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お散歩

 先日、子育て真っ最中の女性と話をしました。そのお方は正規社員として外資系の会社に勤めているのですが毎日が忙しく時間が無いあまり、良くないとわかっていても子供が自分で服を着ようとしている時に親が着せてしまったり、時には厳しい言葉で急かしてしまう自分が嫌でたまらない、とのことでした。過去にその方とはドイツの子育てについて語り合ったことがあり、親が命令するのではなく子供に理由を聞かせてやらせる、子供のペースで終わるまで自分でやらせるなど、子育ての理想の姿について話をしていたのですが現実は厳しくできていないと嘆いていました。

「ドイツのダイバーシティ事情」-「ドイツのダイバーシティ その1:子育てと異文化」参照

 理想の子育てって、一体どんなものなんでしょうね。健康で社会に独り立ちできたら、それでいいと思いますけど。結局その女性とは、現代社会においてそのような子供の成長に合わせて親が見守るという理想の子育ては難しい、という意見で一致しました。
 さてお散歩についてですが、ある子育ての本で読んでから心がけていることがあります。それはお散歩など子供と外歩きするときに、親が前を歩くのではなく子供を前に歩かせる、ということです。親が子供の前を歩いていて目を離すと子供はすぐにいなくなります。子供は好奇心の塊なので、周りの楽しそうなものに引き寄せられるからです。子供が視界から消え何度冷や汗を掻いたかわかりません。知らないうちに転んでいた、ということもありました。特に時間のない時など急いでいて、子供に集中できていないときには要注意です。万が一トラブルが起きたことを考えると、手をつないで歩いたほうがよっぽど効率的だったと思います。
 ただし子供を自由に歩かせると、車が多い大通りなどでは逆に危険な場合がありますので、注意が必要です。公園内の散歩や子供が良く知った道など、危険が少ない場所であれば子供は得意になってガイドしてくれると思います。

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