が比較的しやすい環境だと思います。

都立学校では、統合型学習支援サービスとしてMicrosoft 365 Educationが導入されており、私の勤務校でも先生・生徒がTeamsやWord・Excel・PowerPointなどを日常的に使っています。

しかし、それらに比べて使用率が著しく低い、Microsoftのツールがありました。
Class Notebookクラス ノートブック)です。

Teamsで、どの学年・学級のチームを見てみても、使用されている痕跡は全くといっていいほどないのが実情でした。

私も、最初は「何なんだろうこれ?」と思いながらスルーしていました。
「先生方が使っていないんだから、それでいいや。ICT支援員として出過ぎた真似をしてもね」という遠慮があったかもしれません。

しかし、他の都立学校から報告される活用事例をいくつか目にするようになり、「このままじゃいかんな」という気持ちが徐々に強くなってきました。

ICT支援員(デジタルサポーター)は、その名のとおり「支援」「サポート」を旨とするポジション。
そうはいっても、専ら先生・生徒の教育活動を見守るのみで、何かあったときにだけ救いの手を差し伸べるというのでは、何のために学校へ働きに来ているのかわかりません。最悪の場合、校内でICTに関するトラブルが何も起きなければ、「ICT支援員なんて居ても居なくても同じ」と言われかねないんです。

そこで私は、Class Notebook(クラス ノートブック)やその大本であるOneNoteについて個人的に調べて、学び、実際に使ってみました。
そうしてClass Notebook(クラス ノートブック)とOneNoteについてある程度の知識や使用スキルを身に付けたうえで、勤務校への展開を図ることにしました。

具体的に何をやったのか、次回以降の原稿で触れていきます。

その2へ続く

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